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#8 来日版West Side Story観劇してきました!

こんにちは。20代ミュージカル男子のm-logへようこそ。
本日は、West Side Storyについてお話します。
最後までお付き合いいただき、コメントいただけると嬉しいです。

この記事は約10分程度で読み終わります。


West Side Storyの作品紹介

West Side Storyは、アメリカのニューヨークを舞台にしたミュージカル作品です。ジェッツとシャークスという二つの対立するギャンググループを中心に、若者たちの恋愛や葛藤が描かれます。
この作品は、1957年に初演され、今なお世界中で愛され続けています。

あらすじ

物語は、プエルトリコ系のシャークスと白人のジェッツとの対立が始まるところから始まります。ジェッツのリーダー、リフがシャークスのリーダー、ベルナルドとの抗争を繰り広げる中、トニーとマリアが出会う。彼らはお互いに惹かれながらも、対立するグループの一員としての立場に翻弄される。
しかし、二人の愛は壮絶な結末を迎えることとなる。

観劇の感想

今回舞台版で観劇するのは初でしたが、非常に素晴らしかったです。映画版を見ていたので、既知の通りでしたがストーリーは緻密で感情的に描かれており、プロローグからカーテンコールまで息つく間もなく引き込まれました。

前説も英語で準備され、キャストも、指揮者まで招聘メンバーで構成されていた為、ブロードウェイの劇場に足を踏み入れたかのような気持ちにさせられました。
特にその歌声とダンスシーンは素晴らしく、英語で展開されるストーリーではありますが母語よりもしっかりと心に落ちる感覚がありました。

ただ、翻訳が字数の都合上カットされているシーンが多数あったので、もう少し頑張って欲しかった気持ちもありました、、、。

楽曲の素晴らしさ

West Side Storyの素晴らしさの大部分は楽曲にあると思っています。
楽曲は、作曲家レナード・バーンスタインと作詞家スティーヴン・ソンドハイムによって生み出されました。

バーンスタイン氏はクラシック音楽の分野で名高く、25歳にしてニューヨークフィルハーモニー交響楽団で指揮をするという天才ぶり(筆者と同い年ということに驚きを隠せません)。ミュージカルの作曲家としてもOn the townなどの著名作を残しています。

ソンドハイム氏はミュージカル界で才能を発揮しており、ニューヨークタイム誌に「アメリカのミュージカル界で最高、そしておそらくもっともよく知られた人物」と言わしめた人物です。代表作に昨年から今年にかけて日本でも公演された、ジプシー、太平洋序曲、イントゥ・ザ・ウッズなどがあります。個人的にはソンドハイム氏の洗練された言葉の使い方や曲とリンクした作詞が大好きなので、魅力ポイントを引き上げていました!

彼らのコラボレーションによって生まれた楽曲は、情熱的で劇的なメロディが特徴であり、作品の世界観を一層引き立てています。

楽曲紹介『America』


ここで1曲紹介します。West Side Storyを知らない方でもお聞きになったことがあるのではないでしょうか。Americaという楽曲です。 
プエルトリコ系のジェッツが、アメリカンドリームの理想と現実を語るシーンです。

出自やアメリカでの生活について歌い上げるシーンで非常に印象的です。このシーンでは、ダンサブルなリズムと舞台上での躍動感あふれるパフォーマンスが観客を魅了しました。

どこかプエルトリコを感じるグルーブ感とメロディに、韻を踏みながら軽快に綴られる歌詞に魅力を感じませんか?

このように素晴らしい楽曲が満載なのが、この作品の素晴らしさだと思います。

ロミオ&ジュリエットとの比較

少し話が脱線しますが、West Side Storyは、シェイクスピアの名作ロミオ&ジュリエットを基にしていると言われていますので、これらを比較して話をしてみたいと思います。

ロミオ&ジュリエットとは

ロミオ&ジュリエットは、15世紀のイタリアを舞台にしたシェイクスピアによる物語。二つの敵対する家族であるモンタギュー家とキャピュレット家の子どもであるロミオとジュリエットが出会い、一瞬で恋に落ちる。しかし、家族の対立や運命に翻弄され、悲劇的な結末を迎える。

類似点について

West Side Storyとロミオ&ジュリエットは、類似点がいくつかあります。
まず、対立構造の中で生まれる禁断の愛が中心となっています。
両作品では、主人公たちが異なる陣営に所属しているため、周囲の環境や社会的な制約によって愛を実現することが難しくなっています。

その中で、家による対立と、出身地という読み替えをして、作品創作時の情勢に合わせて書き換えたと言われています。

さらに、シーンの類似点もあります。
例えば、出会いのダンスパーティやバルコニーシーンでは、二人の恋が芽生える瞬間が描かれます。出会いのダンスパーティでは、舞踏会の中でロミオとジュリエット、トニーとマリアが出会い、強烈な魅力を感じ合います。バルコニーシーンでは、二人が切ない恋の誓いを交わす場面があります。

これらの類似したシーンで話された言葉や歌詞に耳を傾けて、どう違うのか、どこが同じように使われているのか。そんなことに心を傾けても面白いかもしれませんね。

最後に

本日はWest Side Storyについてお伝えしました。この作品は、緻密なストーリー、素晴らしい演技力・ダンス力・歌唱力、感動的な楽曲など、多くの魅力が詰まった作品です。観客は物語に引き込まれ、キャストの熱演と共に感動の世界へと誘われます。

West Side Storyは、観客に感動と興奮を与える作品です。ぜひ、ご都合が合えば今回の来日公演や今後の公演、昨年公開された映画作品などを通じて、その魅力を体験してみてください。

本日はWest Side Storyについてお話させていただきました。お楽しみいただけましたでしょうか。コメントやスキをもらえるとモチベーションがあがります。コメント欄ではフリーお話ができる場にしたいと思っていますので、盛り上げにご協力お願いします。これからも色々と発信していきますので、是非フォローお願いします。またお会いしましょう。

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