名曲668 「友達だから」【合唱曲】
ーー死ぬまで忘れないかもしれない合唱曲ーー
今日から3日間、思い出の合唱曲を書きたい。まずは「友達だから」。
以前に「カリブ夢の旅」で合唱コンクールについて書いたことがある。私は中学校で3年間金賞を手にしていた。これは間違いなくたまたまで、それで人生が特に変わったこともないのだが、いまこうして書いているといい思い出として残っており決して無駄ではなかったと実感する。
今回は小学生時代の合唱曲を。「友達だから」は小学5年生のときの合唱コンクールで歌った曲。上記の動画では1978年録音とあったので、けっこう昔からあったようだ。
私はこの曲が好きだった。昔からこういった牧歌的な曲を好んでいたのは昭和アニソンに触れていたからだと思う。曲の構成がシンプルでわかりやすいのだ。ちなみに同タイトルの曲といえばドラえもんの映画主題歌も思い出すのだが、そちらとは無関係だ。
{君と僕とは友達だから 歩いてゆこう 歌をうたって うれしい時も 悲しい時も 歩いてゆこう 手をとりあって}
青春が感じられる。私が特に好きだったのはサビの歌詞だ。
{幸せはいつでも むこうからくるのさ 白く続く道の はるか遠くから その日まで君と歩いてゆこう}
サビのメロディーの壮大さに加えてじーんとくる歌詞。よくわからなかったが白く続く道のはるか遠くから幸せがやってくるのだと。真っ白(雪じゃない白)な景色を思い浮かべながら歌うと爽快感抜群。とても大好きだった。ちなみに2番だと裏パートを歌うのだが、そちらは音源化されていなかった。でも脳内にははっきりと覚えているなあ。
この曲の思い出は、音楽の先生による演出である。「うれしい時も」のときはできるだけうれしそうに、「悲しい時も」のときはできるだけ悲しそうにうたうように教えられたのだ。なるほどと思った。それを忠実に守っていた我々のクラスはコンクール当日でも高評価を集め、金賞を受賞したのだった。
私は「いい曲なんだから当たり前」くらいに思っていたのだが、実は同じくらいいい曲だなと感じていた手ごわいライバルがいたのだった。それが隣のクラスの……それは明日に取り上げようと思う。
【今日の名歌詞】
幸せはいつでも むこうからくるのさ 白く続く道の はるか遠くから その日まで君と歩いてゆこう