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②music chocolateのソルフェージュレッスンについて

昨日の続きです


どんな教材を使うのか

音大受験生のソルフェージュレッスンをするときに必要になった教材だったり、自分自身初見弾き歌いが苦手だったので弾き歌いの課題が載っているソルフェージュの本だったり、山のような聴音課題だったりとあらゆるソルフェージュの教本がうちにはありますが、恐らくmusicchocolateのソルフェージュレッスンを受ける生徒さんに、いきなり教材を用意してもらうことはないと思います。
既に持っている何かしらの楽譜でまずはやってみましょう♪

既に持っている楽譜の中からソルフェージュの教本として使えそうな曲を選んで、やっていくうちに必要になった場合に手にして頂くこともあるかも知れませんが、基本的には持っている楽譜の中から、または既に弾いた曲をソルフェージュの視点から学んでみたいと思っています。

よって、最初に準備してもらうものは、特にありません。
強いて言えばメトロノームくらいですかね。
でもメトロノームと検索すると出てきますもんね、メトロノーム。
いやはや、すごい時代だ…。
という感じで、気負わず気楽に始めてもらえたらこちらも嬉しいです♪

あ!大事なのはネット環境です。
ご参考までに記事を載せます。

オンラインでソルフェージュ(やピアノ)のレッスンを受けるために必要な速度がありますので、ここだけ注意して頂きたいです。
音声だけで出来る楽典&アナリーゼや作曲レッスンはここまで必要では無いんですけど動画(カメラ)を使うとなるとやはり通信速度は大事になってきます。


どんな人がレッスンを受けると良いのか

これはですね…本来なら音楽をしている人間全員なんですって…
音楽性や音楽の表現力って、ソルフェージュ(特に視唱)をすることで養われるんですって…
なんでそんな言い方をしているかと言いますと、そんなことに役立っていたなんて、そこが目的だったなんて、知らなかったからです~

だって、手元にある本にこう書いてあるんですよ

楽譜は音楽を語る世界共通の言葉です。したがって音楽を理解し、さらにその表現を高めるためには、読譜能力を養っていくことが大切なことは言うまでもありません。(中略)音楽の学習は、読譜ばかりが総てではありませんが、音楽を美しく、的確に、また自由に表現できるようになるためには、ぜひ読譜の練習を続けていただきたいと思います。

「音楽表現力を養うソルフェージュ」小笠原良一 著/全出版社出版社

(略)音楽の勉強は結局は音楽の本当の良いところを感じて楽しむことができるようになることですが、いい加減にやっていると、本当の良さがわかるようになりません。基礎をきちんとやる必要はそこにあります。それでは、音楽の基礎は何か、というと、一口にソルフェージュだといえます。理論や実技もソルフェージュを前提としているわけです。(略)

「音楽の基礎 ソルフェージュ/上級編受験用」入野義朗 高橋冽子共著/東京書院書院

一見して歌う技術の熟練は、器楽奏者、歌手、音楽学者のみならず実にどの音楽家、または賢明なアマチュアにとっても欠くことの出来ないものである。理想的には、初歩の学習者は声楽、または器楽授業が始まる瞬間からこの技能は教えられるべきである。しかし実際には、そのように早い訓練の恩恵に浴する学生は非常に少ない。あまりにも多くの学生は、視唱の能力がほとんどないのにもかかわらず、上級の段階へ進んでいる。そしてこのことは、器楽的または声楽的技術が専門である演奏家志望の学生にさえしばしばみられるのである。(略)

「視唱への新しいアプローチ(改訂新版)」まえがきより/カワイ出版

…んなこと知らずにやってました…。
私は歌詞がついている歌を歌うのは苦手、というか思ってもない言葉を音に乗せて歌う、というのが超絶苦手で出来れば絶対歌いたくないのですが、階名で視唱するソルフェージュだけは面白くて、無調のはちゃめちゃな旋律課題があると飛びついて嬉々として歌い出すという自分で振り返ってもそんな変な生徒でしたが、受験生のレッスンをするようになって始めて知ったことがあります。それは…

階名で歌うのが恥ずかしいと言う生徒が多いこと

人によっては慣れないことをするわけで、恥ずかしい気持ちを感じながらも歌っていけば慣れるものですが(私には分からない感覚なので憶測ですが)恥ずかしがってなかなか歌ってくれない生徒もいて、何が恥ずかしいの?と聞いたら「歌詞もなくてよく分からないメロディーをドレミで歌うのが恥ずかしい」と…

いや私はよっぽど歌詞がある歌を歌う方が恥ずかしいというか、思ってもない言葉を口にする方が嫌だよと思いましたが、ドレミで歌うのが恥ずかしいという人もいるんだなと思っていたら、その後、結構な人数、いました。
恥ずかしがってどうする、受験生。

ということを思い出したので、もしかしたら目的があってソルフェージュはやりたいけど、歌うのは嫌だなあと思っている方もいるかも知れませんが、歌唱王みたいに良い発声で上手く歌う必要はないです。
それよりも書いてある音の長さ、テンポ、音程、強弱が書いてあれば強弱、スラーの歌い方などを学ぶものなので、綺麗な声を目指したり、ボイストレーニングをするわけではないです。そのあたりは誤解の無きようお願い致します。私も普段の声は低いし、高いミより上は出ないので金切り声になるし、全然良い声じゃ無いですけど、ソルフェージュではそんなの関係ねえ!ですので全然大丈夫ですよ♪

なので、具体的には
・音楽を美しく奏でたい方
・歌い方を知りたい方(声楽的な技術では無く)
・読譜力を上げたい方
・行き詰まりや伸び悩みを感じている方
・ソルフェージュは一度もやったことがない方(←大歓迎です!)
・何らかの理由でやめてしまって後悔している方
・自分の演奏には何かが足りないと思っている方

などに該当する方がいらっしゃいましたらぜひ一度ご相談下さい。
それはもしかしたらソルフェージュをすることで開けていくかも知れません。


どのくらいの頻度でレッスンを受けるべき?

理想を言えば、最初は週1か隔週がいいと思いますが、ご自身の無理の無い範囲で、例えば月1でも大丈夫です。
回数を多くこなせばそれだけ速く上達しますが、最初に頑張りすぎて続かないのは一番勿体ないことなので…。
あと、ソルフェージュは同じようなことをかなり繰り返しやっていきます。
すぐに上級へ、なんてことはないと思って下さい。
何でもそうですが、ある程度の基礎が身につくまでにはそれなりの時間が必要です。またそこをおざなりにしてその先に進んでも伸びしろが無いのでいくら頑張っても思うようにいかないです。
レッスン開始直後~1年くらいは、なーんでこんなことやってんのかなぁ~と思いながら、ただ楽しく無理なくレッスンを続けてもらえたらと思います。
以前は全くやってなかったことを始めただけでも凄いこと!
知らない間にそれは確実に自分の基礎力の底上げをしてくれていますよ。


という感じで、少し具体的にソルフェージュのレッスンについて書いてみました。

次回はいよいよレッスン詳細~受付となります!
勿論ですが、体験レッスンも設けますので(多分ソルフェージュが一番体験レッスンを必要とするレッスンな気がする…)そのあたりもしっかりと考えて決めたものを発表したいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします♪
一緒に楽しく音楽を学びましょう~



作編曲家&ピアニスト
music chocolate

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music chocolate(47)
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