クリエイティブ・アーツ・セラピーとは？
「クリエイティブ・アーツ・セラピー (以下CAT)」とはどんなセラピーでしょうか？
日本語に訳すと
・クリエイティブ＝創造的
・アーツ＝芸術
・セラピー＝療法
で、「創造的芸術療法」と訳すのでしょうか？
アメリカにある「National Coalition of Creative Arts Therapies Associations」のホームページでは
・音楽療法
・アートセラピー
・ドラマセラピー
・ダンス・ムーブメントセラピー
・ポエトリーセラピー
が含まれています。
私がアメリカで勤務していたNPOのクリエイティブアーツセラピー部門には
・音楽療法
・アートセラピー
・ドラマセラピー
・ダンス・ムーブメントセラピー
がありました。
アメリカでは、体系的な教育とトレーニングが整っており、音楽療法は少しずつライセンス化されてますし、アートセラピスト、ドラマセラピスト、ダンス・ムーブメントセラピストにおいてはライセンスカウンセラー、ソーシャルワーカー、心理学者、マリッジ＆カップルカウンセラー（アメリカではカウンセラーの免許と同等）などを持っているセラピストが多くいて、メンタルヘルスや医療機関で専門職として働くプロ集団です。
他に、似た用語として「Expressive arts therapy (表現アートセラピー）」があります。「音楽療法」「アートセラピー」など、それぞれの分野に分けるのではなく、アート全体を「表現する事」とし、それらを総合的に使うセラピーという印象が私には強いですが、ボストンにあるレズリー大学のように、「Expressive therapies」というカテゴリーの中で
・音楽療法
・アートセラピー
・ドラマセラピー
・ダンス・ムーブメントセラピー
と、分けている所もあり、なかなか定義が曖昧なところがあります。
分類や定義は曖昧とはいえ、クリエイティブ・アーツ・セラピー(CAT)の効果や可能性はとても大きく、CATが集結する会社で働いていた私は、それを目の当たりにしてきました。音楽療法だけでなく、他の芸術媒体を使ったセラピーから音楽療法士が学べる事も大変多いです。
日本でももっと、きちんと教育＆トレーニングを受けたクリエイティブ・アーツ・セラピスト達が活躍し、お互い協力しながら学び合える環境ができたら良いなというのが、私の願いなのですが、そんな思いを込めてこの記事では、CATについて学べる情報をご紹介します。
一般社団法人日本クリエイティブ・アーツセラピー学会
日本には、「一般社団法人日本クリエイティブ・アーツセラピー学会」があります。
クリエイティブアーツセラピーに関しては、一番きちんとした情報がある学会だと思います。非会員でも参加できるイベントなどを開催してくれており、私も参加した事があります。知り合いのクリエイティブアーツセラピストさん達も多数会員さんとして活躍されてます。
ホームページはこちら 👇
Cats' cafe クリエイティブアーツセラピストの集い
そして、こちらが、私とダンス・ムーブメントセラピストの西田さんで開催している、無料のオンラインカフェです。２ヶ月に一回、世界中から日本人のクリエイティブ・アーツセラピストさんが集まって、楽しいお話や時には真剣に臨床のお話、また情報交換などを行っています。
芸術療法学会
私はまだ参加した事がありませんが、芸術療法学会でもCATについての情報が得られるかもしれません。
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