加賀谷はつみ

歌って登れるシンガーソングハイカー。*山の日アンバサダー(一般財団法人 全国山の日協議会)*長野県宮田村のPR大使

加賀谷はつみ

歌って登れるシンガーソングハイカー。*山の日アンバサダー(一般財団法人 全国山の日協議会)*長野県宮田村のPR大使

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  • 山と私

    登山歴10年。歌いながら出会い、登った山を紹介しています。

  • 音楽と私

    加賀谷はつみと音楽の世界。Liveレポや音楽動画、歌詞など紹介しています。

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    日記です。

最近の記事

No.15 北八ヶ岳 東天狗&西天狗岳

夏の八ヶ岳。 それは緑が生き生きと輝くマイナスイオンがたっぷりの潤いの森だ。 お客さんを募って「TREK&LIVEツアー」というお仕事として行った 初めての八ヶ岳と言えば、思い出深い「東天狗岳&西天狗岳」だ。 北八ヶ岳の最高峰であり、八ヶ岳の中心あたりに位置する為、 北も南も八ヶ岳の展望を惜しげもなく楽しめ、 途中にある登山者人気の山小屋「黒百合ヒュッテ」の魅力を味わいつつ 一泊二日でのんびり堪能するのがオススメの山だ。 唐沢鉱泉登山口よりスタートし、 針葉

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      つなぐ想い

      東日本大震災から10年が経ちました。 皆さん、どんな想いで今日を過ごしていますか?? 私は10年前の今日、 一世一代の旅の途中、 初めて降り立った広島県で、 初めて知る原爆の恐怖を目の当たりにした直後に 東日本大震災が起こった現実を知りました。 毎年書くけど。 広島は少しの揺れを感じることもなく、 穏やかな青空が広がり、春の訪れを感じる比較的暖かい日だった事をよく覚えています。 原爆ドーム、平和資料館を後に、 宿泊先のホテルに戻りテレビをつけると それは同じ日本だと思えない 津波に寄って破壊されて行く悍ましい東北の街並みの光景が目に飛び込んで来ます。 何がなんだか分からず、東京のスタッフや 千葉の家族に連絡。 誰とも連絡がつかない。 その時は関東の被害がどれほどのものなのかも知る由もなく、 ただただ私は広島の地で泣きじゃくっていました。 震災の怖さで泣きじゃくっていたのではありません。 その頃の私は、本来いる場所だったところで、 自分の身近な大切な人たちと同じ体験を出来ていない事にとてつもなく孤独を感じて、 1人取り残されたような不安な気持ちに押し潰されそうだったのです。 実際に震災を経験した人の悲しみに比べたら お門違いの悲しみ。 客観的に見ることが出来ればそうだったかもしれません。 でもその頃の私は自分のことでいっぱいいっぱいだったのです。 そんな 震災の怖さを少しも肌で感じていない私が、 あるご縁をきっかけに、 一年後、 震災の事を歌に残せる機会を頂きました。 それが、 「チャリソングプロジェクト~みんなでつくる復興のうた~」 ベネッセさんのcal-feeというサイト内で、チャリティーンズ部という女子高生の団体と一緒に、歌をつくるプロジェクト企画でした。 震災を経験してない私が… 何を歌える?? 何を伝えられる? そもそも何を伝えたいのよ? 何を伝えて説得力があるっていうの?? 何を歌ったって綺麗事ではないか。 その葛藤はずっとあった。 お話を頂いてから被災した高校生に会うまでは。 岩手県大槌町では4人の女子高生に。 そして仙台の女川町で1人の男子高校生に。 会って話を沢山聞けた事によって理解しました。 震災を経験したからこそ前を向き、 未来に向かって力強く歩き出す彼、彼女達。 亡くした友や家族がいて とてつもない悲しみと向き合い続けているからこそ今ある日常を大切に生きる重みを背負ってしっかりと歩いて行く。 あの時守ることの出来た命を抱きしめ、 今一緒に生きる事が出来ている大切な人たちとは 私たちには計り知れない強い絆で結ばれているんだ…… そう感じたのを良く覚えています。 この歌は私の歌ではない。 震災を経験した彼、彼女たちのみんなの言霊を集めたみんなの歌だ。 しっかりと伝えなければ。 そんな使命感が溢れ、責任持って曲にする決意を固めて作詞をし世に出しました。 当時、みんなは落ち込むどころか、 明るい曲が良いと言ったんです。 未来へ向かって行く「想い」の強さを感じた私は、 その一人一人の「想い」を繋げて、 “厳しい現実を受け止めつつ、明るい未来を感じさせる曲” にしたくて作りました。 直接会って話をしたあの子たちも もぅ立派な大人になっている事でしょう。 どんな10年を過ごし、どんな素敵な大人になったのか… みんなが笑ってくれている事を願います。 これからも強い「想い」はつながり続けます。 二度とあの恐怖の1日が起こらないよう願いながら 震災を知らない世代にも東北の皆さんと共に私も曲を通して伝えて行きたいです。 この震災を風化させない為に被災地の写真を撮り続ける人の想い。 まだ家に戻れず彷徨う人たちを探し続ける家族の想い。 震災で朽ち果てた建物を敢えて残し、あの日の現実を語り続けてくれる人の想い。 この10年。 色んな想いが繋がって、悲しみを抱きしめ、強さと優しさで東北の人たちは復興に向けて頑張り続けて来たんだと思います。 そしてこれからもその日常は終わることはなく、この前のように大きな地震が来た時には あの日を思い出し、とてつもない恐怖に襲われる事だと思います。 それでも生きてる限り、 一人一人の想いを繋げて、意識を高め、 あの日を忘れず、万が一の為にしっかりと防災の知識を蓄え対策をしていくしかありません。 僕、私の地域は大丈夫だろう… と奢ることなく! 私たちもしっかりと万が一の時の為に準備をしておく必要がある。 決して他人事ではないから。 今日はいま一度。 改めてこの曲を送ります。 あの日を風化させる事なく、 しっかりと意識を持って伝えていきたい。 あの震災の寒い夜、 離れ離れになってしまった大切な人を想って超えた人たちの想いが、 10年経っても今ここにある事を忘れずに。 つなぐ想い/加賀谷はつみ

