いつかの子どもたち、そして私のために
「私はあなたが子どもの頃の記憶がない」
これは、私の母の言葉です。
そう。母は私たちが幼いころ、どのように朝を迎えて、何を食べさせて、どのように保育園に送り出し、何して遊ばせていたのか、本当に思い出せないというんです。
かといって、愛情がなかったかというと、決してそうではありません。
両親は私の一番の味方であり、たっぷりの愛情を注いでくれました。
ただただ、慌ただしい日々に追われ、毎日のタスクをこなすのに精一杯だったのでしょう。
「だから、罪滅ぼしじゃないけど、孫