子どもたちとの夜2
続きます、と書きながら、そのままになってました。
アフタースクールCreo BOXのお泊まり会について。
あれから2週間以上経った今も、この夏休みの最高の思い出は?と聞くと、1位か2位にお泊まり会がくる(ちなみに、接戦なのは「リアル店員体験」)のですから、よほど思い出深かったのでしょう。
前回のnote「リアル店員体験」でも書いた通り、子どもたちは主体的な存在である事を、とても強く望んでいます。
「経験」や「体験」が必要だからと、例えば海外旅行などで諸外国の文化や価値観に触れても、それが大人主導である限りは、子どもの感動はそこまで伴っていないのです。
それよりも「自分たちが主体であること」。
・何を食べるか
・何時に食べるか
・何時に寝るか
・何時まで寝るか
・起きて何をするか
を自分で決めたい。
文化や芸術との関わりも同じです。
聴きなさい、観なさいと与えられるのは、経験や体験をしている様でいて、実際は感動を伴わない経験なのだと思います。
それよりも描きたい、歌いたい、踊りたい。
その活動が「主体的」であるかどうか。
子どもの「主体性」を大人が信じてあげられるか、「待って」あげられるかどうか、が大切な事だと思います。
お泊まり会の日、私は、
「パジャマに着替えてください」
「歯磨きをしてください」
「寝る前にトイレに行こうね」
「そろそろ、起きましょう」
といったセリフは一言も発しませんでした。
発したセリフは、
「食べたもの、このままにして遊んでるとずっと散らかったままだけど、どうする?」
だけでした。
夏Creo TIME(夏休み中の無料開放)の時もそうですが、子どもたちは、食べる事に対してポジティブな活動(作る、準備)は大好きですが、食べ終わって次に気持ちが向かっている時に、前の活動の後処理をする事は好きではない様で、本当にめんどくさそうです。
余談ですが、夏Creoの時に、お昼ご飯に流しそうめんをしたいと言われ、
「今日はお友達と2人だから、普通でよくない?流す人と食べる人しかいないから、あんまり楽しくないし、片付けも大変だよ?」
と言うと、お願いお願い!ちゃんと片付けるからお願い!と懇願され、それではと流しそうめん機を出したら、案の定、片付け事にはブーブーブーブー、「こんなに大変なら、流しそうめんなんてやらなきゃ良かった」「早く遊びたいのに時間がなくなる!」と怒りながら片付けていました。
そんな時、私は「知らんがなー」と言って一切手伝いません。
とはいえ、早く遊びたくて雑に洗っているので、仕上げ洗いは私がするのですが。
そんな事もありつつですが、それ以外のことは、生活習慣が身についていて、もうほとんど自分でできるのです。
ああ、余談が長すぎました。
続くと思います。
田中素子