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エミリー・エミリー For Emily, Whenever I May Find Her/サイモンとガーファンクル「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」第10曲

美しいガーファンクルの歌声が心に染みる歌です。
アルバム版では、アートの声が多重録音されていて、美しくも力強い仕上げになっています。それでいて淡々と歌っているのがとても印象的。

ポールのギターも綺麗で、あのアルペジオを12弦ギターで!しかもカポタスト使用に驚愕しました。

昔何度も真似してみましたが、うまくいかなかったことを覚えています。

愛する恋人と逢うまでのときめき、そして出会った時の感激、一緒に歩く喜び、それらを夢の中の出来事として歌う。本当に美しく。

And when you run to me
Your cheeks flushed with the night
(君が僕に駆け寄ってきた時、君の頬は夜と共に輝いた)

詩もメロディも、この歌のクライマックスです。

ベスト・アルバム版「サイモンとガーファンクル/グレイテスト・ヒット」では、この歌のライブバージョンを聞くことができます。

アルバム「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」では淡々と歌っているように聞こえましたが、ライブ版では、しっとりとしたアートの歌声。ポールのギターがさらに情熱的なのは、やはりライブがもたらした熱気の中の演奏だからでしょうか。

(以上、2001年発行のメールマガジン「all simon and garfunkel」掲載記事に加筆)

エミリーへ いつも君はそこに

なんて夢を見たんだろう
プレス加工のオーガンジー
スモーキーなブルゴーニュ風クリノリンをまとったその姿
雨よりも柔らかな

僕は人気のない通りを彷徨っている
店のディスプレイを通り過ぎれば
教会の鐘の音が聞こえた
路地をつまずきながら
急いで歩いていくと

君が僕に駆け寄り
君の頬は暗闇の中でフラッシュした
二人でジュニパーとランプライトの
霜が降りた道を歩きながら
君の手を握った

そして…
目が覚めると温かな君がそばにいて
愛しい髪にキスをする
ありがとうの涙がこぼれた
愛しているよ
愛しているんだ
心から君を

(Copyright:Paul Simon 1961/迷訳:musiker ※2023年11月24日完成 原文省略)

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