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彼らが本気で編むときは、 を観て

今日、前から気になっていた、荻上直子監督の映画、“彼らが本気で編むときは、”を観てきました。

もう途中から号泣…泣きまくってました。

この映画はLGBTの問題が主に扱われてるんだけど、私はネグレクトを受ける女の子、トモちゃんにめっちゃ感情移入してしまった…

私は別にネグレクト受けたことはないんだけど、小さい頃、妹が大病を患ってたせいで、両親から面倒をみてもらえなかった時期があって、父の岩手の実家の祖父母と伯父のところに預けられたり、赤ちゃんの時からの幼なじみの男の子2人兄弟の家に預けられたりとか、してたのです。

おじいちゃんおばあちゃん、伯父ちゃん、幼なじみのお父さん、お母さん、みんなとても優しくてよくしてくれたし、不幸ではなかったと思ってる。

でも、、私6才の時、6才なのにだよ? 岩手のおじいちゃん家にいた時、便秘に悩まされて。運動が足りないんじゃないかとか言われて、毎日おばあちゃんとマラソンしたりとかしていて、便秘薬も飲んだけど全然治らなくて。結局浣腸で出したんだけど(汚い話ですみません)あれ、今思うと原因はストレスだったのかな…と。おじいちゃんおばあちゃん伯父ちゃん大好きだったけど保育園1ヶ月も休んで周りに子どももいない山の中の田舎の家にいたのは実は辛かったのかな、と思ったり。

幼なじみのお母さんが保育園の連絡帳を書いてくれたのが今も残ってるけど、「(たまちゃんは)お母さんのことも妹のことも話しませんし、そんな姿を見ているとかわいそうでなりません。」って書いてあって、幼なじみのお母さんが母の代わりをしていてくれたのに感謝すると同時にやっぱ私無理してたのかな…と感じたり。

だから、“彼らが本気で編むときは、”の最後のトモちゃんの決断がなんとなくわかる気がして…

どんな親でも(まれに本当にひどい人もいるけど)やっぱ親は親なんだよね。

私の場合は大人になってから小さい頃の辛さに気がついたんだけど、それをわかってくれた、わかろうとしてくれた人達がいてすごい救いになったなあ、って映画を見ながら思いました。

映画、エンドロール終わっても涙とまらなくて、前のおばさんに振り返られた…(笑)(うるさくてごめんなさいでした)

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