名曲952 「*〜アスタリスク〜」【ORANGE RANGE】[BLEACH]
ーー同級生は全員聴いていたーー
【ORANGE RANGE - *〜アスタリスク〜】
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いまや懐かしささえ覚える「BLEACH」。もう10年以上前だろうか。私がバリバリの学生時代、同級生の男子はこぞって毎週を楽しみにしていた。バイブルとなった方も多いのではないだろうか。何の、という疑問はさておき。
かなり昔の話になるのではっきり覚えていないのだが、この曲との出会いは朝の音楽の時間だった。なぜか1時間目の授業前に歌を歌う習慣があった(小4くらいかなあ)のだが、そこで出会ったのだった。当時は一応オレンジレンジが世の中に浸透していた時代だったはずだが、私はこの曲が最初の出会いだった気がする。
Bleach - Opening 1 (HD - 60 fps) - YouTube
後にBLEACHの曲だとわかった。これがまあ、同級生の間では大爆発的人気を誇った気がする。ところが私は、もう一つ同時期に流行った「ラブ・パレード」のほうが好きだったので、何とも言えない心境だったのを覚えている。
先日書いた「カサブタ」とは違って、アスタリスクも大好きだった。今回は素直に名曲と認めたい。……いや、天邪鬼を発動しようじゃないか。
私の音楽観が変わってしまったのもあるのだが、学生時代までは大好きだったオレンジレンジも、いまやちょっと冷めてしまうのである。悪く言うなら「こんなレベル低かったっけ」という感じだ。それだけ耳が肥えたのならいいのだが、それほど自信はない。
オレンジレンジが流行していた当時は、それこそJ-POPの終わりの始まりみたいだった。それもいまや納得であり、現在頑張っているヒゲダンとかと比べるとどうも数段階落ちてしまうのである。これは多くの同級生も同意見だった。歳を重ねるのは恐ろしいもので、当時美化していた記憶を徐々に冷静に見つめてしまうようになる。成熟は時に罪となる。
思い出補正で評価を上げることがほとんどの中、今回のケースは数少ない逆補正である。しかし世の中何が起こるかわからないので、再評価の流れになってもおかしくない。その時はニッコリと手の平を返す所存でございます。