見出し画像

自閉症スペクトラム男児の8年後、意欲的にピアノに取り組めるようになる。

2019年の記事です。

言葉の出難い子どもが、同じことを何度もくり返して言う時。 : 徳島の音楽教室Music Lab Melodia (ldblog.jp)

幼稚園の頃から来てくれてたこの子は、
この春から中学生になります。

小学4-5年までは、多動、注意力の低さ、言語表出の苦手さ、
などによる、中程度?の知的障害を感じていましたが、
(検査結果をもらっていないので、はっきりしたことは不明)
努力に努力を重ね、譜面も読めるようになり、字もきれいだし、
今はバイエルは90番くらいまで進んでいます。

さて、先日でのレッスン前の出来事。

ノートをチェックしている私より先に、譜面を持って
ピアノの前に行った彼は、まだ習っていない後ろの方の
譜面をパラパラとめくり、自分で片手で譜読みを始めました。

「ちびまる子ちゃん」

あ、この曲知ってるー弾けるかもー?
そんな風に感じたのでしょうか?

私は上記のような症状のある自閉症スペクトラムの子どもが、
元々ピアノ好きだったならまだしも、
読譜をマスターし、自分から興味を持った曲を
「弾けるかな~?どれどれ?」と、譜読みをするようになるなど、
考えもしませんでした。

でした。今までは。

でもまた、新たな、私にとっては奇跡とも呼ぶべき
成長を見られたのです。

彼はここ一年足らず、ずっとレッスン時間は集中をして、
一時期ひどかった独り言も無くなり、がんばれるようになってきた
ところです。
ちょうど一年前に、ピアノレッスンと併行して、言語のお勉強を、
私と始めたのもプラスに働いているではないかと?感じています。

家でも自主的にピアノに向かうそうです。


諦めない、ひとりの努力は、みんなの希望だなあ~と、
自然と希望になっていくのだなあ~と、改めて感じました。

これからも頑張ってほしいな。

私もがんばる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?