見出し画像

ランニングの「責任」の所在はすべて、自分なのだ 【ランニング日記6/1(月)〜6/5(金)】

6/1(月)

5月は、終えてみれば177.5キロを走っていた。ゴールデンウイークがあったことも考えると、これは結構走った方だと思う。コツコツ積み重ねてきたものだ。

が、めずらしく、昨日の夜はなかなか寝付けなかった。理由は、恋をしているから…ではなく、スパークリングオレンジワイン(めちゃくちゃおいしい)を飲んで夕方に酔いつぶれて寝ていたからである。そう、つまり、先週と全くおんなじです。反省しない。

で、今朝も起きるの難しいだろうか…と、思っていたら、また4:30に目が覚めた。今日からこどもたちも学校なので、それなりに気が張っているのかもしれない。

そわそわしているのか、むすめも息子も起きてきた。息子はパパとサッカーの朝練に行くらしい。昨日、夜遅くまで二人で学校の宿題(まっっったくやってなかったっぽい)をやってたのだけどな・・元気だな・・

くもり。低気圧はしんどいけれど、まあ走りやすい気候だ。前半ゆっくりのペースで走ったからか、めずらしく、最近にしてはほんとうにめずらしく、5キロ地点でもまだそんなにしんどくなかった。後半徐々にスピードを上げて、最後のラップタイムが一番早いという配分で走ったけれど、最後まで気持ち良く走ることができた。一ヶ月ぶりくらいなんじゃないだろうか、こんなに気持ち良く走れたのは。

学校が始まったり、私も少しずつ人との撮影の仕事が増えたり、環境は変わっていく。(元に戻っていく、というのとは少し違う気はする。違っていてほしいな、となんとなく思う。)でも私は今日もこうして走る。変わること、変わらないこと、その両方を大切にしていたいなと思う。

6/2(火)

4:45くらいに走る準備をしていたら、「もーーひーーちゃん!!!」と言いながらむすめが起きた。自動給餌器からいつもの4:30にごはんが出てこなかったことで謀反を起こしたねこが、むすめに飛び乗っていた。かわいそうに。

外に出ると少しだけ肌寒い。雨の名残りかな、と思ったのもつかの間、走るとやっぱりすぐに暑くなる。もう夏だ。

今日は5キロの日だし、昨日は気持ち良く走れたし、と、いつもより気楽に走り始めたのだが(いつもは本当に気が重いのだ)、まあまあ、しんどかった。まあでも今日は、先週の「一秒たりともタイムを遅めてはいけない」という緊迫感は持たずにのんびり走った。少しずつ遅くなっていくという悪いパターンだったわけだけれど、あまり深く考えずのんびりと走った。そういう日も必要です。

5キロのところ、少し距離を伸ばして7キロ。すれちがうランナーが、なんというか「本気」感のある人ばかりになってきた。もしくはひまな人…それは私か…

心なしか、平日の朝の5時から釣りをしている人たちの数も減ってきたきがする。ちょっとさみしい。

さあ今日から野球も練習試合が始まる。今年も楽しいシーズンになりますように。

6/3(水)

息子は3か月休みの間の宿題を終わらせることなく学校へ行ったのだが(すごい)、さすがにちょっとやっておこうという気になったらしく(おそい)、昨日の22時頃までなんのかんのとやっていて、それに付き合っていたらいつもよりベッドに入るのが少し遅かった。

加えて、新生活(こどもたちだけどね、新生活は。)の緊張感もあって疲れているのか、今朝はしゃん、っと起きられなかった。目覚ましの音で目を覚ましたのが4:50頃、なんとかベッドから出た時は5時を過ぎていた。

今日は「自分に甘く」をモットーに走ろう、と思って走り始めたら(いつも自分に甘いじゃないかという問題はさておき)、もう、これがもう、ほんとうに、信じられないくらいにしんどい。3.5キロ地点くらいで、今日は引き返してしまおうかと思うくらいにしんどい。いつもよりキロあたり10秒以上おそいタイムにもかかわらず、しんどい。なんなんだ。

そのまま、一切タイムが上がることなく、過去最も遅いのではと思われるほどのタイムで10キロを走り終えた。途中ちょっと、遅すぎて泣きそうになるレベルだった。

…いやまあ、「自分に甘く」がモットーなのだから10キロ走った自分をほめてあげる、くらいでいいわけなのだけれども、こういう時って、もうこの先一生これ以上タイムは上がらないんじゃないかみたいな気になってくるからよくないわね。

