はじめての歌会は「中之島歌会」
今夜、生まれてはじめて「歌会」というものに参加した。
今回、参加させてもらったのは、歌人の江戸雪さんが主催する「中之島歌会」。普段は大阪の会場で行われているけれども、ご時世のこともあり、今夜はzoomでの開催。
18時すぎから始まった歌会が、気がつけば21時半を過ぎ、3時間30分を超える集まりに。しかも終始濃密なやりとり。
歌会とはこんなに心地よく疲れるものだったのですね。
参加された方々が提出された短歌も、また皆さんの読み取りや批評もどれもがエキサイティング。過去の「中之島歌会」への感想でどなたかがTwitterで書かれていたと思うけれども、一人ではたどり着けない「読み」に大勢でたどり着いていく感じがあり、これが本当に楽しい。
自分が提出した短歌から、読みの議論が展開する様子には、独特の嬉しさがあることも知った(その時点では、自分が作者とわからないように振舞いたいので、なんとも言えない時間でもあった笑)。
歌会での批評の場は、誰もが遠慮せずに伝えながらも終始和やかで、主催者の江戸さんの人柄のなせる技なのだろうな、などと感じつつ。
終盤の雑談(議論?)では、短歌を始めて1年のわたしでも何度も目や耳にしてきた(そしていまだによくわからない)「私性」の話に。勉強不足も痛感する(「作中主体」という言葉の取り扱いを慎重にしようと思う)。
それにしても、歌人というのは皆さん本当にタフですね。助詞一つを考え続けたり、言葉と向き合い続けているからか、この長時間でも弛む感じがほとんどない。やはり体力も必要なのかも。明日から走り込みとかしたほうがいいかしら……
さて、この文章は、歌会終了後にうどんでカロリー補給して仮眠を取ってから書いている。が、まだ頭のどこかが少しほわほわしている感じ。というわけで、今日得たものは数多くあるけれども、次の教訓はしっかりと覚えておこうと思う。
「歌会のあとに予定は入れないように」