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主に本と音楽、あとは動画とか写真とか、あと花のこととかを書いていきます。

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マガジン

  • 父がいなくなって後

    2020年6月に亡くなった父のことを記した3か月間のnoteです。

最近の記事

季節の変わり目を感じながらも一興

朝、散歩をしながら考えたり考えなかったりする。歩くことそれ自体に身を任せる。気付いたら風景を見ている。季節が変わりつつある。ピリッと冷える外気が境界線をはっきりとさせる。影が伸びてきた。光が面白くなってきた。 「日なたが暑いから不快に思うので日陰を探して入る」のは夏の頃、それが先月くらいから「日陰だと寒いので日なたを選ぶ」ようになった。それもまた季節の変わり目。「自転車に乗るのに手袋をするようになる」のが前回の自転車道からはじまり、しばらくは手袋が手放せないだろう。 そし

    • 半信半疑なトライアスロン道

      日曜日は皇居ラン久々。いけるかな?と思ったがまあいけた。1か月前くらいまでは4,5㎞走るのもどうにか、って感じだったけども、続けていることで走る身体が取り戻されていく感触がある。無理せず続けていこう。自宅出て皇居ぐるっと回って13.6㎞。 今日はプール。クロール750m、平泳ぎ250m。クロールでしっかり力を抜いて泳ぐことをしてみたら疲れずに泳ぐことができた。そして「大きく泳ぐ」ことをやってみたらそれが良く、ゆったりスーーっと大きく泳ぐことで、距離を泳げる泳ぎの身体が獲得で

      • 勝手にトライアスロンを目標に

        やるかやらないかはさておき、トライアスロン大会に出場することを目標に掲げてみた。掲げるのは勝手だ。勝手なので勝手に目標に向かってみる。 スポーツジムで泳ぐことが習慣になってきているが、トライアスロンの水泳部門は2㎞を泳ぎ切る(もっと短いのもあるだろうが)必要があるので、まずはそこに向けてやってみることにする。1㎞をクロールと平泳ぎ交えて泳ぐのは問題ないけれど、クロールでずっとというのはまだ難しい。まずはずっとクロールで泳ぐことができる身体を作っていかなければならない。 ラ

        • 何かを書きたいと思ったときに書くことができる環境

          ずいぶんと書いていなかったのできっと書きたいことに向かって書くには宇宙に行くくらいの距離がある。それでも書かないよりは書いた方が宇宙には少しでも近づくことはできるだろう。そういう意欲を忘れてはならない、それは生きている限り。 調子が悪いので運動に頼っている。もしかしたら調子が悪いのが常態なまま年を重ねていくのかもしれない。調子が良い時のことはもう思い出せないのか?それは身体に聞いてみるしかない。なので運動を続ける。思考を放り出して泳いで走る。スポーツクラブに入会したので泳い

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        • 父がいなくなって後
          27本

        記事

          あたらしいテーマ

          改めての新曲を作るにあたってのモチーフは、ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」である。「この素晴らしき世界」と題されたこの曲は、空の青さや花が咲く様子、市井の人たちがすれ違いざまに「How do you do」と言葉を交わし、その様子は「What a Wonderful World」なのだ。 この曲が作られた当時の背景にはベトナム戦争があり、いわゆる当たり前に思われる日常も、必ずしも日常ではないということが裏にある。ルイ・アームストロング

          あたらしいテーマ

          聴くことが深まる読書~『LISTEN』ケイト・マーフィ

          まだ途中なんだけど、「聞くこと/聴くこと」自体のアップデートがされそうな一冊。 ・「よく聴く」とは、いったいどういう状態のことなんだろう? ・話をしている相手がどのように感じているのか。 ・相手はなぜその話を自分に対してするのだろう?と自問すること。 ・「聴く」ことには好奇心が必要。 ・反対意見に耳を傾けること。 ・短期的な解決を求めるのではなく、不確かさ、謎、疑念を抱き続ける。 聞くことそれ自体は好きで、納得したり、影響を受けたり、そのまま行動に移し、結果失敗したり、で

          聴くことが深まる読書~『LISTEN』ケイト・マーフィ

          獣がニャー

          帰省して故郷で過ごしている。リモートで仕事をするのだが、合間に外に出ると故郷にいることが不思議に思える。 昨日はじっくりランニング。那古寺の境内に猫がいて、逃げることなく近寄ってきてカメラの目の前に。表情うらはらに可愛い鳴き声「ニャー」だった。 仕事の具合が予想を超えて周囲が慌ただしく感じる。自らの意志を超えたところで別の動きが進んでいる感じ。まもなく1月は終わるが、この1月はその準備段階、2022年という一年、大きな獣がゆっくりとその身体を持ち上げて何かが始まる、そんな

          獣がニャー

          素晴らしき蕎麦の芳し

          去年初めて足を踏み入れてからすっかり通い詰めている蕎麦屋。週に一度はきっと行っている。しっかりしたダシの効いたそばつゆ。普通のそばも良いが好みは太そばで、ワシワシと喰らう食感が癖になる。 そして天ぷら。特にゲソ天。持ち帰りもできるので持ち帰り、夜の一品として大活躍。「行く前にワクワクする」蕎麦屋はあまり無い。次に行くのはいつになるだろう。

