高機能自閉症のピアノの生徒さんと、アルトサックスでセッションしました。
私が初めて出会った自閉症の男の子も、今年で30歳になりました。
小4で出会った頃は、コミュニケーションがほとんど取れず、
私は初めて「多動」という言葉の、ホントの意味を知りました。
それが今では、こんな風に、
いっしょにセッションできるまでになりました。
久しぶりに吹いたsaxに、本当に私は息が続かなくて、
(練習不足?年?)(両方やな)
私の「もう一回お願いっ」のお願いに、
彼は嫌な顔ひとつせず、・・どころか、
「は~い」「大丈夫で~す」「OKで~す」と言いながら、
根気よく付き合ってくれました。
「サックスの音が好きなんですよ」と何度も言ってくれて、
すぐドロップアウトしそうになる私を助けてくれました。
(ん?正直なだけ?笑)
「マイペース」「空気が読めない」と言われる自閉症ですが、
私に合わそう合わそうと、ピアノを弾き続けてくれました。
彼の、完成まであきらめない気持ちが、
完成させてくれた1曲になりました。
ということで、みなさん、
私の演奏と録音と、覚えたばかりの編集は、
とても拙くて恥ずかしいのですが、
ここまで来るまでには、いろんな山を越えてきたkeiくんのピアノを、
どうか聴いてください<(_ _)>
スティービーワンダーの「Overjoyed」です。
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