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なくなってしまった景色

私は生活に生業(なりわい)が入り込んだ沿岸漁業の姿がすごく好きでした。
普通に生活しているだけで、働く家族の姿や海を感じられた漁村の生活は、今思えば何にも代えがたい。
にぎやかな漁港も魚や磯の臭いも、生活に織り込まれていたあの頃が懐かしい。
取り戻せないかもしれないと思うと悔しいです。

海と人、漁業と家族が切り離されてしまった今の漁村のでは、新しい暮らしと仕事を模索しなければならない。
この状況に、防災の観点からも危機を感じる。

あちこちで震災報道が流れてて正直疲れ果てているけれど、そんな危機感もあり、今回企画しました。


JF全漁連の広報メディアで特集ー震災から10年

職住一体の「まちづくり」(前編)—事前復興計画という考え方—
職住一体の「まちづくり」(後編)—九鬼漁村の事前復興まちづくり—

このあと12日まで毎日更新します。


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