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ピアノの先生の経験を見分ける方法
必ずしも経験豊富な先生が良いという訳でもない。経験が浅い先生の方が情熱を持っていることもあるし、より勉強熱心ということもある。とは言え、教える技術は実際生徒に教えることで発展するので、経験の長い先生に習いたいと思う場合もあるだろう。何より経験豊富な先生は、包容力が違う。
この見分け方は、傾向としてというくらいで、絶対的なものではないけれど、ある程度当てはまる部分があるように思う。最低一曲最後まで弾けるという前提だが、まず先生に曲を聴いてもらう。レッスンでは、最初に練習したものを演奏し、そこから展開が始まることが多い。この時、最後までたどり着く前に止めたり、ミスを指摘したりする先生は経験が浅い傾向にある。反対に、たどたどしく間違いだらけでも最後まで聴いてくれる先生は、経験が長い傾向にある。
また、一曲弾き終わった後、全体的な印象から話してくれる先生は経験豊富、いきなり細部を矢継ぎ早に指摘してくるのは経験が少ない先生、という傾向もある。
レッスンが上手い先生は、全体像を把握してから、曲全体に通じるアドバイスで生徒の腕を上げてくれる。的を絞って効果的な指導をしてくれる。反対に、一つ一つだらだらと、時間ばかりかけて説明する先生は、生徒の理解や上達にとって、あまりプラスになるとは思えない。
音楽にはそれぞれ、要となる部分がある。たくさん並んでいる音の中でも、本当に大事な音というものがあるのだ。そのポイントの伝え方が上手い先生は、演奏も魅力的だったりする。