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自己紹介。小学校で音楽を教えています

こんにちは。オンガクノセンセイです。
その名の通り、音楽の先生です。
(2022/12/19加筆修正)

自己紹介

首都圏にある私立小学校で音楽専科をしています。
教員10年目、アラサーです。
育休で1年お休みをいただき、1歳の娘を育てつつ現場復帰しています。

私立小学校、というとどんなイメージを持たれるでしょうか?
筆者は公立育ちで、教育実習も公立校で行ったのでその印象と比べることしかできませんが、

子ども達の本質に変わりはないと思います。

確かに整った環境、恵まれた環境で育っている子は多いです。
ただ、それぞれの家庭に何かしら問題を抱えている、そんな子もいます。
それでも子ども達同士は平等で、十人十色です。
算数が好きな子がいれば、体育が得意な子もいる。
いたずらをして叱られる子がいれば、人前で緊張して声が出せなくなっちゃう子もいる。

保護者の方は、教育に対してはある程度、教育活動への興味や理解があるとは思います。
家庭によって差はあれど、数ある私立小の中から受験校を選び、対策した上で受験し、合格校の中から進学先を選び、という過程を経ていることに違いはありません。

まぁ、熱心さゆえに、ということも無くはないけど…


学校における教育環境について。教員という立場から見ると、やはり恵まれていると思います。
今どき公立も地域によってはかなり充実しているとは思いますが、地域の公立の先生方に聞く話と比べるとやはりICTの整備だったり、学習用具だったり、施設だったり、充実しています。
同じ備品購入でも、より安いものではなく、よりいいものを選んでもらえるとか。

まぁ、我々がこんなに必要としてるのになんで上のGoが出ないのさ!それ買うんだったらこっち先に買ってよ…!と、もどかしさを感じることも少なくないですけど。

建物も綺麗だし、働いていて快適です。


そんな学校で、音楽を教えています。

元々専門は音楽なのですが、以前は全科担任を受け持っていました。クラス経営もすごく楽しかったけれど、仕事をしながら大学院に通ったり、個人的に音楽を深めたりしている中でやはり音楽教育に携わりたい、という気持ちが大きくなり、転職を経て音楽専科を務めています。


子ども達に音楽を教える中では、2つの視点を常に心掛けています。

・生涯、音楽を楽しめる基礎を身につけること
・音楽を学ぶことを通して、学び方を身につけること

他教科にも言えるかも知れないけど、「プロを育てる」ための教育をしているわけではないです。
ただ、何かきっかけとなる種はたくさん用意しておいてあげたいな、と思う。

プロじゃなくたって、大きくなって好きな音楽を見つけたときに、ちょっとキーボードでコードを弾いてみるとか。
ギターを買って、楽譜を読んでみるとか。

よく大人になって友達に「わたし音符読めないから」って言われるけど、音符の読み方は、九九や漢字を習ったように、学校で習うのにな…って思うのです。

ピアノやギターを完璧に演奏できることは目標としていないけど、音楽科教育を通してその基礎を築いておくことで、音楽を楽しみたい、という気持ちが芽生えたときにそれを阻むものを取り除いておいてあげたい、という気持ちでいます。


もうひとつは、学び方。
たとえば、初めて聴く音楽と出会ったとき。
様々な感情が芽生えると思います。
「心地よいリズムだな」と感受することもあれば
「この楽器なんだろう」「作曲家は誰だろう」と考えることもあるかも知れない。

ただ聞き流してしまえばそれまでだけど、ふと耳に、心に留まったときに感じた自分の感性に目を向け、深めることができる。その目を向けられること、深め方が分かること、これは音楽という枠を超えて必要な力かな、と考えています。

それを音楽を通して伝えていきたいな、と意識しながら授業をしています。

そんな人間です。休日はついだらだらしてしまいがちです。

音楽を通じて世界を感じてきたこともあって、旅行が好きで、コロナ禍のいまは、これまで訪れた国も、いつか行ってみたいところも、Google Earthで見て回っています(地味)

徒然なるままに、教育学部生のときに感じていたこと、働きながら感じていること、実践紹介など、思い立ったことを書いていきます。
特に、教員を目指す学生さんに届けばいいなって思っています。

興味があればぜひ読んでみてください。

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