法然とスティービー・ワンダー
少し過ぎてしまったが、いまから約870年前の5月13日、浄土宗の開祖である法然上人が生まれた。武士である漆間時国の子として生まれ、勢至丸と呼ばれた少年の頃に、対立する武士の夜討ちに遇い、父を亡くし、この世の無情を知ることになる。
瀕死の時国は、息子に「決して仇討ちはするな」と言った。
父の遺言を胸に、その後、比叡山延暦寺へ出家し、やがて自らが、開祖となり浄土宗を開いた。
法然より25歳年下の源義経は、母である常盤を山賊に殺されているが、数年後に仇討ちしている。
当時の価値観に