イスラームとは何か?
イスラームは宗教の名前ですが、もっと正確に言えば神により啓示され、神から人類に遣わされた全ての預言者と使徒達によって実践された“生き方”のことです。その状態をよく表しているところの“イスラーム”という名前自体、宗教とは異なっています。というのもそれはキリスト教や仏教、ゾロアスター教などのように特定の人物に由来するものでなく、またユダヤ教のように特定の部族に由来するものでもなく;またヒンズー 教のように特定の国家に由来するものでもありません。イスラームというアラビア語の単語の語源には、平和、安全、挨拶、保護、欠陥のない、健全な、服従、受容、降伏、救いなどの意味があります。しかし専門用語としてのイスラームには神への服従、唯一神の崇拝、そして神の律法を敬い受け入れ、従うという意味があります。
この服従、平和、平安、安心、健全であることを通してこそ、イスラームの文字通りの意味が達成されます。それゆえ男女を問わず、ムスリムとはこの服従状態にある人のことを指します。その人のイスラームは罪や無知、間違った行いなどによって弱くなり、また神に何かを並べたリ、否定したりすることで完全に無効化します。