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サウナの本場フィンランド研修を経て、蒸は生まれ変わります。

こんにちは!
蒸- 五箇サウナ - スタッフのペイです。

5月の下旬から6月の上旬にかけて、僕らキリとペイは
サウナの本場フィンランドにサウナ研修に行っておりました。


どちらがどちらか、もう分かりますよね?


本場のサウナに入ってみると、多くの改善点が明らかになったと同時に、
蒸-五箇サウナ-のポテンシャルも悪くないということが再確認できました。

ですが、正直なところまだまだだと。もっと良くすることが出来ると。

2人とも痛感した、学び多きフィンランドサウナ研修となりました。


では今回のフィンランドサウナ研修を経て
蒸-五箇サウナ-は今後どう変化していくのか。

もちろん、今の良いところは維持しつつ、時間はかかるかもしれませんが、もっとお客様に居心地の良いサウナを体験していただくために。

数点ですが、今後の方針を発表したいと思います!



1, ディープロウリュの追求


今回、僕ら2人がフィンランドのサウナで感銘を受けたのが、これです。

タンペレにあるラヤポルティという歴史ある公衆サウナに行った際、ここのロウリュした際の空気の流れや、身体にジッとまとわりつくような長い体感を感じるロウリュに感銘を受けました。

この、ロウリュしてから身体全体にゆっくり熱が行き渡り、すぐにその熱が抜けず、まるで蒸気に抱かれているような心地よさを生み出すことを、ディープロウリュと言うみたいです。

日本ではザッと水を掛けて、一気に体感温度が上がるようなサウナが多いですが、ラヤポルティは本当にまろやかで、蒸気の粒も細かく、且つ体感温度もしっかりのサウナでした。(結構マニアックな話ですいません。)

ラヤポルティのアレックスによる講義の様子


サウナストーンの積み方や、使う石の種類などを学びました


ただ熱いだけのサウナではなく、温度も湿度もバッチリとハマったサウナ空間を蒸-五箇サウナ-で表現できたら、、実現するまでにたくさんの課題がありますが、敢えてそこに真剣に向き合い、お?ここのサウナ、なんか他と違ってめっちゃ居心地良い。と言ってもらえるような空間を作り上げます。



2,サウナストーンのメンテナンスの徹底、実験


1番のディープロウリュにも繋がることですが、サウナストーンのメンテナンスを徹底して行います。

今でもメンテナンスDAYを設け、石の掃除等はやっています。
しかし、サウナストーンは大体3ヶ月で変えるのがマストだと学びました。(稼働率などでこの間隔は違うと思います。)


白い斑点が出てしまっている石、替え時の合図みたいです。


しかし、3ヶ月に一度ストーンを変えることは、正直なところかなりのコストが掛かります。

そこで、もう一つ学んできたことを活かしたいと思います。
それは蒸-五箇サウナ-の前を流れる川に流れ着いた石を、サウナストーンとして使えないか。この実験を行うことです。


大小たくさんの石が流れつくんです


フィンランドでは、河岸に流れ着いた石をサウナストーンとして使うことが多いらしく、この点に関しては正直びっくりしました。

蒸では正規のサウナストーンを北欧から取り寄せ使っていたように、ちゃんとした正規のものを絶対に使わないといけないと思っていたからです。

いや、もちろん正規のものを使った方が良いのかもしれません。
ですが、もし目の前の川に流れ着いた石がサウナストーンとして使えるのなら、そこまで大きなコストを掛けずに石の取り換えが頻繁に行えます。

🟰 質の良いロウリュを常に提供することが可能と言うことです。

そこで、蒸の敷地内にかまどを作成し、石の蓄熱や質の実験をまず行いたいと思っております。

適当に川から拾ってきた石をサウナストーンとして使うことは、危険です。
熱に耐えきれず弾けてしまう石もあるように、施設としてそんな危険は犯せません。

なので、まずは僕らスタッフが使える石なのかを精査し、ある程度目処が立てばサウナストーンとして利用していきたいと思っております。

※当分は正規のサウナストーンで稼働予定です。



3、みんなの蒸でのインフィニティチェア提供を徐々に減らします。


もう、日本のサウナ施設では定番となったインフィニティチェア。


どこのサウナ施設にもマストと言って良いほど導入されています。

蒸でも現在6脚所有しており、現在お客様に対してご提供しております。

ですが、フィンランドのサウナにはこういった椅子はありません。

サウナ後にベンチにお客様同士で座り、会話をする。
この光景が、キリペイ共に目指したい世界だなと一致しました。

そこで今後、、
みんなの蒸が、コミュニケーションを創りだす場になってほしいという思いを込めて、月曜はインフィニティチェアを提供を控えることにします。

金土日は完全予約制の貸切で営業していますので、そちらではインフィニティチェアのご提供を継続します。ゆっくりおくつろぎください。

次の記事で、今後のみんなの蒸の運用に関する記事がキリから発表されますので、詳しくはそちらを読んでいただけたら幸いです。

囲炉裏でお客様同士お話しされながらくつろいでいただく、またはベンチをご用意してますので、譲り合って座っていただくという方針に変更させていただきます。

これには色々な意見があると思いますが、ご理解いただけたら嬉しいです。



絞りに絞って3点だけお伝えさせていただきましたが、他にもたくさんアップデートできることはありますし、追求していきたいと思っています。

ソフト面もハード面も、蒸は色んなことに挑戦していきながら、お客様に最高のサウナ体験をしていただけるように努力をし続けたいと思います!

今後とも、蒸-五箇サウナ-をよろしくお願いいたします。

それでは!



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