      • No.18 硫黄岳

        見たこともない。 触れたこともない。 雪山の神秘。 どちらかと言うと寒いのが苦手で、 自分からこの世界に飛び込む事は幼少時代から一度もなかった。 雪国育ちでもなく、 スキーもスノボも経験はない。 そんな私が雪山への一歩を踏み出せたのは 以前紹介した八ヶ岳の北横岳だった。 そして更に雪山の魅力に引き込んでくれたのは 雄大な爆裂火口跡が特徴的な 八ヶ岳 硫黄岳(2760m)だ。 八ヶ岳としては北横岳に続いて冬山のレポート。 夏は比較的優しい八ヶ岳、 冬

        • No.17 八ヶ岳 赤岳

          八ヶ岳最高峰。 この山に憧れる登山者は数しれず。 日本百名山の一つであり、ビギナー〜上級者まで楽しめる 豊富なコース取りが可能で何度言っても登山者を魅了する山大人気の山。 赤岳(2899m)。 当初、私の中で赤岳は冬山のイメージだった。 冬の赤岳に登れれば一人前。 登らないうちはなんとなくまだまだ山のペーペー扱い。 そんなイメージ。 危険も伴う冬の赤岳、登頂すれば箔が付く。 それはそうなのかもしれないが、 私としては出来れば怖い思い、 危険な思いをして

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          No.16 八ヶ岳 蓼科山

          地獄ってこんな感じかな……? こんな不謹慎な言葉が過った山頂でとても印象に残っているのは ガスに包まれた八ヶ岳連峰の北端に位置する火山、蓼科山(2531m)だ。 訪れたのはまだまだ登山歴が浅い2012年の夏。 実はこの8年の間に色々と環境が変わってしまい、 写真データが残っていなかったり、 (当時のブログからひっぱり出してきた当時の加工済みの写真しかなくサムネが今までの雰囲気を壊してしまいツライ…) どこから登ったのか記憶が曖昧なところもあったりして ご覧頂く

          No.16 八ヶ岳 蓼科山

          WGTは永遠に。

          なんと……。。 言葉が出ません。 今はただただ寂しく、残念な気持ちでいっぱいです。 「渋谷アルプス ヒュッテ加賀谷」 で長いことお世話になっていて、 今の私のHOMEでもある weekend garage tokyo(http://weekendgaragetokyo.jp) が2020年12月28日をもって、閉店します。 2016年2月、 「渋谷アルプス ヒュッテ加賀谷vol.24」 からお世話になり約4年間、計17回。 本当に沢山の思い出と笑顔、成長を頂けた 場所でし

          WGTは永遠に。

          No.14 八ヶ岳 北横岳

          本格的に山登りを始めた頃。 まず憧れたのは八ヶ岳。 山の形と名前が一致する一番最初に覚えた山でもある。 登山者だけではなく、観光名所でも有名なこともあり、 「富士山」ほどではないが、誰もが知ってる有名な山。 それが「八ヶ岳」だ。 八ヶ岳は、八つの嶺から出来ている……とも言われていたり、 数多くの高嶺が連なる山……という意味でもあるらしい。 一般的に「八ヶ岳」に当てはまるのは 赤岳、天狗岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳、編笠山、観音岳、西山。 この八つを指す。

          No.14 八ヶ岳 北横岳

          No.13 磐梯山

          「東北の山に行きたい」 そう思ってもなかなか行けないのは 距離と時間、勿論お金もかかるからだ。 だからこそ、もしも一泊二日で2つの山を登れるとしたら…… 少し欲張ってでも登りたい。 だって次はいつ来れるか分からないのだもの。 そう思い、安達太良山に登った翌日、 福島県のもう一つの名峰であり、日本百名山の一つでもある 磐梯山(1819m)へ向かった。 前日は安達太良山下山後、 猪苗代湖畔の磐梯山を眺めながら宿泊できる、 雄大な自然に囲まれたキャンプ場「天神

