失恋の悲しみに満たされたときは、セカオワの「Mr. Heartache」を聴いてほしい
予期しない悲しみにおそわれたとき
気持ちがふさぎ込んだとき
心が折れたとき
失恋したとき
そんなとき、、
セカオワの楽曲 「Mr. Heartache」 を聴いてほしい。
なぜなら、、
この曲にはボーカル深瀬さんの「心の痛み」が込められているから。
この曲は、深瀬さんが作った英語詞で、ポップなサウンドの曲。
この曲のどこに悲しみが込められているのか？ と思われるかもしれない。
なにげなく BGM のように聴いていると、この曲に込められた深い意味を聴き逃してしまうかもしれない。
ですから、
ここでは、この曲に込められた深瀬さんの想いを読み解き、
あなたが悲しみにうちひしがれたとき、どうすればいいのかをお伝えしたい。
オフィシャル you tube へのリンクを貼りますので、まずは聴いてみてください。
＜ SEKAI NO OWARI ： Mr. Heartache ＞
この曲は、2015年に配信限定で オフィシャル you tube にアップされた。
シングルとしてリリースされたわけではなく、ただアップされただけのこの曲に、
なんだか不思議な感じがした。
どんな意味があるのだろう？
そして、、
この曲を私が最初に聴いたときの、率直な感想は、
テクノポップで、パヒューム風のサウンド
だということ。
他にもセカオワは、テクノポップな楽曲を作っている。
これが初めてではない。
だけどなぜか、この曲を聴いたとき、
私の脳裏には、「パヒュームのサウンド」が思い浮かんだ。
実は、、、
深瀬くんは意図的にこのようなサウンドにしたことに、だんだん気づいてきた。
なぜなら、パヒュームといえば、、
プロデューサーは中田ヤスタカさん。
そして、 中田ヤスタカさんがプロデュースしている、もう１人の有名なアーティストは、
きゃりーぱみゅぱみゅさん。
当時、 深瀬さんは、お付き合いをしていた、きゃりーぱみゅぱみゅさんと別れた直後だった。
つまり、
失った恋で傷ついた自身の気持ちを、この曲に投影しているように思う。
この曲の MV（ミュージック・ビデオ）の冒頭には、、
深瀬さんが金髪の女の子に花束を渡そうとして、渡せずに失恋したシーンがある。
金髪で元気な女の子 ・ ・ ・
おそらくきゃりーをイメージしたのだろう。
つまり、、
・冒頭の女の子に失恋するシーン
・中田ヤスタカさんをほうふつさせるテクノポップ
深瀬さんは、この曲に、きゃりーへの想いを詰め込んだのだろう。
お２人が別れた理由は、当人しか分からない。
深瀬さんのほうから、別れを切り出したという噂もある。
ただ、、、
深瀬さんから別れを告げたとしても、
逆に、別れを告げられたとしても、
たとえどちらだとしても、
デリケートな深瀬さんだけに、深く傷ついたに違いない。
この曲を聴くと、そんなふうに感じる。
このように、 セカオワの 「Mr. Heartache」 は、そんな深瀬さんの深い悲しみがつまった楽曲。
それを心に留めて聴いてほしい。
次に、歌詞だ。
英語詞なので、見逃しがちですが、歌詞にも深瀬さんの気持ちが込められている。
やぁ ハートエイク、久しぶりだね
君が来るのは何回目だろうね
最近、どうだい？
深瀬さんが、友達のように話しかけている「ハートエイク」 というのは誰？？
そう思うかもしれないが、ハートエイクを日本語に訳すと、
「心の痛み」
すなわち、
「自分の心の痛み」 に対して、深瀬さんは話しかけているのです。
私は最初、驚きました.。
そして、
なんて心理学的な歌詞なのだろうと感じた。
深瀬さんは、さらにハートエイクに話しかけます。
君はいつも僕のそばにいてくれたね
そして僕を成長させてくれた
でもまた君が必要なんだ
僕はどうしたらいい？
自分の心の痛みに対して、まるで友達のように、
「君はいつも僕のそばにいてくれたね」
「また君が必要なんだ」
と話しかけるなんて、すごい感性ですね！
だけど、、、
悲しみは、人を成長させてくれる。
深瀬さんの言う通りだと思う。
「心の痛み」 は、友達であり、協力者。
ですから、
あなたも、もし、予期しない出来事が起きて、悲しみにおそわれたとき、、
ネガティブな渦に巻き込まれるのではなく、この出来事は、
「必要で起こっているとしたら？」
「何か教えてくれているとしたら？」
「自分を成長させる機会だとしたら？」
そんなふうに、自分自身に問いかけてみてほしい。
悲しみを乗り越える力を、あなたは持っているのです。
この楽曲は、ぜひセカオワのオフィシャル you tube で、MV（ミュージック・ビデオ）を見て、聴いてほしい。
MV（ミュージック・ビデオ）に出てくる ピンクの髪の陽気な人 が、ハートエイクを表している。
久しぶりに、一緒に過ごす、自分自身の心の痛み。
深瀬さんは、しっかりと悲しみと向き合い、ポジティブに生きようとしている。
そんな深瀬さんの気持ちが、陽気なサウンドからも読み取ることができる。
途中、、
セカオワのメンバーがやってきて、
大騒ぎのパーティーをします。
そんなシーンからも、メンバーの絆を感じます。
しかも、
映像に出てくる部屋は、メンバーが共同生活をしているセカオワハウスです。
実際に、自分たちが住んでいるプライベートな空間（部屋）で、ミュージックビデオを撮影することで、
深瀬さんは、失った恋のつらい気持ちを浄化しようとしたのだろうか。
MV（ミュージック・ビデオ）の最後、
深瀬さんが眠っている間に、ハートエイクが、そっと立ち去っていく場面が印象的です。
深瀬さんは、失った恋の悲しみと向き合い、乗り越えられたのだろうか？
きゃりーのことは吹っ切れたのだろうか？
そこまでは、MV（ミュージック・ビデオ）からは分からないが、、
ハートエイクがそっと立ち去ったということは、
もう心の痛みは必要ないということ。
おそらく、、
深瀬さんは、失った恋を乗り越えられたのだろう。
これらのように、
この曲は、歌詞やサウンド、映像から、失った恋を乗り越えるために、大切なことを伝えてくれている。
あなたはどうですか？
何か悲しい出来事が起きたとき、立ち止まったままでいませんか？
ちゃんと自分の気持ちと向き合っていますか？
前に進めていますか？
なかなか気持ちの整理がつかないときは、
どうかこの曲を聴いて、自分の気持ちとそっと向き合ってほしい。
きっと、 悲しみを乗り越えて、成長できるはず。
私自身も、つらいときは、このミュージックビデオを見るようにしている。
私もこの曲に救われました。
＜ SEKAI NO OWARI ： Mr. Heartache ＞
■ 執筆者 : 松岡 学
■ 音楽のかからない音楽番組
FMラジオのパーソナリティのくわっちと数学者のまっちゃんによる you tube番組。
２人の琴線に触れた音楽を紹介しています。
今年の１月の放送では、
セカオワ「幻の命」
川崎鷹也さん「君は天然色」
（大瀧詠一さんのカバー）
について、熱く語っています。
ぜひお聴きください！
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