過去世を知りたくなったら。
これから書く話は気楽に、雑学みたいな気持ちで読んでもらえたら嬉しい。
たまに「あなたの前世は〇〇です」みたいなのを霊視(?)してくれる人っているけど、あれってそんなに意味ないんだよね。そもそも転生も輪廻も人によってはごまんとあるので、その中の一回の一場面を切り取って見てもあんまりというかほとんど意味がない。映画の一場面だけ知っても仕方がないよね。輪廻なんてますます見る意味がない。大抵虐げられて死ぬか、犠牲になって死ぬか、異端で処刑されるか…とかとか知っても知らなくてもいい情報しか含まれていない。
興味を持って知るのは自由なんだけど、「前世〇〇だったんだって」くらいの情報だったら、あくまで娯楽の範囲かなと思う。そういう能力ある人ってピンキリなので一概には言えないのだけど。だから誰かに見てもらうときは、輪廻と転生の基礎知識を知ってる人のがいいのではないかと思う。
過去世で叶えたかったことってのはあると思う。でもそれって別に純粋に今を生きて、自分自身であればそれで見つけられるものなのだと思う。だから今の自分の純度を高めることの方が何万回の過去世を調べてまわるより早いんだ。何万冊もあるアルバムの写真をバラバラに見て地図を作るなんて困難なことだ。だったら今の自分の中にあるコンパスを頼りに、道無き道を歩いて行った方が、結果早く自分の冒険は出来るのではないかな。
過去世を知っているからと言って、別にすべきことは変わらない。輪廻の話をするとだいたい自分の過去について知りたくなってしまうと思うんだけど、知っても知らなくてもあなたの目指したい場所は今のあなたが知っているはずなんだ。これからあなたは何になるの?そっちのが何万倍も大事なんだ。だから心配せず、自分の人生を楽しく探求したらいいのだ。誰の評価も関係なく、誰の思い込みも入れず、誰のコピーもせず。
タロットの中に「0 愚者」というカードがあるけれど、まさにそのように純粋な好奇心で旅に出たらいいのだ。愚者は何も持っていないけど、無限の可能性の象徴だ。タロットの大アルカナでは、その無限の存在たる愚者が、さまざまなカードを経由してさまざまな叡智に触れて、自我を超えて「21 世界」ですべてを得るんだ。私はこれを人が神になる道なのだと思っている。大アルカナで示されるテーマは、地上で経験するさまざまな人間的経験と、それを破壊し新しい自分に生まれ変わっていく進化の過程なんだ。その過程の1つ1つがカードのテーマになっている。なんて親切なんだろうと思った。
タロットを学び、それぞれのテーマを深く知り、叡智が身になれば、人は進化できる。まさに輪廻を超えて、知恵に至る道。
最初からこんなに簡単に示されているのに、受け取っていないのはこっち側の問題なんだと思った。宇宙側からは何度もこうしてメッセージが届いているのに、地上でまったくもって生かされていないんだ。叡智はいつでも求めればそばにあるのに、人は自分たちと離れたどこかに答えがあるように誤認してしまう。そうじゃないんだ。真理はもっと日常にあるんだよ。日常に含まれている。
それに気がつかないと、延々と覚醒を求めてセドナとか行っちゃう。いや、セドナ行ってもいいんだけど。パワースポットと言われる場所に行くことをクエストみたいにこなしても仕方がないんだよ。
あなたがあなたを生きることを選択しない限り、誰かの言ってる「目覚めるってこういうこと」「自分を生きるってこういうこと」っていうののコピーをしてしまう。天啓的ななにかが来るのを待っちゃう。そうじゃないんだ。もちろん非日常はあるけど、もっと地続きのものなんだ。あなたの今いるその日常が本番なんだ。人生の95%を占める本番たる日常を安穏と過ごして、残り5%の奇跡を信じるなんてどうかしてると思わないか?今いる日常から実践して行くんだ。あなたの学んだことを。あなたの探求したいことを。あなたの願いを叶えるんだ。今その瞬間から。
そんなわけで、日常に真理はあるんだということを気軽に学べるタロット講座が出来そうです。というか、やります。もちろん占いの手法としてタロットを学びたい人にもオススメですが、宇宙的な話も交えつつ、カードを紐解いて行くのでリーディングの幅も広がるのではないかなと思いますよ。DMなりメールなりでお問い合わせください。