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アニメとコーヒーが導くブラジル〜南米珈琲探訪記〜②

Desculpe a demora! お待たせいたしました。
いつもなら冒頭でエスプリの効いたジョークを
ひとつまみお届けしてから本題に入るのだが
何せこのブラジル珈琲探訪記
紹介したいお店が沢山ありすぎるので
なるべく早めに本編に入ろうと思う。

約1週間の滞在中に20件ほど周れたのだが
今回はその中でも思い出に残ったお店に絞ってみた。
それでも恐らく今回ともう一回分くらいの
ボリュームになってしまうと思うが
楽しんで読んでもらえたら嬉しい。

それでは早速行ってみよう!

記念すべき最初のカフェで受けた洗礼

ホテルに着いた頃には日も沈んでいたので
初日は近くにあるカフェ1件だけにしておいた。

ホテルから歩いて数分の所に
「SCADA CAFE」というお店を見つけた。
それなりに海外経験も多いので
物怖じする事もなく入店するも
いきなりとんでもない洗礼を受けた。

全く英語が通じない

リオやサンパウロの時は
あんまり言語で苦労したイメージが無かったので
完全に油断していた。
若者だろうが老人だろうがとにかく英語が喋れない。

頑張って身振り手振りでアイスコーヒーを注文するも
出てきたのは何故かバナナシェイクだった。
これが最高に美味い。

美味いがやはりコーヒーを飲みたい。
敗北感に塗れながら通訳さんに連絡して助けを求めた。

SCADA CAFEのテラス席
基本的にどこのカフェもテラス席があって実に開放的

メニューの説明を改めて受けてみると
カプチーノ系が充実している事がわかった。
どうやらブラジル国内で流通しているコーヒー豆は
苦いものが多く(生豆の問題なのか焙煎の問題なのかは聞き取れなかった)
ドリップコーヒーの文化自体があまりないらしい。

その苦味をクリアするために
カフェラテやカプチーノで飲むことも多く
バリエーションも豊かでチョコレートソースや
生クリームなどのトッピングが主流だった。

この時頼んだアイスカプチーノも
デフォルトでたっぷりの生クリームと
チョコパウダーがかかっていた。
しかし、茹だるような暑さ、しかもテラス席でのむ
甘い甘いカプチーノは火照った身体に丁度良かった。

初日にして5kgほど増量して帰る覚悟が出来た。

見るからに甘いオーラを漂わせる
アイスカプチーノとカフェモカ

店舗情報
『SCADA CAFE』
住所
Setor Comercial Sul - Quadra 8 - Lojas 1 e 2 -
Venâncio Shopping - Asa Sul, Brasília
営業時間
月〜金 8:00−20:00
土曜日 10:30-18:00
定休日
日曜日


英語が通じる女の子がいた!

次にご紹介するのは『Cheirin Bao Cafeteria Mineira』
国内にも数店舗、ブラジリアにも別店舗があるが
断然こちらの店舗をお勧めする。

滞在中に別店舗も行ってみたが
開放的なテラス席があるのはこちらの店舗だけだった。
しかも店員さんが英語を喋れる!そしてカワイイ!!

ブラジリアで初めて連絡先を交換した思い出として
こちらのお店は一生忘れることはないだろう。

写真は撮らず動画のみだったので
instagramのリールを貼っておく。
途中出てくる右の女の子がLuiza
左の女の子がSophiaだ。
よろしく(?)

やはりこちらのお店もカプチーノが充実していた。
ドリップコーヒーはやっていないという。
しかし、昼の太陽に照らされていると
自然とアイスカプチーノを欲してしまうから不思議だ。 こちらのカプチーノは昨日のお店よりも
甘さ控えめで自分好みだった。

LuizaはMARVEL映画が好きみたいで
私のスパイダーマンのTシャツに
非常に興味を持ってくれたが
彼氏の影響でハマったと聞き
私はLuizaへの興味を失った。

しかし、せっかく出来たブラジリアでの友達なので
おすすめのコーヒー屋さんを聞いてみると近くにある
「THE COFFEE」というお店を勧められた。
看板に日本語の「カタカナ」が書いてあるから
すぐにわかる、という。

、、、カタカナ?


店舗情報
『Cheirin Bao Cafeteria Mineira』
住所
1 - SHCS CLS 104 - Asa Sul, Brasília - DF
営業時間
月〜日 8:00−20:00
定休日
なし


本当にカタカナだった「THE COFFEE」


道路を渡り数分通りを歩いていると
本当にカタカナで「ザ・コーヒー」と
書いてある看板が現れた。

2018年からブラジル国内にてチェーン展開を始め
今では国内に30店舗以上を構えている「THE COFFEE」

経営のフェルトナニ兄弟は
日本のコーヒー文化に影響を受けそのミニマリズムや
イートインのないコーヒースタンド形式を取り入れて
ブラジル国内で大成功を収めていると言う。

