未知との遭遇
あまりにも、似つかないかな
わたしこの世界に
なにしにきたんだろ
宇宙船できたはずなのに
記憶がない
漂ってみたけど
人間 わたしにきづかない
ネオンが眩しくて都会は避ける
鳥と、猫と、森にわたしはきづく
だけど少し違くて人と話したくなる
言葉をおぼえて
学校にもかよってみたけど
なんだか息ができなくなって
にげだした。
あぁ、だれかむかえにきてほしい。
わたしの星へ連れ帰ってほしい。
駅員さんに行っても
そんな星どこにもないって
いわれた
駅前でなんだか聞き覚えのある歌が
きこえた
わたしの星の歌に似ているような
懐かしさ。
悲しくも嬉しい。
そんな水色の気持ち。
未知との遭遇。
未知はおもいだす故郷。
この星にいる理由が今、できた。