餅まきという文化
愛媛に来て、びっくりした文化がある。それが餅まきだ。
名前の通り、餅を撒く。
新しい店舗や年始のイベントなどで、屋根の上から盛大にお菓子やらと撒くそうだ。
調べると愛媛だけというより、日本各地にあるらしいが、埼玉では見たことがなかった...。和歌山や山口で盛んとある。
ふむふむ。四国は陸の孤島だが、関西の方言などに近しいこともあるし、そういうことか。
引っ越しして数ヶ月。新装開店するお店が大々的に、餅まきやるで!とのチラシが入っていた!
当日、行ってみるとすごい人!!
福を分け与えると聞いたし、中に当たりなどが入ってるバージョンもあると、職場の人に教えてもらった。
楽しみだ〜とにこやかにしていたのも束の間。
45リットルのゴミ袋をいくつも抱えた人や、何十人家族?という団体や、俊敏そうなちびっこたちが、あれよあれよと場所取りしていく。
そう、餅まきはほんわかした楽しいイベントではなく、やるかやられるかの勝負だったのだ。
餅が撒かれた途端
老若男女が、一斉に手を伸ばし
気を抜こうものなら、押しに押され
もみくちゃのぎゅーぎゅーで
あっちから手が、こっちからタックル
地面に落ちたものを拾おうとかがむと
容赦なく踏まれそうになる。
こっわ!!
餅まき、恐ろしい!!
私の手にはうまい棒…(握りつぶしてグシャグシャ)
教訓:餅まきの時はゴミ袋があると良い。