もゆり

本とか、ミュージカルとか、映画とか、愚痴とか、双極とか。

もゆり

本とか、ミュージカルとか、映画とか、愚痴とか、双極とか。

最近の記事

私と英語と父と

英語が、苦手だった。嫌いだった。 苦手と嫌いは相互関係にあって、 卵が先が鶏が先か、というお話でもあり、 とにかく私は英語が怖かった。 本ばかり読んでいた。 その代わり、日本語はできたが世界共通語である英語は壊滅的だった。 どのくらいかと言うと、習熟度別クラスが5つあって、その最下位のクラスにいて、そこから更に平均点の下、みたいな生徒だった。 習熟度別クラスは下になればなるほど環境が劣悪化し、私のクラスは別棟の網戸が壊れた美術準備室で、体育の時間の後なんて着替える時間も

    • 休職と双極

      5月のはじめから、人生2度目の休職をしている。 はじめての休職が決まった日とまったく同じ週に2度目の休職も決まった。 再現性が高すぎる。 2度目は、ないと思っていた。 私は働きたいし誰かの役に立ちたい。 お金が欲しい。貯金残高の桁がいっぱい増えて欲しい。 ダメだった。 毎朝、金縛りで起きれなくなった。 あっ、苦しい、死ぬ。と布団の中でのたうち回った。精神が。 それでもまだ、死にたい、と思っても私はそれを実行に移せない。怖いのは嫌だから。痛いのは嫌いだから。わがままだねえ

      • 【雑記】文人お墓参り記と自分のお墓についての一考察

        趣味は何かと問われれば、読書、しかない。 楽器演奏も辞めてしまったし、長時間の移動が駄目になってしまったので旅行も苦痛である。 ここで人に言えない趣味を突き詰めて考えると 「文人の墓巡り」 が出没する。文字通り1人で色んな寺社仏閣、霊園を訪れてお墓参りをする。 我ながら気持ちの悪く、暗い趣味だ。 自分の親類のお墓参りにもここ5年は行っていないのに。だって私、そんなに思い入れないし、それ以上にあちらからの私の思い入れはゼロに近い。 それならば私が個人的に思い入れがある文人

        • 双極性障害(Ⅱ型)と私と躁

          昨日から躁がきた。 具体的に言うと 朝5時に起きて洗濯をした。洗濯槽まで洗った。 この時点でヤバい。 モーニングをした後お医者さんを2件ハシゴした。 全然、怖くなかった。 人混みを耳栓無しで歩いた。 吐き気も頭痛もしなかった。 3時間ある映画(オッペンハイマー)を観た。 すごく良かった!!と映画館の裏で飛び跳ねた。 これは誇張ではなくまじで飛び跳ねた。 次から次へと感想が頭の中を駆け巡り、iPhoneのメモ帳に書き殴った。 夜中に家に帰り、いきなり台所中のものを捨てて

        私と英語と父と

          私と頭痛

          今日もまた、会社を休んでしまった。 目を開けた瞬間、凄まじい頭痛。とりあえず吐いて、水を飲んでクッキーをたべてロキソニンを飲んでよたよたと布団に戻る。 ここまでの文章を読んで自分でも二日酔いみたいだなって思うけど、私はもう5年くらい、1滴もアルコールを摂取していない。 最近、お医者さんからもらっているロキソニンも効かなくなってきていて、3日間ぐらい頭が支配されていて、しんどい。涙が出るが、頭を動かすと余計に痛みが増すので嗚咽を我慢する。 対策はもちろん色々している。 双

          私とメンタルと富士山〜転職ばっかりうまくなるを読んで〜

          先輩に勧められて読んだひらいめぐみさんの著作。 どこかで感想を綴りたいな、と思うがまず著者が働く場所の条件に 「川が近くにあること」を挙げていて、わかるー!とも思った。私にとっての川は、富士山。 富士山がいつも私の身近にあった。 実家からは麓まで見えたし、通っていた幼稚園から高校からは本当に、毎回見るたびに「でかっ」と新鮮な感情を抱くほど、近くにいた。 卒業アルバムの表紙も校歌にも富士山が登場していた。 富士山が見える位置に住んでる人は全員共感してもらえると思うが、富

          私とメンタルと富士山〜転職ばっかりうまくなるを読んで〜

          双極性障害と私と母

          母から電話がかかってきた。最悪の娘に会いたい、という電話。 何年か前うつになったことは両親は何となく知っている。 双極のことは、知らない。 うつになりたての頃、寝れない、どうやっても寝れない。と途方に暮れている私に「疲れてないからよ」と天真爛漫に言い放つ母。 その時、私は病院に行けなくて、すなわち睡眠薬が切れてしまい(自業自得なのだが)本当に、本当に3日間寝る事ができていなかった。ちょうど公開されていたジョーカーの映画評を5chで閲覧しながら、ジョーカーは元気でいいな、動け

          双極性障害と私と母

          双極性障害(Ⅱ型)と私と鬱期

          時に暴風雨のように不安・焦燥感・怒り・苦しみが降り注いできてどうしようもないときがある。脳の病気だからね、仕方ないね。仕方ない、といってるうちはまだいい。 最近はなんだか薬が効かなくなっているようでどうすればいいかわからない。人生のきらめきは感じられないが暗い井戸の中には突き落とされる。ただおろおろして、人に迷惑をかけている。 死にたい。もう無理だ。みんなが普通にやっていることが私にはできない。意識が保てない。 死ぬべきだ。そうすれば皆に迷惑をかけずに済む。死ぬべきだ。

