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【9/9広島戦○】ヤクルトの空気が、好きだ。
二人の宿題が終わるのを待ってから、少し遅めに家を出た。外苑前の駅でエスカレーターを登りながら速報を見ると、ヤクルトは先制している。「タイミング的にむねちゃんのホームランなんじゃない!」と、息子が言うので詳細を開くと、なんとまあその通り、ほんとうに53号を打っていた。「打ってるわ…」と言うと、自分で言っておきながら息子まで「まじ!!!」と驚いている。
塾のヤクルトファンの先生に「この教科の偏差値は村上の偏差値目指して!」と言われた息子は、「また上がっちゃった!!!」と笑っている。「でも僕もむねちゃんには負けてられない!!」とかよくわからないことを言っている。なんの戦いなんだと笑いながら、駅を出る。
ちなみにその教科の偏差値はこないだのテストで、なんだこれはインフルエンザのときの体温か?みたいな数字であった。しかしそれですら、年間のホームラン数としては立派である。ところが村上くんはそんなものはもう、軽々と乗り越えてしまった。
バックスクリーンに映る「53」という数字を見るたび、なんだか見慣れないその図に戸惑ってしまう。そこに「あるべき」はせめて、30台の数字じゃないのか。それならまだ見たことがある。でもそこに50台の数字が表示されるというこの世界に、まだ全く、慣れない。
数字だけで全てが測れるわけじゃない。数字に表れない大切なものというのは、この世に山のようにある。でもむねちゃんは、数字でそのすごさを表した上で、さらに数字に表れないところでも、チームを鼓舞し励まし引っ張っていく。
そしてなんといっても、とても、ええ子である。
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