おやすみ
おやすみ
ひとりぼっちで
おやすみ
何も考えず
君がひとり眠っているうちに
雪はとけ すべて流れて
大空を鳥が
群れを作って
青い海へ飛んでいく
そんな春が
そんな春の日が
きっとやってくるさ
おやすみ
毛布にくるまって
おやすみ
涙を流して
君が流した冷たい涙は
暖かい南の風が
君の頬を
通り過ぎるときに
拭っていってくれるだろう
ついでに君の心の中を
過ぎてもらって
すべてを運んで貰おう
もう冬は
もう冬は終わる
もう 終わってしまう
©musiker21(1979)
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