          双極性障害(Ⅱ型)と私と鬱期

          海外に旅立てないわたしとあなたに

          海外に行きたい。 ウィーンでミュージカルを観たい、デンマークで可愛い食器を買って料理を食べ尽くしたい。イギリスでシャーロック聖地巡礼したい。 だけど双極性という厄介なこの病気は時差、というものを許してくれない。 一夜の昼夜逆転で急激に悪化する病、それが双極。 (時差と方角から考えるとハワイ、というリゾート地が双極にとっては1番やばい地、らしい) あの自粛期間がずっとずっと続いている、それが私の日常。 だから本を読む。もちろんガイドブックも大好きだけど、旅行記とかエッセイは

          海外に旅立てないわたしとあなたに

          双極性障害(Ⅱ型)と私

          うつ病、と3年間診断されていた。が、違った。 双極性障害、私の好きな太宰やシューマンも苦しんだ病。推しと同じ病。 私の双極性はⅡ型というもので、激しい躁というのは存在しない。ギャンブルはしたことはないし散財もしない、お酒やタバコもやらない。逸脱行動もない。喧嘩は、する。というかふっかける。よくない。 長いうつ状態とたまにやってくる軽い躁状態。これがⅡ型。 その症状のおかげでうつ病と間違えられることが多く、私もそれで今年ようやくこの病気だと診断された。 ある日急に元気に

          双極性障害(Ⅱ型)と私

          毒親と結婚式の相性はあまりにも悪い

          私の親はいわゆる毒親だ。 エピソードを挙げれば枚挙にいとまがないのだが、 とにかく、私が結婚したかった理由は「この呪われた血の証を消し去りたかったから」 合法的に名字を変える方法、それは結婚。 時代はコロナ禍、そして大勢の人の前で語るような歴史もなし、美貌もなし、そして親の 「お金がないから結婚費用は出せない」 これで家族婚を決意した。まあ夫、友達いないしね、HAHAHA ※ちなみに両親は外車に乗り、年2回の海外旅行を楽しんでいるのでここで言う金がない、とは真の金がない

          毒親と結婚式の相性はあまりにも悪い

          「月1贅沢」スーパー銭湯

          お風呂が好きだ。自宅でも真夏でも欠かさず湯船につかる。 正直まったく泳げないし水は怖い、 なぜそれが「お湯」になった瞬間、こんなにもここちよくほんやりしたものになるのか、その謎を探るため、今日も私はスーパー銭湯へと赴く。 そんな訳で月1で夫婦でスーパー銭湯に行っている。 2人で行くので金はかかる。 入浴代 950×2 ランチセット 700×2 顔そり代 1500×2 計6300円   高い、さすが月1贅沢の金額である まずはランチセット、これは安い。好きなどんぶりにミニ蕎

          「月1贅沢」スーパー銭湯

          宝塚にハマりそう~16年間女子高育ちのモンスターがヅカと出会うまで~

          宝塚に、宝塚にハマりそうである。 元々兆候はあった。 高校の時、古典の先生が見せてくれた宝塚版「源氏物語」 あまりに耽美で、そして華麗でなんだかイケナイものを見させられているようで、踏み込んではだめだ、と本能的に見るのをやめた。 そもそも、宝塚というシステムと女子校というシステムはあまりにも似通っている。 小学校~大学まで16年間女子校育ちの哀しきモンスターである私が言うのだから間違いはない。 あなたは、女子を好き、とかかっこいい、とか思ったことはあるだろうか。 私はある

          宝塚にハマりそう~16年間女子高育ちのモンスターがヅカと出会うまで~

          子宮がん検診に行ってきた

          これから書くことは検診の心得とかそんなものじゃなくてただの愚痴です。いやでも検診は本当重要だから皆さん受けてください。 受けようと思ったきっかけは単純に市から補助券が届いたからで、まあ子宮がんワクチン受けてるけど絶対じゃないし一応受けとくか~ノリで一番近くの産婦人科を探して予約(ここが間違い) 当日、検診台(アトラクションみたいですごかった)に登り、60.70代くらいであろう女医さんに言われた言葉の数々が割とお?お?ポイントが満載だったのでここに書いて浄化します。箇条書き

          子宮がん検診に行ってきた

          うつ病発症要因~職場編~

          最近入籍して、引っ越して、転職活動も始め、大人の夏休みも終わりに近づいてきました。そんなわけで前職をやめたときの経緯を備忘録 私が勤めていた印刷株式会社はいわゆるブラック企業。 まあ印刷業界なんてオールブラックなんですけど。これから新卒で入る人、まじで辞めとけ。中途入社ももちろん。 みなし残業という、社員働かせホーダイプランに強制加入させられていたのでやればやるほどやる気がなくなる。でもやらないとどうにもならない。 金曜日はノー残業dayにしよう、20時までに終了ね!

          うつ病発症要因~職場編~

          夏が苦手という事(2)

          前のノートにも書きましたが、夏という季節が著しく、とんでもなく嫌いです。 暑いのはもちろん眩しいのもいつまでたっても日が暮れないのも、青い空、白い雲!ひまわり!海!みたいな概念としての夏も大嫌いです。きっと季節感を楽しむ方が人生楽しいんだろうけど明るい場所にいるだけで頭痛と吐き気に襲われる私には無理です。普通に無理。脳が活動限界。特に今年の夏は遠慮というかモラルがなさすぎる。この暑さ道徳的観点から鑑みても到底許される所業ではない。 夏の終わりの歌は大好きなんですけど夏の素晴ら

          夏が苦手という事(2)