どうか どうか
女のコは人にやさしく
なれない じぶんが、
大キライでいした。
みんながたのしく笑っていても
ひとりだけひとぼっち
いつもそんな風に
感じていました
みんながやさしくしてくれても
みんなが仲良していても
みんなとおはなししても
そのやさしさをはねのけたい
そんまきもちでいっぱいでした
みんやが仲良くしていても
みんながおはなししていても
じぶんだけつながれない。
かなしくてかなしてく
悔しくて涙が溢れてきました。
なんとかやさしくなろうとしても
なんとかなかよくなろうとしても
なんとかみんなとわらおうとしても
できない
涙があふれて
わらえなくて
こわくて、いつも、ひとりな気がしていました
女のコは
かなしいきもちのまんま
涙がこぼれるまんま
絵をえがきはじめました
きもちとはうらはらに
カラフルなその絵に、なんでだろう?
そうおもいながらも
描き続けました
どうして わたしは
どうして わたしは
どうして わたしは.....
こんなに つめたくて さみしくて
いつも、ひとりぼっちのような
きもちになるんだろう
わたしなんか
わたしなんか
いなくても、いいんだろうなあ
だれもだれも
わたしなんか、ひつようとしていないんだ。
描きながら願いました。
せかいのすみにいるようなキブンの人の中にも
どうかあたたかなきもちが 灯りますように
生きていていいのかわからない
そんなきもちの人にも
じぶんを願えますように
どうか どうか。
人のやさしさを うけとれますように。
みんなが 悲しいおもいをしても
またわらえますように
じぶんのことをだきしめられますように
どうか どうか。 どうか
優しく、なれますように。