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フルート発表会を終えて やる気スイッチ

毎年恒例のフルートの発表会が無事終了しました。
今年は30名参加で、ソロ演奏とグループ演奏を合わせてトータル5時間のプログラム。
会場は800名収容で、ピアノはスタインウェイ。
とても響きの良い素晴らしいホールで演奏することができました。

私は、5月のおさらい会でも演奏したオトテールの舞曲を昨年に続き、バロックフルートで発表しました。通奏低音は先生にバロックフルートでお願いして、全7楽章を演奏。(繰り返しなしで約9分)いくつかミスはありましたが、今まで発表会では全楽章を演奏したことがなかったので、そこは、頑張ったね!と。


これまで7回、発表会を経験しましたが、毎回、緊張しすぎて音がうまい具合に出ず、撃沈😅

もう発表会に出ることをやめようかなあと思っていましたが、なぜか続けています。そこで、今年は思い切って練習の仕方を変えてみました。今までは発表会が近づくにつれ、いつもの倍の時間練習し、特に発表会の1週間前はすごく頑張っていました。
ふだんの練習時間は1日1時間、週4日がいいところです。
そこで、今回はいつも通りの練習量で、練習していきました。(練習量は少ないと思いますが、そこは効率的にやっていくしかありません。意外とがむしゃらに練習していた頃よりは、精神的にもずっといい具合でした。)
前日だからと特別のことはせず、いつも通り1時間で練習終了。ある意味あきらめというか期待しないことに。あと、当日も控え室で練習しすぎないよう、できるだけ体力を温存することにしました。

そうして臨んだところ、今までよりは緊張せず、いつも通り演奏できました。
もちろんそれ以上にもなりません。あまり自信のないところはそのままです🤣

ということで、今回の自分の目標は達成しました。
これからもこのスタイルで、フルートを演奏することが特別ではなく、デザインしたり、イラストを描いたり、料理を作ったり、掃除したり、といったことと同じように日常の中で淡々と取り組んでいきたいと思っています。


とりあえずホッとして、しばらくポーッとしており、やる気ゼロ😆

発表会の演奏が終わると、いつも先生から舞台袖でご褒美をいただきます。今年はどら焼き。
お教室のロゴは実は私がデザインしました。


発表会から3週間後、ようやく久々のレッスンへ。

先生:「多くの皆さんからバロックの勉強をしたいという声をたくさん聞いています笑」
私:「え、そうなんですか?そういえば、Nちゃんからもバロックフルート吹いてみたいと言われましたよ」「Sさんからは3年後にバロックフルートに切り替えますって宣言されました!」

実はこの教室では私だけがバロックフルートで、あとは全員、モダンフルートです。
中学生から習ってた3人は6年間レッスンを続けて大学生になって、すごい上手くなって驚いたのですが、そんな子たちも、バロックも勉強してみたいとの申し出があったり、大人組もいずれはバッハを演奏したい!という方が増えているとのこと。

私:「嬉しいですね!」
思わず先生と二人でニヤニヤしてしまいました。
バロックフルート好きの仲間が増えそうです。

そんなわけで、1月にはチェンバロと合わせて演奏する講座や、3月にはフルート合宿も決まりました。

先生:「3月の合宿でバッハのトリオソナタ練習してみませんか?BWV1039です。ゆっくりな曲だから大丈夫だと思いますよ」
と誘われ、
私:「あ、じゃあ行きます」
と即答してしまいました。こちらの曲は以前、ヴィオラ・ダ・ガンバのリサイタルで演奏を聴いたもので、バッハの時代、フルートでも演奏していたものです。どちらの楽器での演奏もバッハは気に入っていたということで、すごく素敵な曲です。


先生:「そのためにも、今月からヘンデルHWV363b op.1-5頑張りましょう!」

いよいよヘンデルです。実はモダンフルートとバロックフルートでタンギング(舌の技法)が全く違うんですね。特に16分音符などの早いパッセージが長く続くところは、バロックフルートのタンギングの仕方にしないと音がイキイキと伝わってこないのです。今まではそんなに早い部分がない、やさしい曲を練習してきたので、さほど気にせず演奏できましたが、これからバロックフルートの技術的なところを教えていただくことになりました。

やる気スイッチON!


さっそく、帰って『BWV1039』の楽譜をポチっとしておきました。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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