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人は信じる生きものだ

対話劇「人は信じる生きものだ」 (登場人物) ソクラテス: ソクラテス気どりの老人 若者: 藤井風ファンの青年 クサンチッペ: ソクラテス気どりの老人の妻。Kazetarian。   ソクラテス ヘークッシュン!ヘークッシュン! う~、さむ、さむ、今日は一段と冷えるなぁ。この冬一番の爆弾寒波がきてるらしい。   若者 大変だ~!大変だ~!   ソクラテス おいおい、そこの君、いったいどうしたんだね。そんなに慌てふためいて。   若者 た、大変なんです。藤井風が、藤井風がサ

    • 藤井風さんへの手紙

      親愛なる風さん、こんにちは。私は風さんの音楽と風さんが大好きないちファンです。いつも素晴らしい音楽を届けてくださりありがとうございます! 風さんの音楽は私の魂のご馳走です。 最近、心の中で風さんに話しかけることが多くなりました。(アブナイですかね?)そこで、思い切って風さんにお手紙を書いてみようか、と余計なことを思いついてしまいました。拙い文章ではありますが、風さんへの私の思いを綴らせて頂けたら、と思います。 風さん、私が最初に風さんに出会ったのは2020年の6月でした。

      • 藤井風 「The sun and the moon」

        太陽と地球、そして月。星々の巡りの中で、生きとし生けるものの営みが、連綿と繰り広げられている。 喜びと悲しみ、苦痛と快楽、高揚と鎮静、まだら模様の生のありよう。 「すべてに意味があるから」と、いつか藤井風が言っていた。 それは、喜びや幸せの渦中にいる人、というよりも、 苦境に喘いでいる人々に向けて放たれた言葉のように思えた。 「その苦しみにも意味はあるよ」と。 藤井風の歌が聞きたくて。そんな一心で6月のある日、映画館に足を運んだ。 オリンピック公式映画「東京2020 S

        • 藤井風 おとんさまの教え

          藤井風さんはよくお父さんの話をするように思う。 昨年秋、Fujii Kaze Free Live 2021 at NISSAN stadiumが行われた。 日産スタジアムを貸切っての無料単独生中継ライブという前代未聞ともいえるこのライブ。たいへんな注目を浴び、多くの報道番組(!)から取材が殺到した。 それら数々のインタビュー映像の中でTBS「新情報7daysニュースキャスター」のあるコメントが心に残っている。 風さんが〝自分はコロナ禍で音楽活動を開始したけれども、幸運にも

          藤井風 自由自在に、よどみなく

          Fujii Kaze Documentary HEATのティザーが公開された。 昨年秋から2か月に渡って全国をまわった藤井風アリーナツアーのドキュメンタリー。 監督は風ファンの間ではお馴染みのエリザベス宮地さんだ。             これは期待が高まるなぁ。何しろザべスさんはこれまで風ファンが欲しがる数々の名シーンを世に送りだしてくれた風ドキュメントの名手ともいえる監督。今度はどんな映像を見せてくれるのだろう。 早速、ティザーを拝見。画面いっぱいに躍動する藤井風とツ

          藤井風 自由自在に、よどみなく

          藤井風の言霊「助常傷無」

          「HELP EVER HURT NEVER」 常に助け決して傷つけない。 藤井風の原点・出発点ともいえる言葉。 ファーストアルバムのタイトルであり、 所属するレーベル「HEHN RECORDS」の語源でもある。 ファンの間では「助常傷無」という呼び方でもお馴染みだ。 グッズなどにもそのワードが可愛らしくあしらわれていたりして、 藤井風のシンボリックワードとしても愛されているみたい。 元々はインドの聖人サイババの言葉、とのことだが、 おとんさまの教えによって、この言葉は彼

          藤井風の言霊「助常傷無」

          藤井風 オリンピック映画に臨んだ彼に思いをはせて

          「藤井風、東京オリンピック公式映画のメインテーマ曲と音楽を担当」 この一報に 「うわぁ、また超えてきた!凄い、凄い!」喜びで色めきたたずにはいられなかった。 いや、最近、こんなサプライズな出来事、風ファンにとっては日常になってきた感もあるのだけれど。 それでも、いつも想像を超えた嬉しい驚きは上書きされていく。 そして、その後のわくわくするような期待の時間もまた楽しく・・・。 けれど、今回はいくぶん様子が違った。 東京2020オリンピック。 この夏の祭典は光と影にまみれながら

          藤井風 オリンピック映画に臨んだ彼に思いをはせて