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欧米で現地企業に就職するなら、使ったほうがいいツール。

欧米で就職する。となると、日系現地か現地の現地企業という選択肢がおおまかにありますが、多くの人が現地の企業に就職するのは花道。と思うのではないでしょうか。私は現在、ドイツの日系で働いているのですが、以前はドイツの大手で日本と関係ない部署で働いていました。非常にいい経験で、そこでの部署は今まででも、人間関係というものさしでは最高の部署でした。しかし、ドイツで生まれ育っていない日本人がドイツで生まれ育った人と同じ部署でかつ、彼らと同じ業務をするとなると、


日本人としての強みは全く生かせません。

筆者はドイツ在住なので、ドイツでの転職活動の進め方を主題にして進めますが、欧米諸国にも使えると思うので、ぜひ皆様の参考になれば幸いです。

実は、今も日系で働いているのですが、95%ドイツ語で、日本人としてのメリットである、語学力は全く生かせていません。


日系現地か現地現地か

個人の経験は別記事で詳細に書くとして、多くの海外在住日本人はおそらく、現地の現地企業、ドイツなら、Daimler 、Porsche、SAPなどなどに就職するのが花道と考える人も少なくないのではないでしょうか。

私は、挑戦するなら難しければ難しいほど良いという概念の元、現地企業でも、日本、東アジアと関係のない職種で、ドイツで生まれ育った人でもいいじゃないという職種を狙います。

正直、経済的にはしなくてもいい努力をしていますが、そこは私の生き方なので。ともあれ、今は日系で働いているので、目標は達成できていないことになりますね。

この記事で多用する日系現地は日系のドイツ法人、現地現地はドイツまたは欧米企業のドイツ法人としています。

現地現地にもどりたい、日系現地のメリット、デメリット

日系で働くことのメリット

  • 日本人としての優位性が仕事にもある場合が多い

  • 日本に理解、興味のある人が多い

  • 仕事が見つかりやすい

日系で働くことのデメリットとして、

  • 現地現地に比べ、従業員特典が非常に少ない

  • 企業文化が日本の企業が多く、ドイツの働き方にリスペクトが少ない

  • 日本人であることで、日本人としての働き方を期待されるが、期待してくる上司の駐在員は高給取りで、会社の優秀な人材

  • 良くも悪くも日本人として見られる、ハイリスクハイリターンです。

私個人は、残業も苦ではなく、むしろ暇がつらい人間なので、日系の働き方は嫌いではないのですが、今の会社の評価体制と、給料に満足していないので、再度、転職活動をしています。また、日系だと、良くも悪くも日本人として扱われるというメリットかつリスクがあります。これは実際ハイリスクハイリターンで、良ければ日本人として、昇進も可能ですが、私は今の会社では上に上がれないことを悟ったので、ローリターンです。

転職進捗

今回転職するにあたり、応募先は非日系となります。IT業界のデータ分析、エンジニア系の職種で、10社に履歴書を送り、

  • 一次面接に行けたのは 6社

  • 二次面接に行けたのは 5社

  • 内定もらえたのは 3社

でした。

転職先の条件


転職するにあたり、大切にしていることは、

  • 日本人としての良しあしが関係ない環境か

  • 新しいことを学べる環境か。

  • 経済的な条件が合うか。(もちろん、昇給です。)

  • フルリモートでない場合、職場に近いか。

  • 従業員メリットが豊富か

です。実は内定はすでに3社もらえたのですが、3社とも以上の条件に完全一致せず、妥協もできなかったので、辞退しています。

現地企業転職に使う必須ツール

本題の転職活動に使ったほうがいいツールですが、

  • kununu

  • Stepstone

  • LinkedIn

この3つはマストです。
(1、2はドイツ市場に特化しているみたいなので、ドイツ以外の市場での転職を目指されている方は3までお進みください。)

使ったこともない方が多いツールだと思うので、それぞれの特徴を紹介しますね。

  1. kununu

ドイツのお隣、オーストリアの会社が運営している、企業への口コミサイトで、日本でいうOpenWorkに近いものがあります。会社が5段階評価で評価され、4以上は超優良、3.8以上は優良、3.5以上は普通、それ以下は要検討。という評価基準を私の中で設定しています。うちの会社の仲いい人事曰く、悪評価を会社側が何らかの方法で、改ざんすることもできるらしいのですが、私の現在の会社を見る限り、妥当な評価だと思います。従業員が1000人以上で、特に、ブルーカラーの職種が多い会社だと、どうしても、ホワイトカラーの職種と違い、悪評価が増えてしまい、応募する職種への実際の評価と乖離することがあるので、要注意です。ただ、Kununuには職種ごとに評価を見ることができる機能もあるので便利です。

2.Stepstone

ドイツの企業らしいですが、自分の応募職種を簡単に一覧表示してくれるので、重宝しています。また、転職活動中だと、運営から送られてくるメールにもおすすめ求人が送られてきて、結構使いやすいです。私は、ここでのおすすめ求人を見て、その求人先に直接応募する。という体制をとっています。

3.LinkedIn

これは欧米で転職するならマストのツールです。今すぐ、会員登録しましょう。https://www.linkedin.com/signup?_l=ja
日本のユーザー数は300万人と少ないですが、欧米のユーザー数は圧倒的に多いです。内容はフェイスブックの転職活動版です。システム的にはフェイスブックに近いのですが、運営会社はMetaではなくマイクロソフトとのこと。


出典: https://news.linkedin.com/about-us#Statistics

日本のユーザー数は300万人なので、アジアのユーザーは少ないだろうと思いきや。。。

アジア、太平州がなんと一位!出典: https://news.linkedin.com/about-us#Statistics

アジア太平州298Mio.とありますが、1Mio.が百万人なので、298Mio.となると、約3億人らしいです。日本の人口の倍の倍。オセアニアがきっと数字を引き上げているのだろう。。。と思いきや、オーストラリアは1500万人と多いですが、3億人には程遠い。ならばどこだ。お、インドの会員数が1億3千万人。。。日本の人口です。

LinkedInは履歴書の新時代

採用担当をされた方なら特に苦労をおわかりでしょうが、応募者のスキルを測るため、または応募者の履歴書の真偽を測るには相当な労力が発生します。例えば、応募者の前職に連絡し、評価をきくなどなど。日本でこの方法がとられているかどうかはわかりませんが、ドイツではよくあるようです。

そこでLinkedInは現職、前職の人とつながることができるので、やってもいないことをやったように履歴書に書くのは不可能になってきます。応募者のスキルの相対評価が非常にしやすく、人事選考の効率化につながるといった面でも、欧米で人気がある一つの理由ではないでしょうか。また、LinkedInで自分のスキルの評価テストをすることもできるようです。また、人事担当者の登録も多いので、ヘッドハンティングなどもよくきます。


転職活動の進め方

これらのツールを使い、私は以下の方法で転職活動の進めます。

  1. LinkedInに登録し、自分の履歴書として、職務経歴を入力

  2. Stepstoneで、求人情報の確認

  3. Kununuで会社の評価と給与水準の確認

  4. 求人先自社サイトから直接応募する。

といった流れです。もし、LinkedInの登録がまだの場合はぜひ登録しましょう。

コメント、高評価どうぞよろしくお願いいたします。




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