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リリックで伝える、スタートアップ業界へのメッセージ。株式会社ファイナンス・プロデュースのオリジナルソング

「音楽を入り口に、企業の物語を伝える。」をコンセプトに、さまざまな企業や代表の、過去・現在・未来と音楽を絡めた内容を発信していく、Music Withストーリー。

今回は、スタートアップ起業家専門の投資銀行事業を行う、株式会社ファイナンス・プロデュースの松井克成さんにお話を伺いました。

ファイナンス・プロデュース様は、オリジナルソング「起業しよう!スタートアップM&AとIPO物語」を、Music With(旧オットドック)のプロデュースで制作されています。

【プロフィール】松井 克成
アフラック生命保険株式会社、SBIインベストメント株式会社を経て、株式会社ドリームインキュベータに参画。新規事業として起業家専門の投資銀行事業(プライベートキャピタル・グループ、PCG)を立ち上げる。2021年6月に新規事業カーブアウト・MBOを実行し、ファイナンス・プロデュースを共同創業。

株式会社ファイナンス・プロデュース オリジナルソング「起業しよう!スタートアップM&AとIPO物語」

▼ファイナンス・プロデュース様のnote記事はこちら。
「起業しよう!スタートアップM&AとIPO物語」オリジナル・ソングとは!? https://note.com/ncorn/n/n1c999c14a006


メッセージを伝えるために、歌は効果的だと感じた。短くて制限のある歌詞を考えることで、伝えたいことに尖りを持たせられた。

ーはじめに、企業のオリジナルソングを制作しようと思ったきっかけを教えてください。

「歌」で何かを伝えることの面白さを感じたことがきっかけです。タクシーCMなどで、社名を連呼するような「音」を耳にすることが多く、効果はあるのかもしれませんが、同じような表現に捉えられるし、飽きてしまうと感じていました。
一方で、歌であれば、自分たちの業界に向けて「想い」を発信できると思ったんです。社名を認知させるのではなく、メッセージを伝えるために歌は効果的だと感じましたし、音よりも、表現の自由度が高いところが魅力的だと思いました。

ー今回、作詞をされたのは貴社メンバーのPeahi様(ペンネーム)だと伺いました。もともと音楽経験などがあったのでしょうか?

Peahiは音楽を聴くのは好きでしたが、音楽経験は殆どありません。作詞も今回が初挑戦です。

ーそうだったんですね。ここからは、作詞を担当されたPeahiさんにもお話を伺います。実際に作詞されてみていかがでしたか?

(Peahi)
Music Withの皆様に助けられた部分が大きいのですが、スタートアップやベンチャーキャピタル、そしてファイナンス・プロデュースの存在意義や、どんなことに共感していて、どんなことに躓いてきたかなど、作詞をするなかで整理されました。
これまでのようにnote記事などの長い文章で綴ることも一定の意味はあると考えますが、歌は歌で、短くて制限のある歌詞を考えることで、伝えたいことに尖りを持たせられたと思っています。

ー「想い」を表現するために、韻を取り入れているのも特徴的な楽曲ですよね。

(Peahi)
はい。AwichさんなどリスペクトしているHip Hopのアーティストなどを参考にしました。
私たちが関わるスタートアップの業界は過去30年ほど米国が先端を走り続けている分野なので、英単語を用いることが非常に多く、業界の専門用語についても韻が踏みやすいというのも作詞をするなかでの新たな発見でしたね。韻の部分含めて、書いた歌詞がどうメロディに乗っていくのか楽しみでした。

ーPeahiさん、ありがとうございました!

楽曲に込めた想いを大切に、スタートアップ業界に対して出来ることに取り組んでいく。

株式会社ファイナンス・プロデュースの皆さま

ーオリジナルソング「起業しよう!スタートアップM&AとIPO物語」に込められた「想い」について詳しく教えてください。

はじめから脚光を浴びるスタートアップの企業もありますが、私たちはそうではなかったので、創業時は色んな思いを抱いたり、世の中の景気が悪くなれば不安になる部分がありました。

そして、私たちのクライアントとなるような比較的大きめのスタートアップは、大きな挑戦をする分、脚光を浴びる時とそのピークが過ぎた時との追い風や向かい風の大きな差に苦しむことが多いです。

スタートアップ起業家というと、最近は輝かしくてキラキラしているイメージがあると思いますが、外面はともかく水面下では必死な起業家の方が圧倒的に多く、そういった現実を踏まえた生々しい経験を歌詞には反映させています。

また、私たちはお客様となるスタートアップにM&Aのご助言をすることがあるのですが、ファイナンス・プロデュース自体も、事業成長のためにスタートアップM&Aを選択しているんです。この選択は良かったと感じているし、スタートアップが大企業等にM&Aした上でIPOを目指す事例もあるので、そうした様々な選択肢や可能性も歌詞に込めました。

ーご経験を反映された歌詞が、スタートアップ業界全体へのメッセージに繋がっているのですね。どんな時にこの楽曲を聴いて欲しいなど、他に考えられていることはございますか?

学生時代の友人をはじめ、周りには多くの起業家がいるのですが、例えば、他の誰かがIPOしたなどのニュースが気になったり、一喜一憂する場面もあると思うんです。自分もそれくらい弱い人間の1人です。今後、日本政府が目指す規模までスタートアップが増えていくと自分のような普通の人間が起業することも増えるはずです。そして、成功する周囲に嫉妬したり、様々なハードシングスにも直面するはずです。そういう時に、この楽曲を聴いて、共感してくれたり前向きな気持ちになってくれたら嬉しいですね。

ーほかには、どのような場面でオリジナルソングのご活用を考えているのでしょうか。

スタートアップのイベントでの使用も考えています。あとは、他の専門的なクリエイターにオリジナルソングをアレンジしてもらい、様々なリミックスやアレンジVer.を制作したいですね。Music Withで、0から1を形にしてもらったオリジナルソングを、膨らませていけたら面白いなと思っています。

ー他のクリエイターがリミックス、アレンジして楽曲が広がっていくのは素敵ですね。それでは、最後にファイナンス・プロデュース様の今後の展望など、メッセージがあれば教えてください。

楽曲に込めた想いを大切に、スタートアップ業界に対して出来ることに引き続き取り組んでいきます。例えば、IPOに関してはノウハウの浸透や実施のスピード感も上がってきていると感じますが、M&AはIPOに比べるとまだまだ浸透しているノウハウが少ないと思います。IPOもM&Aも事業成長のための手段ですが、お客様が最適な手段を選択できるよう、支援していきたいです。

株式会社ファイナンス・プロデュースの皆さま

株式会社ファイナンス・プロデュース概要

「社会を変える事業を創るためのファイナンスをプロデュースする。」というミッションのもと、株式会社ドリームインキュベータから新規事業カーブアウト・MBO(マネジメント・バイアウト)を実行して誕生した、スタートアップ起業家専門の投資銀行事業を行う会社。
特に、日本のスタートアップ業界のボトルネックとも言える、" スタートアップM&Aの規模化と質の向上 "を中核テーマとして、主にシリーズB以降等のグロース・ステージのスタートアップ起業家側のセルサイドFA(Financial Adviser)としてのM&A助言や、大型IPOに向けた資本政策・資金調達の助言事業を展開している。
公式HP