1.はじめに
新型コロナウイルスの影響により、多くの演奏会やイベントが中止もしくは延期になりました。この感染拡大の収束の見通しがつかない中で、運営団体や演奏家の皆様は不安を抱えておられるのではないでしょうか。
そこで、資金のサポートおよび中止の代替案として動画配信、録画・録音のサポートに関する状況を調べたところ、わかりやすくまとまっている情報がなく、自作することに致しました!
そんなわけで、はじめてnote作成しました(笑)
まとめの情報は、「PR TIMES」に掲載されたプレスリリースや各種SNSなどの中から、ピックアップしたものです。SNSは数多くあるため、網羅できていない内容も多いと思われますがご容赦ください。
動画配信は予定していた演奏会がそのまま実施できればベストでしょうが、それが困難な場合、プレトークのように指揮者による解説やファンミーティングなど、演奏以外の取り組みだけでも実施したいとお考えの方もあるかと思い、セミナーやトークイベント等のライブ配信のサポートを行う企業も掲載しています。なお、youtubeなど、もともと無料で配信できるサービスは掲載しておりません。
この情報は2020年3月3日に公開しました。今後も最新情報を更新します。
※3月16日:フリーランス・個人事業主の方への支援情報は別ページにとりまとめました。
皆様、コロナに負けず、頑張ってまいりましょう!
こんな時だからこそ、音楽の本質的な価値や、社会における芸術の役割が問われるのではないでしょうか。また、芸術の実演においては、オンライン、オフライン、それぞれの価値が再検証される転機になるだろうと思います。
ピンチはチャンスと気持ちを切り替えていただき、これらの情報が皆様にとって新たな選択肢と可能性が広がる一助になることを願っております。
◆ご参考 動画配信について
ライブ配信を行う場合の著作権などの権利処理は、下記の「感染症とイベント中止の法的対処」の記事もご確認ください。
◆ご参考 イベント中止・延期の対応
<文化庁>
各種文化イベントの開催に関する考え方は、こちら
<弁護士が作成した情報>
・感染症とイベント中止の法的対処(2020.2.27掲載)
※無観客ライブ配信の権利処理を、3月10日に追記されました。
※上記と同じ内容でQ&A方式で書かれた記事(上記よりもかいつまんだ
内容。2020.3.3掲載)はこちら
・感染症の流行によるイベント中止、延期、開催方法の変更を行ううえでの
留意点(2020.3.16掲載)
・イベント中止、クラウドファンディングの留意点など(2020.3.11掲載)
◆お願いとご注意
私は下記のサービス提供団体とは繋がりがなく、実際にサービスを利用したことも無いので、内容の良し悪しは判断しかねます。各サービスの詳細は、掲載先へ直接お問い合わせいただき、ご自身にて利用の判断をいただきますようお願い致します。
3月中に締切られるサービスもあるので、申し込み期日にご留意下さい。
2.最新情報 ◆4/6 NEW!
ついに出たー! 文化庁作成の支援情報がわかりやすく説明されてる資料です。必読!必読!必読!(大事なことだから3回言いました)
情報の更新あり。ブックマークして時々チェックなさってください。
3.資金のサポート(クラウドファンディング等) 【5団体】
5.(株)FLAG
コロナショックの影響を受けた事業者に活路!「支援の窓口が作れる」支援プラットフォーム無償化へ「CREATIVE AID(クリエイティブ・エイド)」始動
【リリース日:3/27】
・(株)FLAGの会社概要はこちら
・エントリー期間:3/27〜4/15
4.(株)CAMPFIRE
融資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Owners」を通じた優遇金利での資金繰り支援を開始 【リリース日:2/29】
クラウドファンディングを通じた新型コロナウィルスサポートプログラム開始 【リリース日:3/27、2/28】
3.(株)MOTION GALLERY
新型コロナウイルスに起因する、中止・延期イベント支援プログラムを開始 【リリース日:2/27】
<結果>
・新型コロナウイルスに起因する、中止・延期イベント支援プログラム〜音楽・演劇・宿泊施設・飲食店など、続々開始!! 【リリース日:3/23】
2.READY FOR(株)
新型コロナウイルスの影響で中止となったイベントを支援。特別クラウドファンディングプログラムを開始 【リリース日:2/27】
<結果>
・第1弾として4件のプロジェクトを公開 【リリース日:3/9】
1.(株)PayNOAH
新型コロナウイルスによってイベントのキャンセルをするアーティストを無償サポート 【リリース日:2/26】
