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聴くことが深まる読書~『LISTEN』ケイト・マーフィ

まだ途中なんだけど、「聞くこと/聴くこと」自体のアップデートがされそうな一冊。

・「よく聴く」とは、いったいどういう状態のことなんだろう?
・話をしている相手がどのように感じているのか。
・相手はなぜその話を自分に対してするのだろう?と自問すること。
・「聴く」ことには好奇心が必要。
・反対意見に耳を傾けること。
・短期的な解決を求めるのではなく、不確かさ、謎、疑念を抱き続ける。

聞くことそれ自体は好きで、納得したり、影響を受けたり、そのまま行動に移し、結果失敗したり、でも気にしなかったり。その繰り返しではあるが、「聞くこと」はこれからも続く。ただその理解するところが本書を通して深みを増すように思われる。

相手は何を感じ、なぜその話を自分に対してするのか。その時の相手の気持ちを想像してみる。想像だから間違っているかもしれないけどそれは構わない。「もしかすると〇〇と思っているからこのような話をするのかな?」と思いを寄せる。

話をすることで、相手は自分でも気づいていない思いに出会う(話す中で言葉として発される)こともある。言語化される前の思いを引き出す。聞くことは、まだ見ぬ可能性に出合うことでもある。

短期的な解決は思考がそこで終わってしまう。
「疑問のカードを持ち続けること。」
不確かさや謎は落ち着かない気分になるものだが、落ち着かない気分があるからこそ落ち着く気分がわかる。
「考え続けることだけはやめちゃだめだ。」

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