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大好きな愛犬との思い出話


実家に飼っていたいぬとの最初出会いは
わたしが幼稚園の時、親が里親探しで見つけて茨城に迎えに行ったときだった。

何色の犬とか全く情報を仕入れず親の車に揺られてついた譲渡会。目の前には真っ白なぬいぐるみのようなの子犬がいた。
 もともと雑種とは聞いてたけど、親の代からミックスでもはや何種類混ざっているかは不明、テリア系と、シェルティは入っているらしい…

最初見た時ふわふわで尻尾はくるんとしてて、真っ白で未だかつて見たことのない生物の感じがした。

 姉が小学校1年生で、習いたてだった漢字の「花」から
花と命名される。

小さな頃は元気いっぱいハナ
ぬいぐるみのよう。

奇しくも花はわたしと同じ誕生日で、花は子犬、
わたしも幼稚園生だったので、成長する時間を一緒に過ごしてきた。相棒のような存在だった。

花は真っ白の大きめワンコで実家の田舎では珍しがられていた。近所では白くて中型犬なので、ヤギと間違われる珍事件(?)が発生したりもした。今思い返すと凄い笑える。

キャンプに行った時の凛々しい花

歳を重ねるごとに花は子犬の頃のようなふわふわさを失い、雑巾っぽい感じになっちゃったけど、おとなしくて超可愛かった。弱々しい感じを醸してるところとかも、自分と何かにてたな。よく花をビビらせては怒らせていた。ヒドい。

小学生の頃の花とのエピソードで、すごく強烈なのがある。
母と花と港の近くを散歩した。わたしがリードを持っていたその時、わたしは港のそばの川縁がなぜか気になって覗いてばかりいた。母は背を向けて携帯を触っている。そのすきにあろうことか滑ってわたしは川に落ちた。リードは離さなかったので花が精一杯吠えながらわたしを引きずってくれた。母が気づき、花と共に引きずり上げてくれてなんとか助かった。この時完全にわたしは花に散歩されていた。
花は命の恩犬だね。。あのときは助けてくれてマジでありがとうね。。

 高校生になると学校や部活が忙しくなって、なかなか花と触れ合う機会も減ってしまった。それでも家族とキャンプに一緒に行ったりとか、休日は朝早く一緒に散歩に出かけたりもした。外が暗いうちに2時間くらい散歩したり、夜遅くも河川敷まで散歩して星を見たりとかした。

2018年にわたしは上京する。
その頃くらいからは花はもう足が少しずつ悪くなってたり、体力も衰えてお婆ちゃん犬だった。
寝てることも増えた。でも帰省すると必ず尻尾を振って迎えてくれた。

2019年の秋くらいだろうか。
花の調子が悪く、庭で飼っていたのを家の土間に移動し、常にソファベッドがある環境へ移動した。
花はその頃から認知症のような症状が現れていて、
ぐるぐると同じところを永遠と回り続けて、疲れると寝て、ご飯も食べなかったりとつらそうだった。よく鳴いて何かを訴えることも増えた。花もつらかったろうけど、姉からよくラインが送られてきたのを見ていてわたしも心苦しかった。

時たま帰省しては花を撫でに行った


これは寝てるだけだけどね。かなり弱っていた。

2019年12月
花がもう危ないと家族からラインが来ていた。
ぐるぐると回り続けていたのがまだ元気だったのかもしれない。ついに花は寝たきりになってしまっていた。
体も痩せ細ってた。

2020年、1月9日の寒い朝
姉が花の様子を見に行くと、眠っているかのようだったけど、体を触ると冷たくて、息の根も絶えていたそうだ。静かに花は亡くなった。
丁度コロナ禍で、わたしは最期を見送れなかった。花はワンちゃんたちが眠る共同墓地に埋葬された。あれから4年わたしはお墓参りにも行けてないな


花は私たち家族に色々な思い出を作ってくれた。キャンプに良く行ったし、年1回の家族写真にもちゃんと映ってくれてたね。家族の中でもまた別の存在で、助けられたこともあった。

花がいなくなって愛犬を失う喪失感もあったけれど、花はすっごく長生きして18歳くらいまで生きてくれたから、ほんとに素敵な立派な犬生だったと思う。なので最後は意外と家族みんなしくしく泣き続けるよりは、頑張ったね、花が来てくれてよかったねと送り出した。

わたしはたまに花のこと思い出したりして、懐かしいなあっておもう
花もうちにいたことをたまーに思い出してね〜今年は絶対にお墓参りにいくよ!!






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