【自分のレシピ②】真っ白なキャンバスに、わたしだけの「言葉」をのせていく
前回のお話は、ただ真っ白なキャンバスを自分の前に置いた出来事の話。
今日は、そのキャンバスに、言葉をのせていく作業について書いてみようと思います。
そのために必要な行動ってなんだろう
不定期ながら、「書くこと」を続けていたときに起きたこと。
自分のやりたいことがなんとなく見えてきただけでなく、不思議と、
って思うようになってきたのです。
「書くこと」の本質は結局ここにある気がします。
「こんなことやりたい」を膨らませて、具体化して、上書いていく。
おそらく、土台になるものができてくると、あとはそれを積み上げていけばいいだけなのです。
ちなみに、わたしがこのときに描いていた「こんなことやりたい」は、
だったのですが、それをやるためには、
こんな感じで、ただただ自問自答していきます・・・(笑)
可能なら、これは誰かと一緒にやったほうが良いです。
わたしはこのとき、自分のやりたいことを、まだ誰かにシェアする勇気がなくて、かつ自分がプロジェクト企画が好きだったからできた気がするけれど、ぜひ誰かと一緒にやることをおすすめします。
そのほうが、絶対早くて、楽しいから。
そしてそれを得意とする人が、この世界にはいるのだから。
「わたしは誰なんだ・・・。」の壁
というわけで、次にぶち当たったのはこれです。
わたしのことを知ってもらうとしても、わたしのプロフィールをつくるってどうやってやるのかわからない・・・。
SNSをやるにしても、わたしは何を発信したいんだろう・・・。
これ、今まで会社員で働いてきた人が見落としてることな気がします。
だいたいこんな感じで自己紹介してないですか?
わたしはしてました・・・。
わたしはこのときちょうどイベントを始めたころで、はじめましての人に自分を紹介しないといけないタイミングでもあったのです。
今思えば、プロフィールってたぶん、磨くものでしかないんですよね。
最初は、今の自分で書けることを書くしかない。
肩書きとか、めざしているビジョンとか、実績とか。
はじめたばかりの頃はそもそも書けることが少ないので、きっとビジョン多めになると思うのですが、それでいいと思っています。
つたなくてもOKです。みんな、覚えてないですから(笑)
とにかく一度「書いてみる」ことが大事なのだと思います。
ちなみにわたしは、イベントの告知文とかスライドをつくる度にブラッシュアップしていって、半年後くらいにやっと、なんとなく自分でもしっくりくるプロフィールになりました。
そのうち、わたしのイベントを広めてくれる人が出てきたときに、
って聞かれるようになったんですよね。
それでハッとしました。
そこから、Webサイトとか資料をつくることをリアルに考え始めました。
本当に行きあたりバッタリでした。
(これ、マーケターをやってたら絶対わかるはずのことなのに、わからないのが自分の人生なんですよね、、、)
今の自分にできることを書き出していく
いつもわたしたちは、何かを実現するために必要なことを「積み上げ」ようとします。
でも本来やるべきは、今の自分でできることを自分が「受け入れる」こと。
わたしは、まずはじめに、これまでの経歴を書くことからやりました。
大学のこと、会社のこと、所属部署のこと、プロジェクトのこと。あとは持っている資格とか、受講した講座とか、そういうのも全部。
なんなら、印象に残っている経験とかも一緒に書いておくと良いです。
加えて、このときはわたしらしさの本質みたいなことも書いていきました。
それから、自分の周りでよく起きる現象も。
それから、周りの人たちにも、たくさん聞いていくようにしました。
いきなりそんなこと聞くのは勇気がいるし…
そんなこと突然どうやって聞いていいのかわからない。
そんな人もいるかもしれないですが、、(わたしがまさにそうでした。)
全然大丈夫でした。
みんな普通に答えてくれると思います。
楽に聞ける人から聞いていけば良いだけなんです。
聞かないから、教えてくれないだけなんです。
わたしの場合は、
という感じで、わたしが思っていることと同じこともあったけれど、自分が気づいていないこともたくさんありました。
でも、このときに得たいちばんの気づきは、
ということ。
このまま、自分らしく生きることにちゃんと取り組んでみようって、背中を押してもらったような時間でした。
これ、めちゃくちゃパワーをもらえるし、周りの人にとって、自分はこういう存在なんだって見直す機会にもなります。
何より、この質問は基本的に褒められるので、モチベーションが上がるという意味でも、シンプルにおすすめです(笑)
自分らしさを見つけるのは、一人ではできないからこそ、誰かの力をどんどん借りましょ。
もちろん、この先歩みを進めていく中で迷ったりすることはきっとたくさんあるけれど、この作業で出てきたことは自分が立ち戻る先になるので、すごく大切だったなって思っています。
「会いたい人」をリストアップしていく
自分にできることがわかったら、今度は自分にできないこともわかってくるはずなのです。
わたしはできないことを「努力で埋める」という方法を取りがちだったのですが、これをやっているとおそらく一生やりたいことは実現できません、、、
いつまでも「〇〇をやるためには△△の資格をとってから」「〇〇ができるようになったら、自分ではじめよう」のループの中でぐるぐるしているだけになってしまいます。
ここで必要なのは、それを誰かに伝えていく勇気。
これがわたしは言えないから、時間がかかっていました。
あなたがやれないことを、簡単にできてしまう人は、きっと周りにいます。
いなかったら、探せばいいだけなのです。
わたしの場合は、最初こんなことを書いていました。
今思えば、これはまたちょっと違っていて、たぶんわたしに必要だったのは「何かのスキルを持っている人」よりも「純粋にわたしの想いに共感してくれて、一緒に行動してくれる人」でした。
あなたができないことを、「喜び」としてできる人がいます。
わたしは、周りの人たちの素晴らしさを探していく努力を、完全に怠っていたなって思っています。
自分を磨くより大切なことは本当はこっちだった気がします。
そして、この段階でいちばん大きかったのは、だんだんプライドがなくなってきたこと。
「すごいわたし」「優等生のわたし」では、新しいことは始められないって気づいたこと。
これができる人は、わたしよりずっとずっと早く、いろんなことを実現できる可能性を持っていると思います。
「書くこと」の次の魔法は、これじゃないかなって思っています。