ガンダムジークアクスBeginningを観た感想【ネタバレ】
ガンダムジークアクスBeginning観たから感想。当然ネタバレ。
Beginning部分
またつまんねえのが始まったなと思った。
そもそも自分がif史に心が動かないのが原因なのだが。
ジオンの3文字で絶頂できる人ならともかく、1stガンダムに思い入れの無い自分にはフックが少なかった。
そしてこれは単なる妄想なんだけど、お出しされた映像は30分だけだからドラマが無いのは当然として、TV本編並みに尺があったとしてもドラマはあっただろうか。シャアは最終盤までセイラに会えんかったっぽいし。ガルマもちゃんと殺せたのかな。
先行上映部分
セリフもアニメーションも基本的に世界観説明とかに徹してくれているのでよい。ありがたい普通。でも普通。
流れが変わったのはシャリアが「マブ」の説明を始めたところ。
マブ、というより「真のマブ」は、ニュータイプ同士によるサイコミュを介した強い連携のことを言うらしい。
でけえ嘘をぶち込んできたな、と思った。
ナイスカップリング
1stのシャアが誰かと組んで戦うってギリギリ無いラインだし、カップリングすると心の中が全部見られちゃうみたいなので、仮面を着けたあの男がそこまでガード下げるかっていうとわりと違和感はある。ガルマ殺して凹んでた時にシャリアが入り込んできたのかな。ただ、そこはどっちでもよい。
で、この「カップリングすると心の中まで全部見られちゃう」というのが無茶苦茶デカい嘘で、なんでかっていうと宇宙世紀にこの概念ってなさそうだから。
ニュータイプ能力は相手の心の内まで見透かせるけど、それは世界を暴くシステムなので、やられた側からバチクソ怒られたりする。そういうことはよくないことだと怒られる。
でもマブは自分から情報開示するシステムで、自分はここに時代性というか、SNSで見知らぬ人に自分をさらけ出すことへの忌避感のなさのようなものを感じた。
人の精神というものに対する神秘性なんかはとっくの昔に寂れてて、今はネットの海に自分をばら撒いて強くなる時代なのだから当然といえば当然で、マチュはこのマブを駆使して戦い抜いていくのでしょう。
とはいえ、近しい存在に対してであればフロスト兄弟やカリスト兄弟、イノベイドなんかでもやっているので、彼らが示したような「エコーチャンバーにより肥大化するエゴ」という問題をクリアできるのだろうか、という懸念もある。
なにはともあれマチュたちの冒険から目が離せない。3人で若さプラズマ!