まあ、つべこべ言わず走らなきゃな。良い時も、悪い時も。

6/4(木)

久々に変な夢を見て(変な夢というかなかなかこわい夢だった)、夢の中で必死に声を出そうとあがきながら、そのまま目が覚めた。ら、まだ夜中の1:30だった。なんせ、21時前にめちゃくちゃ眠くなり、そのまま眠ってしまったのだ。それにしてもさすがに1:30に起きるのは早すぎる。

そのせいか、再度目覚めたら5時前。これは最近にしてはやや遅い。

しかしよく考えたら、今週から学校が始まり、むすめは学童も再開し、息子の塾も再開し、お弁当を作ったり、宿題を見たり、明日の準備をしたり、なんだりかんだりとしていると、結構疲れもたまっている気がする。だって、学校・学童・塾・くもん、がそれぞれの子にそれぞれ別の日にあって、それぞれ違う時間帯で、そしてそれぞれ全部検温カードに記入しなきゃいけないわけです。これは私みたいな生きていく力のない人間には本当に本当に困難な話である。「それくらい」と思うじゃないですか、いやいや「それくらい」の煩雑さで世の疲れというのは蓄積されていくのである。

ただまあ走っていて思うのは、「疲れているから休む」というのももちろん大事だけれど「疲れていてもいつもと同じくらいは走る」というのもまあ、結構大切だよな、ということです。しっかり身体を疲れさせる、そしてしっかり休む、というのが大事なんだと思う、たぶん。

さてそうはいっても昨日のランニングのあの「しんどさ」が、一つトラウマのようになっているのもまた事実だ。ほんっとにしんどかった。重い腰をなんとかあげて、今日は5キロだけにしておこう…と、走り始める。身体は重い。心なしかお腹も痛い。もう「コンディション不良」の要素は揃いまくっている。一旦登録抹消してもらおうかなもう。

たまに、もしかしてこれが歳を重ねるということなのか…?と、思う。今のところ、体力面で年齢による衰えみたいなものを感じることはほとんどないけれど(若い頃より健康になっている気すらする)、でもランニングのタイムというのはきっと、いつか必ず落ちてくる。調子の悪い波が来るたびに、もうこの先一生速く走れるようにはならないんじゃないか、と少し思う。これは年齢によるものだから仕方ないんじゃないか、と。

でもきっと、プロ野球選手だって同じような怖さを抱きながら、でもそれを跳ね除けながらバットを振るわけだ。エイオキが、ぐっちが、ああして打っている間は、私もがんばろう、と思う。いつか走れなくなる。いつか打てなくなる。でもきっと、今じゃない、そう思える間は、ずっと。

6/5(金)

5:25に家を出る。今日はこどもたちも登校日。お弁当作りまで待っている。5枚分の検温カードも書かなくてはいけない。頑張ってると思いません?思います。

とにかくしんどい昨今のランニング、今日だってもうもちろんしんどい。しかしだ、プロでもなんでもない私がやれ「調子が悪い」だのなんだのえらそうに言っていったい何になるというんだ。春の山田哲人じゃなかろうに。だんだん腹が立ってきた、自分に。

が、腹が立ったところでしんどいものはしんどい。結局のところ、「しんどい」と思うのも、思うけれども結局何とか走るのも、タイムが遅くなるのも速くなるのも何もかも全て、自分次第なのだ。もう全ての責任は自分にある。走るも走らないも前に進むも進まないも、全て。

それはまあ孤独といえばそうかもしれないけれど、私は基本的にはこういう、シンプルな責任の所在みたいなのが好きだ。自分がやったことに対しては、できるだけ自分で責任を負う形にしておきたいな、と思う。

だからランニングみたいに、進むも進まないもあなた次第、みたいなものは向いているのだと思う。

だからまあ、仕方ない、走るしかない。

タイムは全く速くならないけれど、とにかく最悪に遅かった水曜日よりはずいぶんマシな形で走り終える。お弁当用に近くのコンビニでハムも買って帰る。えらい。とてもえらい。

ようやく金曜日。長い長い一週間が終わった。とにかく今週も、毎日走った。学校がある日も、ない日も、ヤクルトが、勝つ日も負ける日も。みんなみんな、おつかれさまでした!おいしいビールを飲みましょう!

いいなと思ったら応援しよう!

虫明 麻衣(Mai Mushiake)
ありがとうございます…! いただいたサポートは、ヤクルトスワローズへのお布施になります! いつも読んでいただき、ありがとうございます!