【自分のレシピ①】「真っ白」のわたし。何から、どうやって、はじめたらいい?
今日から綴っていこうと思うのは、自分らしさを見つけて、それをカタチにするまでのレシピみたいな話。
最初は、とりあえずお気に入りの野菜を買って、調味料の効果もわからず、とりあえず入れてみていたわたし。
でも、その結果一つのカタチができてきた(ような気がする)ので、その経験を、ひとつのレシピをつくるように、書いてみようと思いました。
ちなみに、レシピの語源はラテン語の「recipio(レキピオ)」で、「recipio」の意味は「受け取る」なんだそう。
なんだか自分らしさを創っていく作業は、自分に与えられたギフトを受け取る作業みたいだったので、ちょっとシンクロしているなって。
そんな不思議な気持ちで書いています。
***
わたしは5年間勤めた会社を辞めてから、
デンマークに1ヶ月だけ行って、
次の渡航までの半年間、なぜか舞い込んだ業務委託のお仕事をして、
またヨーロッパに4ヶ月行って、、、
その後は、何にも決まっていませんでした。
めちゃくちゃ疲れていたし、本当に何をしたらいいのかわからなかったので、1ヶ月くらい何もしてませんでした。
びっくりするくらいただ「生きてた」だけ。
けれどその状態から、半年後に自分で仕事をつくってみようって思えるまでに回復しました。
今日は、先が見えないながらも一つひとつ取り組んでいた、その期間のことを、そのまま書いてみようと思います。
渡航前にしていた「自分との約束」
実は、2回目の渡航前にたった一つだけ、自分に約束していたことがありました。
それは、「旅から帰ったら、学んできたことをシェアする」ということ。
帰ってきて1か月して、ちょっとずつ体力が復活してきたころ、
ということだけはわかっていたので、「帰ってきたら話を聞きたい!」と言ってくれていた人に声をかけてみました。
そうしたら、ここがいいんじゃない?と、フォルケホイスコーレの先輩がオーナーを務めている北欧カフェを提案してもらえて。
知り合いのツテでつないでもらって、イベントを企画していること、はじめてなので集客がどのくらいできるかわからないことを伝えつつ、貸切の条件について相談してみました。
以前、すでに起業していた先輩に、自分で仕事をはじめるときの最初のステップってなんですか?って聞いたときに、
って言われたのですね。
「カタチのある」「モノ」ならまだしも、「カタチのない」「自分の経験」にお金をもらうってけっこう難しくないですか?
けれど、実際その経験をするには100万円以上のお金がかかっていて、
その経験や気づきには、それ以上の価値があるはずなんですよね。
「何かを通して生まれてくるもの」がそれぞれ違うからこそ、自分が体感する意味があって、周りにも伝えていく意味があるんです。
その意味はわたしもまだ少しずつ理解し始めているところだけれど、価値観を最初に書き換えるきっかけになったのはこのとき。
このシェア会が、わたしにとって、はじめて自分の経験でお金をもらう経験になりました。
新しいわたしに出逢うための実験
もう一つ同時期にやっていたのが、「書くこと」。
と言っても、何かカタチを決めていたわけではなく、ひとまずGoogle ドキュメントに思いつくことを書いていくことにしました。
わたしはけっこう自分の思考でぐるぐるしてしまう人です。
さらに留学でインプット過多になっていたので、まずはそれをどんどん出して、書き留めていった方がいいなって。
頭の中に置いているだけの状態って、現実化しにくいんですよね。
「思っていること」「考えていること」は、言葉にすることで、文字にして書くことで、見える「カタチ」になります。
このステップがめちゃくちゃ大事で、すべてのはじまりだなってわたしは思っています。
(諸説あるけれど、はじめに言葉ありき!)
ちなみに、タイトルには、"new me”ってつけました。
そうしたら、なんだか、新しいわたしに出逢うための実験みたいだなって思って。
ちょっと楽しくなってきたのです。
そこから、ただ白いシートに、
って書きました。
Google ドキュメントなのは、元々使い慣れているということもあるけれど、いちばんは履歴を残しながら、上書きできるから。
自分がいちばん使いやすいツールで良いと思います。
「紙の方がよい」説は強いけれど、わたしはPCのほうがたくさん書けるので、今はその方法を採用しています。
ちなみに、そのとき書いたのはこんなことでした。
加えて、そのときの疑問や思っていることもそのままに書いています。
そこから、1週間に1回くらいそのシートを開いて、思いついたことを書き足していきました。
だんだん未来を描くのが楽しくなってくる
そのうちに、その願いは少しずつ広がっていったんですよね。
この先こんな企画をやってみようかな?っていうアイデアが芽生えてきます。
そんなふうに願いを書き出していくようにしました。
「願い」って育つんですよね。
最初は、もっと拙い言葉でパラパラと書いていたけれど、だんだんまとまって、カタチになってきて。
わたしが望んでいることってこういうことかっていうことがわかってきたのです。
そして、それが相手にとってどういうギフトになるかを考えるうちに、
そんなことに気づきはじめるのです。
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