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自分の楽曲を自分で考察してみた

先日、私が活動している音楽プロジェクト「針の莚」の1st e.pが、各種配信サイト&サブスクにて配信が決まったので、その記念に自分で聞いて改めて感想を述べていくというめちゃくちゃ自己満なことを記事にしてみました。

2019.1.16 発売 『 世界が収束する、その前に。 』

▼収録楽曲

1.生きる
2.消えてしまえ
3.赤 acoustic ver.
4.正しいのは
5.エンドロール piano ver.

そもそも発売が去年なのになぜ今更配信することにしたのか、私もよく分かりません。
しなければと思ったし、そのタイミングでしたいと思ったから行動したんだと思います。

では、1曲ずつ簡単に感想を述べていこう。

1.生きる

自主制作のlyrics video https://youtu.be/q0qEuzz03GY

私の中では希望の唄
生き辛い世界だなんて初めから分かってたことだから、だからこそ大切な人だけは生き抜いてほしいし、こんな私だけど貴方が生きるための糧になりませんか?
という思いが一番強いときに書いた歌だと思う。

「こんな僕だけど、どうか」ってプロポーズの時に言う言葉の定番だと思って、私はこんなこと言われたら惚れちゃうだろうなって思って、「こんな僕だけど、どうか生きて」という言葉を歌詞に入れました。
とても気に入ってます。

2.消えてしまえ

朝が来るのも夜を迎えるのも怖くなった時に出来ました。

なんで10代から20代前半ってこんなにも死にたいって思うんだろう。
それでも朝は来るし、来てもらったってごめん、まだ愛せない。
そんな気持ちが一番膨れ上がった時期があって。

誰でも思ったことのある消えたい気持ちを叫びました。

10代の頃に作ったのに今だ歌いたくなるし泣きたくなる時に思い出す、そんな曲です。

「この夜と共に消えてしまえ、あの夜と共に消えてしまえ」
最後のこの歌詞がお気に入り。

3.赤 acoustic ver.

私史上いっぱい歌ってるしアレンジが出来た時と変わったし変わり続けてる曲

なんか、この曲を久しぶりに聞く度、こうしたい、ああしたいって気持ちが溢れるんですよね。
良いのか悪いのか。

今回の音源のこだわりは、絶対雑踏を入れたくて、この後ろで鳴ってる雑踏は1本だけじゃなくて何個も何個も重ねて繊細に、でも雑踏の荒々しさも含ませつつ、とこだわってます。

この曲は、私が夕焼けが好きって気持ちがあって生まれた曲なんですが、夕焼けって一日で1番見ることが出来る時間が短い景色なんですね。
私は夕焼けの時に一番生きた心地を抱けることがあって。
歌の世界でも青空はよくフューチャーされるのに夕焼けのある曲って何故か悲しくて。
だから、世界の空が夕焼けになればいいのにって。
黒も青も要らない。そんな気持ちでした。

要らないなんてことは無いけれど、私は今でも夕焼けを見てる時間が三本の指に入るくらいには幸せなことです。

4.正しいのは

初っ端のドラムフレーズ、これ以上のもの無いくらいかっこいいです。
まず曲の感想入る前にこれを伝えた上で聞いて欲しい。

世間一般的に「変わらないことの素晴らしさ」を謳った歌が世の中には溢れてるんです。溢れすぎてるんです。
それに腹が立ちました。
だって私は「変われることの強さ」をどうしても欲しかったから。

昔の自分が嫌いで、嫌いすぎて、変わらなきゃ、変わりたいと思い続けていました。今もです。
ですが、世の中の歌は私を救ってくれませんでした。
その当時の私は、そのままでいいよって言われることが苦痛でした。
だって、こんな私、私が好きになってあげられないから。

仲の良かった子が大人になりたくないって言ってどんどん大人になっていくのが私には羨ましく見えました。
正しいなんてないのに、その時私はどちらが正解なのか教えて欲しくて殴り書きのようにこの曲の詞を書いたことを覚えています。

正しいのは、どっちなんですかね。

5.エンドロール piano ver.

私がとても愛してやまない水咲加奈というシンガーソングライターがいまして、楽曲アレンジを依頼した作品になります。

先に言っときます。
全編通してピアノ最高なんですが、ラスサビ前のピアノソロ、
めちゃくちゃ惚れます。

ストーリーがあるような詞を書きました。
この歌詞に出てくる「あの子」が自分のつもりで、私が言われたい言葉を詰め込んだ曲です。

昔、よく笑う子だねとか明るいねって言われたことがあって、私はそんなに明るくも強くもない子だよと、周りからの印象と自分の中の思いの矛盾が生まれた時があります。

後悔の歌のようにも聞こえる。
けど、私が一番思って欲しいことは、
君から見た世界は黒く澱んでいたかもしれないけれど、
僕は君がいたこの世界が綺麗に思える。
だから君がいた世界を愛したい。
そう思われたくて歌を書きました。

私が居たおかげで世界が少しでも綺麗に見えてくれればと願って今も歌ってます。

以上5曲。

感想を述べてみると長かったですね。

最後まで見て頂けた強者の方、ありがとうございます。
とても励みになります。

Spotifyへのリンクを繋げさせてもらってますので、もし宜しければ、このままご視聴して貰えればと思います。

困惑としている世の中が収束した後に音楽活動を通して出会えることを祈ってます。

針の莚 1st e.p
『 世界が収束する、その前に。』
是非、よろしくお願い致します。

ではまた。

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