          No.12 安達太良山

          「東北の山に行きたい」 ここ数年、毎年の様に山の選定をする時に出てくるフレーズだ。 関東近郊、南ア、北ア、の雰囲気を大体掴めてきたからだろうか。 また違った山の雰囲気も味わいたくなってきた。 少し遠出をして、ゆっくり贅沢に山を堪能したいと思うようになったことも影響しているかもしれない。 仕事ではいくつか東北の山に訪れたこともある。 その山々も素晴らしかったので追々書き記して行きたいが 今回は記憶に新しく、 山だけではなく、立ち寄った山小屋も素敵で、 これまた

          No.12 安達太良山

          823の日☀︎2020

          今年も無事に終えました。 もう一週間も経ったんだね。 夢のような時間は本当に夢だったかのように遠く感じます。 コロナ禍真っ只中の823の日。 毎年会場いっぱいに来てくれるお客さんやゲストの仲間たち。 WGT(http://weekendgaragetokyo.jp/) の美味しい食事やアルコールを堪能しながら盛り上がっていた823の日だった。 今年は全く違う。 限られた人数の皆さんが、飲食を持ち込んで、声は出さず静かに……でもパフォーマンスは大きくLiveを応

          823の日☀︎2020

          山と私 番外編〜2020.8.10 山の日〜

          山登りに行く日。 始発の電車に乗り込み、ビルばかりの景色を眺めながらウトウト… ふと目が覚めると窓の外は山の緑と空の青でいっぱいだ。 またやってしまった。 本当はビルいっぱいの都会から、 徐々に緑溢れる田舎の風景に変わりゆく車窓を眺めていたいが大半は眠ってしまう。 前日、早く布団に入っても、ワクワクと心配で眠れないのだ。 明日は晴れるかな… 忘れ物はないかな… あれ?ザックに入れ忘れたかも?確かめなきゃ! てな感じで。21:00に布団に入っても結局眠りにつくのは深夜1

          山と私 番外編〜2020.8.10 山の日〜

          NO.11 弥山

          山に行きたい。 旅行に行きたい。 その欲望が一気に満たされる旅をしたい。 登山歴はもうすぐ10年。 そろそろゆとりのある登山の楽しみ方もしてみたい。 旅先での観光もして、その土地ならではのグルメを堪能しつつ、 自然も感じたい。 ご当地のおやつをザックに忍ばせて、山頂でその土地の景色を眺めながら食べるんだ。 そんな欲張りな旅を夫婦で楽しめたら幸せだなぁ〜。と 結婚してからいつしか夢見るようになっていた。 ダメ元でそんな旅を旦那さんに提案したら快く承諾してくれ

          NO.10 鷹取山

          お手軽低山。 そのカテゴリーの中では私史上NO1かもしれない大好きな山がある。 神奈川県横須賀市北部の逗子市との境にある標高139mの鷹取山だ。 最寄り駅はJR 横須賀線東逗子駅。 駅から登山口まで10分もかからず行ける。 写真が若くてハツラツしているのは置いといて。 ここから約40分ほどで山頂に辿り着ける。 正真正銘の初心者を連れて行くなら高尾山よりこちらが断然オススメ。 139mで徒歩40分。 なんだか大した事なさそうだし満足出来るか心配…… 最初は私

          NO.9 中央アルプス 空木岳

          私は稜線歩きが大好きだ。 天空を散歩しているかのような気分は最高だ。 ゴツゴツした岩場を登ったり下ったり。 危険箇所も沢山あるし、緊張感もあるけれど 三点支持で岩場をよじ登ったり、鎖場や梯子を超えていくのは アスレチック(←そんな甘いものではないが)感覚もあり楽しい。 そんな大好きな稜線歩きを存分に味合わせてくれたのが 中央アルプスのほぼ中央に位置する名峰、日本百名山の一つでもある 空木岳(2,864m)だ。 1泊2日で秋の中央アルプスへ。 秋もまた美しい

          NO.9 中央アルプス 空木岳

          初の配信Live

          6月25日。 初の配信 Live、ツイキャスプレミア in PADMA。 山さんにお誘い頂きYama's Roomに出演させて貰いました。 山さんとは4ヶ月ぶり。 私のコロナ前最後のLiveもサポートしてくれました。 4ヶ月って結構な時間過ぎてるなって思うけど、 会えば全然久しぶり感なく演奏することが出来た。 リハは本番前だけだったけど、さすが山さん。 もう何度も私のサポーあとで弾いてくれてるからってのもあるとは思うけど、それだけじゃない。 毎度の安定感。

          初の配信Live

          No.8  中央アルプス 木曽駒ヶ岳

          中央にあるのに、 北や南を優先されてどうも後回しにされてしまう…… それが中央アルプスだ。 しかし 一度行けばその魅力にハマってしまうだろう。 こんなにもお手軽に行ける3000mの世界があったとは。 中央アルプスの中で最も人気が高く、初心者でも挑戦出来る3000m級の山、 それが木曽駒ヶ岳(2,956m)だ。 長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる、木曽山脈の最高峰。 日本百名山の一つでもある。 私はある取材をきっかけに2018年から木曽駒ヶ岳の麓の

          No.8  中央アルプス 木曽駒ヶ岳