          素晴らしき蕎麦の芳し

          館山若潮マラソンリアルオンライン

          リアルオンラインマラソンなるものにエントリーし、今まさにその最中です。 約2週間の期間内で、エントリーした距離(フルマラソン)を走るというもの。期間内であれば、数キロずつ分けて走っても大丈夫。というわけで、1/17から大会期間で、本日(1/21)時点で3回、17キロほど走りました。 これ、結構いいかも。期間が決まっている(1/30まで)ので、計画を立てて走らざるを得ない。なんとなく億劫になって走らない、わけにもいかず、走る動機になる。継続すると、走る身体ができていく。 時

          館山若潮マラソンリアルオンライン

          今日の生け花ー面の自由

          本日は生け花教室、「面」をテーマに生けました。 難しかった。。。 以前はもっと簡単だったと思うのです。以前に先生が言っていたのは「やればやるほど難しくなる」ということで、そのことを実感しています。 以前はわからないまま無闇に生けていて、それはそれで成立していた気がしますが、今改めてその頃の花を見ると、なんだか拙くて恥ずかしい。それはつまり、「見る目」が養われているということだと思います。やればやるほど、目が養われていく。ただ生ける花はまだ拙くて、それがもどかしい。け

          今日の生け花ー面の自由

          『松本隆 言葉の教室』

          "夕日を言葉にしてごらん 世界が一変するよ” そんな冒頭ではじまる本書。夕日には、どんな言葉が合うだろう。「今日もいちにち」「さようなら」「また明日」。今ぱっと浮かんだのはこの3つ。 日が落ちるまでのわずかな時間、色が少しずつ変わっていく。確実に夜に向かっていくマジックアワー。夕日は魔法の手前の時間。「こちらからあちらへ」。 夕日についてをいろいろと考えてみる、浮かんでくる言葉について考えてみる。言ってみる、書いてみる、眺めてみる。それは夕日を眼の前にするほどに雄弁では

          『松本隆 言葉の教室』

          新宿ブックファーストで購入した3冊

          1月10日祝日・成人の日は新宿に行き彷徨。 ・『松本隆 言葉の教室』 ・『誰でも30分で絵が描けるようになる本』 ・『時間の超基本』 初めて訪れた新宿西口ブックファースト。結構長い時間の滞在で購入した本。本屋好きには幸福な時間でした。 脈絡ないセレクトだけども、そして全部読むかなんてわからないけれども、その瞬間に出会った本、気になった本に、また会えるかはわからない。 松本隆の言葉は気になるし、もう少し絵をちゃんと描きたいし(最近生け花で、稽古の最後に生けた花のデッ

          新宿ブックファーストで購入した3冊

          親子生け花最終日からの気づきは積み重なる

          1年間通して月イチで続けてきた親子生け花の教室、本日が最終日。思えば昨年、友人に誘われて行ってみたのがきっかけで今はすっかり門下生。人生何が起こるかわかりません。自分の人生において生け花を習うことになろうとは。 「おもしろそうだな、やってみようかな」と軽い気持ちで始めた生け花、すっかりはまっています。やればやるほど難しくなる。それを先生は「花を見る目が養われてきた」と言います。まったく仰る通りで、以前は気付かなかった「花」に気付くようになってきました。もちろんそれはまだ

          親子生け花最終日からの気づきは積み重なる

          読みたい流れ

          『穴』小山田浩子 これは本当に、昨夜見た夢の中に、書店で何度か見かけて気になっていた著者の本が出てきた。表紙のテイストは覚えていたけどタイトルまではわからなかった。今日は神保町の三省堂に行ったので、とりあえず見つけた『穴』を買ってみた。 夢に出てきた本の装丁は『小島』か『工場』か、そのどちらかだと思うのだが定かではない。とりあえずは『穴』を読んでみることにする。 ちゃんと小説を読まなくなって久しいが、この頃は改めてちゃんと読もうと課している。『滅私』羽田圭介、『ひらいて

          読みたい流れ

          まだまだ世界にひらいていく

          『ひらいて』綿矢りさ 職場の方に借りたもの。決して長くない物語だが、だいぶ奥深い部分、人が持ちうるドロッとしたものがあらわになる。だが、「わかる」。言葉にしづらい、し尽くせない感覚に共感ができる。後半の疾走感、どこに連れていかれるのだろう、どこまで物語は言葉尽くして展開されるのだろうと、終わってみればめまいがした。久々に「ぐっ」とくる小説に出会った感じ。何かの折にまた思い出すだろう。 受験前の高校生が主人公。それはもうずいぶん前のことだと実感する。今の年齢(46歳)にして

          まだまだ世界にひらいていく

          場所が覚えている

          以前よく訪れた新宿は歩けば歩くほど、すっかり忘れていたようなことを場所が覚えている。それはよく遊びに行った場所、人と会っていた場所。その人の顔が思い浮かんで、今頃何をしているだろうかと思う。 ただそれだけで何とも言えない心地になる。誰かと居たときはそんな風には思わなかった。それは隣に誰かがいたからだ。隣に誰かがいなくなってみて初めて、誰もいないことに気付く。最初は誰もいなかったはずなのに、通り過ぎた速度がはやすぎてたまらない。 ただその瞬間は場所が覚えている。窓外から店の

          場所が覚えている