エッセイ これからも変わらない俺のスタンス
先日、芸能界を引退した中居正広くんとフジテレビの騒動についての俺の見解を書かせていただいた。ホットな話題だったからか反響が大きく、記事に対する賛否両論ご意見をいただいた。
この記事の反応を見て、今後どんなことがあっても俺は執筆のスタンスを変えなくていいんだという結論に達した。そこでそのスタンスというものを、もう一度明確にここに記しておく。
① 推しタレントが罪を犯した場合について
これは今回の中居くんのケースにも通じるが、俺は基本的に推しが罪を犯して逮捕されたり活動休止や引退などに至ったとしても、それを理由にその人（たち）が生み出した作品を一切取り上げないということはしない。
休止や引退レベルの不祥事ならば、間違いなく被害者や傷ついている人はいるだろう。しかしだからといって、好きなものは好きなのである。今回のケースで言えば、中居くんがどういう状況であろうとも「SMAPが好きだ」という気持ちは微塵も変わらない。
綺麗事かもしれないが、憎まれたり罰せられたりするべきは罪を犯した個人である。もっと言えば、罪を犯したからといってそれまでやってきたことが全部嘘であるとは、俺はどうしても考えられないのだ。
もちろん、一定期間その人の作品に関する記事を上げない、くらいの対応はするかもしれない。けれどそれは一生ではない。そのかわりというと違うかもしれないが、俺は推しが起こした問題や騒動と向き合う覚悟はしている。それが前回の記事だ。例えば旧ジャニーズ問題に関しては、数回にわたって記事を書いている。それが読者のみなさんへの誠意だと思うからだ。だから今回の件について言えば、これからもSMAPの記事は書いていく、
② STARTO ENTERTAINMENTについて
これは名称の話だ。俺もずっと悩んでいたが、結論を出した。
記事中ではSTARTO ENTERTAINMENTのことを「旧ジャニーズ」もしくは単に「事務所」と表現する。理由はふたつある。
ひとつは、STARTO ENTERTAINMENTという名称が世間にあまり浸透していないこと。SMILE-UP. だった時もそうだが、テレビ番組でさえ「旧ジャニーズ」という表現を使っていた。そんな時にSMILE-UP. やSTARTO ENTERTAINMENTという新名称を使ってしまうと、アイドルに疎い読者さんから「STARTO ENTERTAINMENTとは何ですか？」という質問がくる。答えるのは苦ではないが、質問する読者さんの方も手間だし、こちらも不誠実な気がした。つまり「わかりやすい言葉を選びたい」というのが最初の理由だ。
もうひとつは先程の話にも通じるが、罪があるのは元社長及び事務所であって、事務所名ではないということ。俺としては15年以上旧ジャニーズのファンをやっているから愛着もあるし、ジャニーズという名前自体には罪はないと思っているからだ。
もっともこれは個人的感情に過ぎないので、STARTO ENTERTAINMENTという名称か、オフィシャルの略称なんかが浸透してくれば徐々にそちらに切り替えるつもりではいる。しかし今のところ、そんな気配はなさそうだ。なので基本は「事務所」、他の事務所と区別が必要な場合は、「旧ジャニーズ」と表現していく。
③ グループ名の扱い
グループ名を変更したグループに関しても、以前のグループ名でリリースした作品についてはその名前を使う。先ほどと同じ理屈でグループ名が悪いわけではないし、名称が変わったからといって旧グループ名を忘れたくない、過去のものにしたくないというのが理由だ。俺にとってSUPER EIGHTはSUPER EIGHTでもあり、関ジャニ∞でもあるのだ。KinKi KidsやSexyZone、ジャニーズWESTについても同様である。
まとめ
エッセイも推しの作品を語るも、俺は以上のようなスタンスでやっていく。これがきっかけで傷つく人がいるかもしれないが、そういう人はドラゴンというnoterから離れてくれればいい。今回の記事は読者をいきなり傷つけないための配慮でもあるから、離れる決断に罪悪感を感じる必要もない。寂しいが、受け入れる。それが表現者の責任だと思うから。
この記事を読んでもドラゴンの記事を引き続き楽しみにしてくれるみなさん、来月からもよろしくお願いします。俺の論理は暴力的かもしれないけれど、確実に共感してくれる人もいると思っています。ドラゴンというnoterを、みんなで一緒に作っていきましょう。
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