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4度目の会合(2023/05/07)


THE FIRST SLAM DUNKの声優さんトークショーのライブビューイングを見に行った。私が見た時にまだ席に余りがあったので「ままよ~~!」と思い、予約したのであった。
THE FIRST SLAM DUNKの声優一新にあたり、色々と界隈をざわつかせていたが、150日間のロングランを経てだいぶ観客も耳慣れしているように思う。


以下、うやうやと考えている内容をツラツラ~と記録しているものです。
一部ザファへの批判ともいえる表現をしているので、苦手な人は避けたほうが無難かも



私はテレビアニメ版を見ていたので、声優変更はかなりショックだったのだが、今となっては監督の意図を含め新しい声優さんのほうが劇場版には適しているな…と思っている。
最近の私は声優さんの(アニメの絵にのせるための過剰な)演技が苦手になってきているので、井上監督の「演技を抑えてのリアルな高校生の追求」はかなり好きだ。
見ながらまたしてもウヤウヤと考えていたのだが、THE FIRSR SLAM DUNKの脚本、実はあまり好きとか嫌いとかが無い。
無いというか、大変にまっすぐな内容となっていてて「なるほどな~!」と納得してしまうのだ。かといってじゃあ好きか…と言われると……ウウムとなる。ここら辺が私の今の課題で、好きな脚本ってどんなんだよ…と考えてしまうのだ。
しかし、この脚本で、アニメ版の声優さんだったら……正直違和感が強かっただろうな~と思う。
宮城リョータが主人公ではあるけれども、宮城を主人公にしつつ、赤木、三井、流川、桜木、それぞれの克服の物語でもあった。ここら辺の描き方も、原作を通って来たファンとしては嬉しい。
個人的に嬉しいのは、後半戦、気がはやっているメンバーに対し宮城が「ちょっと落ち着こう」とクールダウンさせる描写があるのだが、このカットの次にヤスのバストアップになり宮城を見つめて「ウン」と頷くカットが入っていた事だ。原作では我を失ってしまった宮城をいったん下げて、代わりにヤスを投入するシーンがあるのだが、この経緯を経ての上記カット挿入だったのだろうな…と思う。
そう、THE FIRST SLUM DUNKでは原作では多かったナレーション、回想、モノローグ、他キャラクターによる解説がほとんどカットされ、キャラの繊細な演技(それこそ目くばせレベル)や絵コンテによって、それらを想起させる内容となっている。ここらへんが「リアル指向」であるのか、それとも監督の好みなのか正直私には分からない。
けれど、中々に難しい試みであるように思う。下手をしたら何の意味があるのかも分からない無駄なカットになってしまう可能性もあるわけだし。このバランス感覚がTHE FIRSR SLUM DUNKはおそろしく秀逸で、おそらくだけれどアニメ脚本にあたり井上監督にアドバイスをしてくれていた人がいたのではないかと思う。

個人的に宮城リョータの出自に関して……こう言ってはなんだが意外性は乏しかった。乏しいというよりも、「実は明るいと思っていたキャラクターには暗い過去があり…」という描写は何百回何千回も見てきたので、意外というよりも「宮城もそういう感じなのか~」という、うんざり感のほうが強い。年の近い兄弟への憧れ、好意、信頼、死んでしまった事により永遠に追い越せない存在となってしまった兄への劣等感、母親の愛情の偏り、自暴自棄さ。
自分を生に繋いでいたのが唯一バスケであった事。
申し訳ないが陳腐と言ってもいいくらいに王道の内容だ。
これが何故陳腐にならなかったのか。
ここまで人をひき付けるのか。
その要因の一つは、やはりスラムダンクのキャラの造形がとてつもなく優れているからだろう。観客側が思わず感情移入し、憧れ、好きになってしまうようなキャラ造りがされている。ここら辺がSLUMDUNKはすごいんだよな~。次に、絶対に外せないのは絵作りだ。バスケシーンのゲームの内容がリアル指向であるのと同時に、キャラそれぞれの物語を感じさせる試合運びとなっている。

ここら辺もうちょっときちんと考えたいのだが、もう24時30分だ……寝ようと思います。


GWは前半が副業をして、後半ちょっと予定が入っている感じだったな。結局実家に帰らなかった……。ここら辺は本当にごめんなさい…って感じだ。

また思考がマイナスになってきた…せっかくちょっと上向きになってきたのに…。
もう寝よう…。

尾張

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