ストリーミングチャート分析(変態紳士クラブ)
今週のオリコンチャート(2021年05月10日~2021年05月16日)。
・今週のトピック
・YOASOBI新曲が初週3位でチャートイン
・藤井風『きらり』が前週比130%で好調
・髭男新曲がチャートイン
・変態紳士クラブ『YOKAZE』が初チャートイン
・YOASOBI新曲が初週3位でチャートイン
YOASOBI新曲『もう少しだけ』がリリース初週で3位にチャートイン。Youtubeの公式MVは19日現在3,506,001 回(350万回)再生になっている。
本楽曲はフジテレビ「めざましテレビ」のテーマソングとなっており、今回の楽曲制作のために実施した小説コンテスト「夜遊びコンテストvol.3 withめざましテレビ」で大賞に選出された、原作小説「めぐる。」をインスピレーション源に書き下ろした楽曲となっている。
『怪物』が4週連続の1位を記録し、昨年のヒット曲『夜に駆ける』も常に上位にランクインするなど、快進撃が止まらないYOASOBI。
『夜に駆ける』は今週で史上初となるストリーミング4億回再生超えを記録した。本作は2019年12月15日から配信が開始され、1年5か月たった今もなお7週間連続のTOP3入りをキープし、ロングヒットを続けている。
・藤井風『きらり』が前週比130%で好調
前週比130%を記録した藤井風『きらり』。本田技研工業は、2021年4月に発売した「All-New VEZEL e:HEV」のブランドムービーを新たに公開した。4月からオンエアされている2本のCM、WebCM、そして新たに公開されたブランドムービーに登場しているのは、さまざまな国籍や年齢、バックボーンを持つ、各界の第一線で活躍する17人と2匹の “GOOD GROOVER”。今回のCMやムービーでは、彼らがスマートフォンや多種多様なカメラで撮影し、思うままに自由に新型VEZELを映し出している。その爽快な映像を彩るのは、藤井風さんの書き下ろし新曲『きらり』だ。ブランドムービーでは、本楽曲をフルコーラスで使用している。
・髭男新曲がチャートイン
Official髭男dismの新曲『Cry Baby』が9位にチャートイン。Youtubeの公式MVは19日現在で5,738,997 回(570万回)再生を記録している。
本楽曲は2017年より「週刊少年マガジン」にて連載中の和久井健による、累計発行部数800万部を超える大人気漫画「東京卍リベンジャーズ」のアニメ化作品である「東京リベンジャーズ」オープニング主題歌として書き下ろされた楽曲。
Vo&Keyの藤原聡が原作者の和久井健との対談で「鬼のように転調してやろう!」と述べている通り、通して聴くとなんと10回近くの転調が含まれている。さらに「武道(主人公)が12年前と今を行き来するように、自分の曲の中で音を移動していったら面白いんじゃないかって」と語るように、転調をタイムリープに重ねるような仕掛けになっている。
Official髭男dismは、2021年6月23日,6月24日(木)に横浜・ぴあアリーナMMで、有観客のワンマンライブ「Official髭男dism Road to 『one - man tour 2021-2022(仮)』」を開催する予定だ。
・変態紳士クラブ『YOKAZE』が初チャートイン
変態紳士クラブ『YOKAZE』が15位にチャートインした。名前に似合わず、チルエモな楽曲に仕上がっている。
変態紳士クラブは、ラッパーのWILYWNKA(ウィリーウォンカ)さんと、DJのVIGORMAN(ヴィガーマン)さんが、プロデューサー・トラックメーカーのGeG(ジージ)さんを介し2017年に結成した3人組ジャンルレス・ユニット。形に囚われない、ヒップホップやレゲエをミックスしたような歌の自由さ、心地よさが人気を呼んでいるアーティストだ。
今回注目を集めている楽曲『YOKAZE』はYoutubeのチャンネル「THE FIRST TAKE」でも披露され、わずか2日で200万回再生超えを果たし、その後も「シブヤノオト」「Mステ」など数々のメディア露出をすることで徐々に知名度を拡大させていった。「THE FIRST TAKE」では敢えてオートチューンを使わずに歌うというパフォーマンスをした。
・最後に
今週は色々なアーティストが圏外からチャートインを果たしたりしつつも、YOASOBIや優里の首位は変わらないという典型的なストリーミングチャートだった気がします。新たに注目を集め始めているアーティストがどう残っていくのか、楽しみです。