ジョイミュー制作過程 ①曲のお題「2020年のChildren」
皆さん、こんにちは。
"ネオクラシカルビートミュージック"Musicoluneのリーダーericです。
セカオワやゆず等を手掛けた音楽プロデューサー、保本真吾さんが全国のミュージシャンと始めたプロジェクト、ジョイミューの制作過程を少しづつ、余談を交え、綴っていこうと思います。今回は曲のお題について。
ジョイミューのコンセプトについては、この動画を見て下さい。
コロナ禍で音楽を作ったり演奏したりするのが難しい中、「自分と音楽を作りたい人いますか?」と保本さんが投げかけ、全国のミュージシャンが保本さんに音楽を投げかけます。その中からピックアップされたミュージシャンが保本さんと一緒にコンピレーションアルバムを作ります。
そして、驚く事に私のバンド、Musicoluneも参加出来る事になりました!
第1回のキックオフミーティングでMusicoluneへ出されたお題は「2020年のChildren」を作る事!
Robert Milesの「Children」は1990年代に世界的に大ヒットしたクラブミュージック。
自分がMTVでこのPVを見た時は、とても衝撃でした。「なんだ?この今まで聞いた事が無い音楽は?!」一瞬で好きになり、何度も何度もPVを見ました。
この曲は、戦火により荒廃したユーゴスラビアで撮影された写真にインスパイアされたと言われています。だからこその、悲しく美しい旋律なんですね。
Robert MilesはDJで来日した事があって、自分も行きました。確かWOMBだったかな?
その時、彼は既にトランスを作らなくなって、ひたすらアンビエントなトラックを流してました。で、飽きてトランスがかかっているサブフロアで踊ってました(笑)
インストゥルメンタルのクラブミュージックってとても夢があります。自分のベッドルームで作った曲が、世界の人々を躍らせる。言葉が無いので、国境を超える力が強い。
Musicoluneも規模は小さいですが、同じ経験をした事があります。リリースした「Night Butterfly」が世界のDJ御用達の配信サイトBeatportでデイリーキング3位に入った事があります。「世界のDJがこの曲をダウンロードして、人々を躍らせている!」と思うと、本当に感動しました。
この直前にあるフェスのオーディションを受けて、その審査員から「古臭い」と言われてちょっとショックを受けてたんですけど、売れたので「全然古くないじゃん!この野郎!」と自信を取り戻しもしました(笑)
元々「Children」が好きだったというのと、「Night Butterfly」の成功を受けて、世界でヒットするクラブミュージックを作る事は頭にありました。なので「2020年のChildren」というお題を聞いた時は、キター!と興奮しましたね。
そして、お題を受けて3曲提出する事になったのですが、それは次の記事で。