あなたに首ったけ(2023/12/15)
日記のタイトル、映画を見る前に考えていたやつなんだけど概ねあっているような気がする。どうだろう。
BL?同性愛?衆道?
衆道って私の認識としては、男性のみの集団で起きる肉欲から発生する恋愛感情とは別の(崇高な魂を高めあう相手に対しての)慕情
(と当人たちは認識しているけれど結局は性欲こみの恋愛感情)
…みたいに思っているんだけどどうだろう。
そういう観点からすると、私的に首は衆道の映画だったな。
今回見に行ったのは何か芸術的なものを観賞したいとか、キタノ映画はスクリーンで見なくっちゃとか、そういう崇高な目的ではなくて、ただただストレス発散のために見に行ったので、かなり満足だった。
同性愛描写はかなりがっつりなので苦手な人は苦手だろうな…と思う。特に異性愛者の男性からしたら、織田信長(上司)のパワハラを避けるために恋愛感情につけこむ明智光秀(部下)を見るのは苦いものがあるのではなかろうか…と…。
しかし~……こういったらなんだけど、女性でキャリアを詰んでいた人の中には大なり小なりこういうことがあったのではないかしら…とも思う。
肉体関係になる云々は別にして、成り上がるために自分の身を差し出すというか、心を差し出すというか……そういう事がおそらく男性よりも機会が多かったと思う。
私は北野武監督作品を見たのがだいぶ前で、監督がどのような傾向の映画を作られているのかほとんど覚えていないんだけど、こう……日常のシーンでもどこか緊張感がある雰囲気と言う印象があって、少し苦手だった。
あと今のメンタル的に生々しい殺人描写を見るのにも抵抗があって迷っていたんだけど、予告映像と批評サイトを見て、そうでもないのかな?と思い観賞に至ったわけです。
結果、良かった!人が死ぬシーンは思った以上にスパスパしていたし、戦の描写も私的には満足でした。白兵戦っていいよな~って思ってしまう。こ子らへんの時代の白兵戦ってめちゃくちゃで面白いな。
ストレス発散になった!
登場人物も思った以上にキャラクター化されてて、そこがよかったです。
全員、殿を敬い主従関係を築いているようで、実のところは全然分からない。こいつもあいつも裏切りそう(に見えて裏切らない)、人が簡単に死んでいく。生命が軽い。
重いはずの事実が、大儀や時代のせいでめちゃくちゃ軽い。
そこらへんの描写が私的にすご~~~~く皮肉がきいててよかったな~~~~。
みんななんだかんだ言って死ぬのは嫌だよね。ほんとそう。
大河を見ず、日本史もほとんど覚えていないので首が歴史映画として良いのか悪いのかはわからない。けど、今のやさぐれている私にはちょうどぴったしの作品でした。
と言う訳で、だいぶ満足して帰宅。
したんだけど、途中で落とし物を拾い(確認してみたら社員証だったので…)、その会社が入っているビルに届けた。
検索警備員さんに聞いてみたら「確かにこのビルに入館するためのカードですね」云々みたいな事言われたので多分あっているはず。
間違っていたらごめん!!!
間違っていたら警備員さんにもごめんなさいだな…。
やっぱ交番に届けるべきだったかも。
もしかしたら東京郊外から都心の店舗に通っている人の社員証だったかも。
と、うやうや考えています。
でもさ~~社員証ってさ~~~~再発行するのにお金かかる会社あるんだよ。私が前いた会社って紛失すると3000円の手数料払って再発行しなきゃいけなかったの。3000円て!!!!結構な値段じゃない?!
とか考えてしまって、結局届けました…。良い方向に行けばいいんだけど。悪い方向にいったらごめんね…って感じだ。
ダンジョン飯読んでから寝よっと♫
尾張