報酬は早く受け取り、支払を遅くすることで、手元の現金(キャッシュフロー)に余裕が生まれます。これはその支援の仕組みです。
(株)PayNOAHの代表取締役である小林秀さんは、(株)CAMPFIREの音楽事業部でプランナーもされています。PayNOAHとCAMPFIREの併用も連絡くださいとのことです。
4.資金のサポート(厚生労働省、経済産業省)
下記は公演中止に対する資金サポートではなく、従業員の休業に対する助成金や団体の活動の資金繰りに対してのものです。
② 厚生労働省
新型コロナウイルスによる小学校休業等対応助成金(事業主向け)
新型コロナウイルスで影響を受ける事業主に対する雇用調整助成金の特例
① 経済産業省
新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業向けの支援策(貸付・保証、経営相談窓口など)です。
支援策の概要はパンフレットがわかりやすいです。
・首相官邸から第2弾の緊急対策が発表されました。経済産業省関連の概要はこちら。第2弾のポイントはこちら 【リリース日:3/10】
セーフティネット保証5号の対象業種の追加指定がありました。【リリース日:3/3】
・劇場、興行場、劇団、楽団、舞踏団などの芸術分野が対象業種になりました。追加業種の詳細はこちら。
・セーフティネット保証の概要はこちら
<ご参考 融資を受けるのが初めての方へ>
各支援制度の概要や利用の手順などのポイントが記載されています。
5.フリーランス・個人事業主への資金サポート、その他参考情報
別ページにとりまとめました。下記を参照ください。
6.資金とライブ配信の両方をサポート 【1企業】
1.(株)リーボ
新型コロナウイルスの影響で中止になったイベントをサポートするライブ配信サービス「RE/VEL live(リーベル・ライブ)」を開始
~クラウドファンディング事業者ラシンと連携し、費用回収もサポート~
【リリース日:3/10】
(株)リーボの会社概要はこちら
ラシン(株)の会社概要はこちら
7.クラシック音楽のライブ配信・録画・録音のサポート 【2団体】
2.一般社団法人ムジカテミス
スタジオピオティータ(東京都杉並区下高井戸)が、プロ仕様マイク、4K対応ビデオ、コントロール装置の利用を無料サポート開始
【リリース日:3/1】
一般社団法人ムジカテミスの団体概要はこちら
1.(有)サイデラ・パラディソ
公演キャンセルなどの事情の方を対象に、SDM&LiveRecレーベルでは、当該公演予定日でのサイデラ・マスタリングでの録音について特別な割引を用意(アコースティックでソロ、デュオ、トリオまで)
【リリース日:2/26】
(有)サイデラ・パラディソの企業概要はこちら
オノ セイゲンさんの詳細(エンジニアとしてのプロフィール)
オノ セイゲンさんの詳細(ミュージシャンとしてのプロフィール)
8.イベントのライブ・録画・音声の配信 サポート 【20企業】
クラシック音楽に特化していないが、イベントやセミナー等の配信サービスのサポートを行っている企業。
20.(株)アッシュ
LIVE活動ができないエンタメを無料でサポートするプロジェクトを開始
【リリース日:4/3】
・(株)アッシュの会社概要はこちら
19.bravesoft(株)
イベントを止めるな!自社サイト内でのオンライン開催やライブ配信を可能にする「eventos Live!配信」を限定7社77%OFFで予約受付開始
【リリース日:3/27】
・bravesoft(株)の会社概要はこちら
18.ホン(株)
アーティストに向けたサービス「teket(テケト)」。YouTube等でのライブ配信を電子チケット販売できる機能を追加
~販売手数料が無料になるキャンペーンも実施~ 【リリース日:3/26】
・ホン(株)の会社概要はこちら
17.(株)ポニーキャニオン
池袋の未来型ライブ劇場harevutai(ハレヴタイ)が無観客ライブ配信費用を負担する応援キャンペーンをスタート 【リリース日:3/24】
・(株)ポニーキャニオンの会社概要はこちら
16.モビオン(株)
米国で様々なライブ配信実績を積み上げてきたMobeon株式会社が期間限定で『個別無料サポート』を実施 【リリース日:3/18】
・モビオン(株)の会社概要はこちら
15.SG Entertainment(株)
「耳なら行ける無観客ライブ!」新型コロナウイルスの影響を受けるアーティストに向けて、360度サウンドでライブ配信ができる音楽配信スタジオ「LIVE MUSIC STUDIO」を試験運用開始! 【リリース日:3/13】
SG ENTERTAINMENT(株)の会社概要はこちら
