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15
えーっと
14の続き
コロナ禍が日本で蔓延し出した時、その元凶は「フィットネスジム」だと世の中からバッシングを受けてた。
僕の通ってる自宅近くのフィットネスジムのスタッフも
年配の会員さんを中心に退会者が止まらないと言ってた。
フィットネスジムではパーテーションやアルコール除菌剤などの設置が独自的に義務付けられる様になっていった。
その背景にはコロナの感染の恐怖があった。
マスクしてない人を悪だと決めつけてる人もSNSなどで目立ってきてた。
「マスク警察」と言う輩まで自然発生した。
電車に乗る時にマスクを忘れて、マスクを付けずに乗った事がある。その時に人間の嫌な部分がめっちゃくちゃ見えたのを思い出す。
「えっ。マスク忘れただけやのに。」
なぜか知らん人にめっちゃ睨まれた。
無言のマスク警察だ。
服の襟で口元を塞いでマスクみたいにした。
世間の同調圧力すごい。
あんな睨まれたの中学生ぶりだった。
今からあの騒動を思い返せば、コロナウイルスは確かに弱毒化はしてた。
マスコミはそれをまだ危険だと報道し不安を煽り続けてた。ワクチンを4回も5回も打っている人もいた。
終わりの見えないコロナ騒動で世の中の消費は完全に冷え切っていた。
コロナ禍は、サービス業などには大きな影を与えて暗く寒くなったけど、その影の前には強烈な光が当たってバブルに沸く職種もあった。
ホンマに世の中何が当たるか分からんもんやな。と思ってた。
ある時を境にまるで台風のようだったコロナが、通り雨の様に弱くなった。
マスク警察も消えた。
「5類」
5類と言うだけの言葉に寄ってみんなマスクを外した。
政府の設けた、意味の分からない基準の「5類」と言う言葉だけで長年続いた騒動が治ったと言っても過言じゃない。
「5類」ってなんの魔法の言葉やねん。
「早くコロナを5類にしろ。」
と言ってる人はいたけど「5類」って言うだけの言葉でコロナ禍が治っていくなんて想像もできなかった。
フィットネス事業を始めると決心したのは2020年9月。コロナ禍が始まって半年後だった。
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僕は何度もGoogle先生に尋ねた。
Google先生は、コロナ禍でのフィットネス経営の難しさを教えてくれた。
オレ様先生は
「3年後の返済が始まったら死ぬぞ。やりなさい。」と毎回ビビりながら言ってきた。
コロナ禍が終わっても、飲食店はテイクアウト中心が当たり前になり、インバウンドが帰ってくるのはいつになるか分からない。
コロナ前の世の中には絶対に戻らない。
と、ひろゆきも言っていた。
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フィットネスジムを経営するにあたり過去最大の投資になる事が安易に想像できた。
まず物件オーナーと2階の100坪のフロアの賃貸契約をした。
そして株式会社無双心フィットを設立した。
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フィットネスジム運営に際して会費の引き落としやクレジットカード決済の仕方、会員情報の管理の仕方、入退館手続きなど問題は山積してた。
エクセルでやるの?
そもそもオレエクセルめっちゃ苦手やし無理やん。
どうしたらフィットネス運営ができるのか全く分からなかった。
とりあえず、自分の通ってる自宅近くのジムのマシンや備品、レイアウト、更には更衣室の写真を全てスマホで撮った。
Google先生でマシンのブランドなどを調べ上げた。マシンのブランドも色々ある事をその時に知って「物件だけは決まってるんですけど」と片っ端からサプライヤーに電話を掛けまくった。
そんな時、親父から
「何を始めようとしてるんや!誰に騙されたんや!」
と心配の電話があった。
あの時
「オレ様先生に騙された思う。」
って言うたら良かった。
続く