エミリー・エミリー For Emily, Whenever I May Find Her/サイモンとガーファンクル「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」第10曲
美しいガーファンクルの歌声が心に染みる歌です。
アルバム版では、アートの声が多重録音されていて、美しくも力強い仕上げになっています。それでいて淡々と歌っているのがとても印象的。
ポールのギターも綺麗で、あのアルペジオを12弦ギターで!しかもカポタスト使用に驚愕しました。
昔何度も真似してみましたが、うまくいかなかったことを覚えています。
愛する恋人と逢うまでのときめき、そして出会った時の感激、一緒に歩く喜び、それらを夢の中の出来事として歌う。本当に美しく。
詩もメロディも、この歌のクライマックスです。
ベスト・アルバム版「サイモンとガーファンクル/グレイテスト・ヒット」では、この歌のライブバージョンを聞くことができます。
アルバム「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」では淡々と歌っているように聞こえましたが、ライブ版では、しっとりとしたアートの歌声。ポールのギターがさらに情熱的なのは、やはりライブがもたらした熱気の中の演奏だからでしょうか。
(以上、2001年発行のメールマガジン「all simon and garfunkel」掲載記事に加筆)
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