14.(株)イープラス
新型コロナウイルスによるライブ中止を受け、アーティスト向けにライブ配信サービス提供 【リリース日:3/12】
(株)イープラスの会社概要はこちら
13.(株)KANSEI
The GLEE RECORD レコーディングキャンペン始動!レコーディング費用無料で一緒に販売協力をする、コロナウイルス対策キャンペーンのご案内
【リリース日:3/11】
(株)KANSEIの企業概要はこちら
12.(株)U-NEXT
新型コロナウイルス対策によるライブ・舞台などの無観客興行を対象に、U-NEXTで「無観客興行を配信するためのインフラ無償提供プログラム」を開始 【リリース日:3/6】
(株)U-NEXTの会社概要はこちら
<結果>
・「配信インフラの無償提供プログラム」第1弾配信が決定。3月30日より、3月に開催された2公演を配信開始 【リリース日:3/21】
11.(株)ソナーユー
Mudiaが新型コロナウイルスの影響で無観客となったイベントを支援
【リリース日:3/6】
(株)ソナーユーの会社概要はこちら
10.モイ(株)
ライブ配信にてイベントを実施する主催者を支援するため、販売手数料を2020年4月30日まで無料とし、チケットの決済手数料は全額当社が負担 【リリース日:3/4】
モイ(株)の企業概要はこちら
9.(株)ドワンゴ
niconicoが無観客イベントを支援
イベント生中継協力やグッズ販売システム利用可能に
~ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団
史上初 無観客コンサートを無料生中継~ 【リリース日:3/3】
(株)ドワンゴの会社概要はこちら
東京交響楽団のプレスリリース
(3/8「名曲全集第155回」3/14「モーツァルト・マチネ第40回」 無観客ライブ無料配信「東京交響楽団 Live from Muza!」とCD制作決定!)
8.ZEROUM(株)
ライブ配信者向け拡張ツール「Doneru(どねる)」がコロナウイルスによる公演中止等で損害を被ったアーティストを対象に、投げ銭機能を手数料無料で提供 【リリース日:3/3】
ZAROUM(株)の会社概要はこちら
BAD HOPの無観客ライブの記事
BAD HOPのクラウドファンディング(借金1億の無観客ライブをみんなで支援しよう!)
7.(株)R-StartupStudio
米国で多数の実績! 新型コロナウィルス拡大によりイベントのオンライン化を検討中の方に向けて、イベントの"オンライン化"を無料で技術指導する企画を行います。【リリース日:3/2】
(株)R-StartupStudioの会社概要はこちら
6.バルス(株)
無観客公演や中止を検討されているライブ開催をお考えの主催者の方向けに、ライブの有料オンライン配信をサービス手数料無料にてサポート
【リリース日:2/28】
バルス(株)の会社概要はこちら
<結果>
・寄付型クラウドファンディング有料配信、通常の有料配信サポートイベントの第一弾が決定 【リリース日:3/12】
5.(株)17 Media Japan
新型コロナウイルスの影響で中止や延期になったイベント等の主催者様を対象に、ライブ配信サポートをする専用窓口を開設 【リリース日:2/28】
(株)17 Media Japanの詳細はこちら
<結果(サポートの事例)>
・Piascoreによる2週連続(3/20~4/2)の無観客オンライン クラシックコンサート【リリース日:3/26】
・2020年3月13日(金)〜15日(日)のライブ配信レポート【リリース日:3/18】
・2020年3月5日(木)〜8日(日)のライブ配信レポート【リリース日:3/10】
4.(株)LIVEPARK
無償ライブ配信サポートプログラム 【リリース日:2/28】
(株)LIVEPARKの会社概要はこちら
3.(株)アイ・オー・データ機器
音声配信サービス「PlatCast(プラットキャスト)」を期間限定で無償提供。イベントの無観客化、中止にともなうファン対応にご活用いただける支援プログラム 【リリース日:2/28】
(株)アイ・オー・データ機器の会社概要はこちら
2.(株)BEAMING
音楽ライブ生配信サービス『MUSER』ライブの生配信&デジタル投げ銭機能を無償提供 〜無観客ライブの生配信と投げ銭による収益化が可能に〜
【リリース日:2/27】
(株)BEAMINGの会社概要はこちら
1.(株)Candee
新型肺炎によりイベントを中止・延期とした企業・官公庁に対するライブ配信スタジオの無償提供を開始 【リリース日:2/21】
(株)Candeeの会社概要はこちら
以上、情報提供でした。