(音楽話)66: INXS “What You Need” (1985)
INXS “What You Need” (1985)
INXS。Midnight Oil、Rick Springfield、Crowded House、Air Supply、Men At Work、AC/DC…みんなオーストラリアが生んだ音楽です。特に1980年代はオーストラリア勢がバンバン全米チャートを席巻しました。中でも女性から圧倒的人気だったのがINXS、というかヴォーカルのMichael Hutchence。90年頃には「世界で最もセクシーな男」とまで言われましたが、97年に自殺。Michael、生きていれば還暦。横山剣(クレイジーケンバンド)、氷室京介、Bono (U2)、山口百恵、野宮真貴、Amy Grant…などと年齢一緒だそうです…吃驚。
1980年にデビューした当初はニュー・ウェイヴ的なロックでしたが(だから正規メンバーにSaxがいる)、徐々にダンス・ミュージック寄り=売れ線となり、この曲がキッカケで本格的にアメリカで売れていきます(85年発表アルバム「Listen Like Thieves」収録。プロデューサーはChris Thomas)。特に間奏前のディストーションがかかったギターとディレイ入ったスネアのサウンドが大好きで、10代の頃よく聴いてました。私には少々ポジティヴ過ぎる歌詞で今となってはクラクラしますが…笑
とはいえ、誰しも、何もかも忘れて一時の享楽に溺れたいことってあると思います。音楽がその手助けをしてくれる面もあるわけで、難しい世の中をほんの少しだけ軽くしてくれる。この曲を聴いている時、私はそんな気分です。
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さぁ 始めようか
どうしようもないことなんて 忘れなよ
そりゃ簡単じゃないことくらい 分かってるよ
お行儀良くしなきゃならない時には 特にね
そうさ それが理由だろ
そう、それな
これが お前がほしいもの
お前がほしいヤツ 俺に任せてみな
悲しくなったり 寂しくなったりするのかい?
いつものやり方じゃダメ 変えなくちゃ
泣いてばかりじゃ なんの意味もないさ
さぁソイツを拾って 形を変えようぜ
そうさ それが理由だろ
そう、それな
これが お前がほしいもの
お前がほしいヤツ 俺に任せてみな
なぁ 聞いてくれ
これで終わりじゃ 全然ないからな
リズムを感じるかい?
本当のあるべき姿に お前を変えてあげるよ
本当の姿に お前を変えてみせるよ…
(INXS “What You Need” 意訳)
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