現在では柔軟にイートインを取り入れた店舗も増やし
今回訪れた店舗も店内席やストリートテラスもあって
ゆっくりとコーヒーとデザートを楽しめた。

2人の若い店員さんがフレンドリーに色々と教えてくれた

ここまでの説明はわざわざネットで調べた
、、、のではなく
2人の若い店員さんが笑顔で教えてくれた。
そう、ここも英語が通じるのだ。助かる。

スイーツはどれも美味しそうだった

おすすめしてくれたキャラメルチョコレートは絶品
そしてブラジル初のドリップコーヒー!
かなり苦めのコーヒーだったがチョコレートと一緒に
最後まで楽しみながら飲めた。

カタカナの起用も日本へのリスペクトを感じて
なんだかとてもいい気分だった。

地球の裏側で頑張っている「カタカナ」が誇らしかった

店舗情報
『THE COFFEE』
住所
CLS 103 - Asa Sul, Brasilia - Federal District
営業時間
月〜金 8:00−18:30
土・日 9:00-18:00
定休日
なし


ブラジリア大聖堂の南にある人気店


ブラジリア大聖堂からまっすぐ南に下った所にある
常に人の絶えない人気店「minimaliz cafe」
入り口からは想像できない
中庭のひらけた空間が素晴らしい

基本的にブラジリアのカフェは
入り口が道路に面していて
裏口を出ると中庭になっているスタイルが多い。
しかしどこも個性的で似通ったお店がないのは凄い。

開放的な中庭のテラス席だが
どれ一つ同じようなものはないのが凄い

やはりここも基本的には英語は通じなかったので
人類の共通奥義ジェスチャーで何とか乗り切る。
店員さんも頑張ってこっちの話、いや動きを
理解しようとしてくれるのがありがたくて申し訳なく
滞在中にできる限りポルトガル語を学ぼうと決意した。

脳に直接突き刺さるような甘さの
カプチーノ・ヌテラ

なんとかカプチーノ・ヌテラとバナナタルトを注文。
これがまた最高に美味しい。だが超絶甘い。
ちなみにヌテラとは濃厚なチョコレートソースの事で
コップの縁に塗りたくられて提供される。
甘いのが苦手な方は絶対に
ノーマルカプチーノをお勧めする。

覚えたてのポルトガル語
Posso tirar foto?(写真撮ってもいい?)と聞くと
みんな笑顔でピースをしてくれた。

みんな笑顔で写真に応えてくれるが
ジェスチャー注文の時は互いに鬼のような表情だった

店舗情報
『minimaliz cafe』
住所
Asa Sul CLS 405 BL A Loja 22 - Asa Sul, Brasília - DF
営業時間
月〜金 11:00−19:00
土・日 9:00-19:00
定休日
なし


街で最も美しい中庭があるカフェ


今回、最後にご紹介するのは
滞在中に感動したお店の1位2位を争うこちら。
「minimaliz cafe」と同じくブラジリア大聖堂から
スー道路を南下した所にある「Vert cafe」だ。

こちらもinstagramのリール動画を
ご覧いただくのが早いと思う。

店内にそびえる樹もインパクト抜群。
中庭の美しさは滞在中に訪れた中でも群を抜いていた。
そして料理とコーヒーのレベルも素晴らしかった。

最も感動したのは動画内でも紹介しているカプチーノ。
正確にはモカカプチーノとの事なのだが
いかんせんこちらも英語は全く通じなかったので
これが合っているのかもわからない。

もしこちらのお店に行かれてこれを飲みたい時は
最悪このnoteを見せれば大丈夫だと思う。

ポルトガル語と言えばお店の名前も正確には
「ヴィトカフェ」と発音するらしい。
基本的に「R」は発音しないという。勉強になる。

他にもヨーグルトボウルやカプレーゼサンドなど
どれを食べても美味しかった。

あまりに美味しさと素敵な雰囲気に
友人達を連れて滞在中に2回行ってしまった。
Brasilia に来ることがあれば絶対に行ってほしい。


店舗情報
『Vert cafe』
住所
Asa Sul Comércio Local Sul 403 BL B Loja 34 - Asa Sul, Brasília - DF
営業時間
9:00−22:00
定休日
火曜日


カフェ紹介前半戦を終えて


如何だっただろうか?素敵なお店ばかりでしょう?
リオやサンパウロに比べてもブラジリアは
計画都市で連邦直轄地区のため治安もかなり良くて
割と安全なカフェ巡りが可能な街でした。

本当は行ったお店は全部紹介したいのだけど
文字数がとんでもない事になるので今回の5件と
次回の5件、合わせて10件をご紹介しようと思う。

アニメ音楽に携わり、そして更には
コーヒーを好きにならなければ
このnoteを書くこともなかったのだろうと思うと
何だか不思議な気持ちだ。
そしてこの記事を書いているとまるで昨日の事の様に
ブラジリアでの美しい時間を思い出すことが出来る。

この機会に感謝しつつ、今回はこの辺でお別れです。
ちょっと自分的には笑いの要素が少なかったのが
心苦しいがたまにはこんな感じの記事もいいよね?

と言うわけで次回をお楽しみに!

ヘッダーにも使ったカフェの一コマ
ゆったりとした時間が流れていく

ように見えるが
仕事のメールにイラッとしている所

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