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派遣社員と短期バイト in Japan

一時帰国している今、もっぱら私が集中して行っていること。

それはズバリ、”お金を稼ぐこと”だ。


というのも、今私はドイツにも家を借りているのだが、悲しいことに、空気に家賃を払うハメになっており、最低でも家賃分くらいは稼ぎたいと思い、アルバイトを探した。


2つの違う仕事をしているのだが、1つは派遣会社に登録し、いい仕事があったら紹介して頂き、現場に行くという感じ。こちらはコロナの状況により変わってくるので、1カ月ごとの更新になっているのだが、今のところ継続して2カ月働かせてもらっている。帰国までなんとか繋がらないかな、、、という思いが通じますように。

もう1つは、受付の事務の仕事だ。こちらは知人からの紹介で、短期でも大丈夫とのことで、面接で即採用して頂き、お世話になっている。内容としては、教室の準備や電話・窓口応対、部屋の予約を取ったりと業務内容が少し複雑なものが多く、覚えるのに苦戦している。


これって、これまでに自分が興味のあることしかやってこなかったツケとか(本当に20年間、音楽しかやってきていない)、いわゆる”一般常識”として世間でうたわれていることを知らなかったり、とにかく日々学ぶことが多い。それはそれで、将来的にスキルとして培われるのかもしれないが、私は頭から火が出る寸前だ。

小気味良くパソコンの文字がカタカタと打たれる傍ら、考えてみれば確かに、世の中にごまんとある仕事のなかで、その作業の多くは事務仕事だったり、ある程度スキルを必要とするパソコンなどの電子機器を使って対応をしたり、書類を作成したり、、、かたや私は人生で1度や2度ほどしかレポートというものを書いたこともなければ、パソコンを扱って作業をするのは得意な方ではない。そのことが良くない、なんてこれっぽっちも思ってもいないが。


日本社会の中で働いて約2カ月。思っていたよりもハードな生活であるが、なかなかに充実していて、それなりに満足している。


人よりも出来ない事が多いことを自覚しているし、言われたことしかできない節があるので、最初の方こそ「どうしよう、不安だな」という思いは尽きなかった。けれど、出来ないなりに一生懸命やってみる、とか「できない」という言葉を使わずに「難しいけどやってみます」とかちょっとした言葉の変換を意識してやってみる、受け答えは必ず明るくする、などやってみていたら、その頑張りを見ていてくれる人や、頑張れって応援してくれる人、いつも助けてくれる人がいてくれる。

ときには不安になること、ときには悲観的になること、ときには卑屈になってしまうことなんていらないんだ、って思わせてくれる人々との出会いに感謝だ。そしてその恩を少しずつでも返していけたらいいな、きれいな言葉で終わらせるのでははなく。


最初に書いたように、目的はお金を稼ぐことであっても、同時に、今は自身の生きていくチカラを養うときだ。こうして新しい経験や課題に向かって勉強ができることが、本当に幸せだ。


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