名曲734 「アレアレアラレちゃん」【水森亜土】[Dr.スランプ アラレちゃん]

ーーペンギン村からおはこんばちわーー

【アレアレアラレちゃん】

 アラレちゃんというと、私の世代は90年代に放送されたリメイク版のほうが馴染みがあるのだが、初代の偉大さを忘れてはならない。あのドラゴンボールよりも前に出た作品で、鳥山明の中ではそれ以上の評価をしている方も多い。私も小さいころから争いを好まない子だったからか、ギャグ寄りのこっちのほうが好きかもしれない。

 この作品で恐ろしいのはワードセンスだ。現代でも使われている?語録がゴロゴロあるのだ。街いけばそこかしこにアラレちゃんが出没しているわけである。私も同様。……えっと、めちゃんことか言いますよね。まだ死語じゃないですよね。大丈夫ですよね私。

 まあそれはそれで、私はエンディング曲が好みなのだ。ワイワイワールドもいいのだが、普段の元気でパワフルなアラレちゃんがちょっぴりセンチになるのがいいのだ。微塵も感じなかったストーリーからかけ離れて女の子っぽくなるのだ。こういう姿を映すのもエンディングの魅力。ただ、昭和のエンディングにありがちな、ただただしおらしいメロディーでないのが素晴らしい。ちゃんと世界観を合わせている。

 体を揺らしながら気軽に聴ける珍しいエンディング。バランスが絶妙という点で名曲としたい。水森亜土の可愛い声がしっくりくる。ほかの方がカバーしても、原曲を超えられない曲の代表例である。愛する彼女さんに歌わせたい曲の上位かしら。どうでしょう皆さん。それじゃバイちゃバイちゃ。


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